グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

予想以上の強風と、不思議な夕日と吹き出し。

2024年02月16日 | ツアー
一昨日、通信制大学で地理学を学び始めたという女性と、火口〜裏砂漠を歩いてきました。

特徴的な溶岩を観察し

溶岩越しの富士山を眺めたり

小枝に刺さった左巻きマイマイの殻(誰かのイタズラ?)で遊んだりしながら、

山を登り、無事火口に到着。


ここでお客様が「パーツで見ると、色々な色や模様があって面白い」とおっしゃったので、私もパーツ撮り。

確かに縞々が綺麗だし…

火口壁に映る影も、怪獣みたいで面白いですね☺️

この日の天気予報は、風速9m。
私の中では、”時々ビューッと吹きつけて大変だけど、まあ歩けるくらいかな”というイメージだったし、火口展望所では、むしろ想像より弱いぐらいの風だったのですが…
火口一周コースで一番高い「剣ヶ峰」に近づくにつれ、ものすごい風になってきました。
ロープに捕まらないと危険を感じるほどの風です!(下の写真、ロープが風でたわんでいるのが分かるでしょうか?)

持っていた風速計で測ったら、風速40m台が表示され、一瞬ですが「50m」という、私の観測史上初めての数字を表示してました!!(写真撮る余裕はなかった・・・)

少し落ち着いたところで記念写真。


噴気がほとんど見られない日だったのですが…

せっかく訪ねてくれたお客様に申し訳なく思ったのか(?)、いつもと違う場所からモクモクを奮発してくれました😀

三原山が風を防いでくれる場所を歩いて、美しいシマシマもよう(地層)のところで、2人一緒に記念撮影!

影ですけど(笑)

それから、再び風の強い場所(櫛形山の裾野あたりの稜線)へ。

ここでは、風速計が最大で36mを表示しました。(その瞬間は撮れませんでした…)

写真に撮れたのは32mという数字でしたが、これでも「猛烈な風」と呼ばれる範囲😅
でも、剣ヶ峰の風を体験した後だと、余裕で楽しめる感じでした😆

お客様は、自然地理と人文地理を学ばれているそうで、

いろんな火山観測機器も撮影されていました。

「火山島で、どうやって人が暮らしているか」に興味を持たれているようです。

スコリア(マグマの飛沫)の上の寝心地も、楽しまれていました😀


楽しく歩いた1日ツアーが終わった帰り道、ちょうど夕陽が沈むところでした!

美しい赤い色に惹かれて写真を撮ったら、なんと!

丸い火の玉が、灰色の雲に沈んでいくような、今まで見たことのない不思議な夕日!!

感動して太陽が沈むまで見届け、帰りはじめたら、今度は…

空に、マンガの”吹き出し”のような雲が浮かんでいました(この雲も初めて見ました)

吹き出しの中に「(楽しい1日を)ありがとう!」って文字を書きたいなあ〜と思いました☺️
本当に、良き1日でした(感謝)

(かな)
コメント
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