グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

友だちの変化(2022.9.21)

2022年10月21日 | 植物
年に2〜3回会いに行き、記録をつけている友だち(植物たちです💦)の変化の紹介です。

もう1カ月前になりますが、9月21日に、5ヶ月ぶりで会いに行ってきました。


今が旬のススキが風に揺れていました。


ハチジョウイタドリは花が終わって、ハート型の実がビッシリついていたし


サルトリイバラの実も、ほんのり赤く色づき始めていました。

でも、葉っぱは何者かに食べられた痕が…

この食べ方は…たぶんキョン??

シマヘクソカズラの実も、艶々できれいでした!


ニオイウツギが元気に葉を伸ばしていたけれど、種子は見つからなかったので、まだ花をつけていないのかもしれません。


春先に元気な若葉が何本か伸びていたサクユリは

どうやら1本だけ無事に花を咲かせたようで、小さな実が1つ残っていました。

今ごろ開花中か、咲き終わりの頃と思われるノコンギクは

元気な緑の葉を伸ばして成長中でした。

枯れ葉のベットから目覚めたかのようなアシタバ!

元気、元気〜😊

そして周囲にたくさん生えているハチジョウイヌツゲ。

キョンの大好物だけど、他に食べるものがたくさんある時期は、あまり食べれらないようですね。

でも冬になったら、かなり食べられてしまうかも😅

大島の森に繁茂するオオシマカンスゲも、小さいながらも生えていました。

イヌツゲやカンスゲなど、日陰でも生きていける植物たちが少しずつ成長中です。


ということで小さな変化はあるものの、「友だち」と決めた植物たちの構成メンバーは、1年前とほぼ同じだということがわかりました。

周囲ではイヌツゲがどんどん成長中なのですが、冬になると、ここの小さなイヌツゲはキョンに食べられてしまうので、なかなか大きくなれないようです。(でも生き残ってる!)


同じ時の噴火で焼け野原になっても、その後の物語は様々ですね。
また、冬〜春に、会いに行こうと思います。

ちなみに、2022年4月の観察記録はこちら
ご興味のある方はご覧ください😊

(かな)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見るとこいっぱい、伊豆大島!

2022年10月20日 | ツアー
月曜日と火曜日の2日間、大阪からお越しの女4人旅を楽しむお客様に伊豆大島をご案内しました。
到着日の1日目は、お一人は宿に直行され、
3名の方と一緒に山頂口からスタートして火口・裏砂漠を目指しました。

念願の伊豆大島の旅ということで、火口と裏砂漠を見てもらいたいと思いながらも、
天気予報が微妙で、いつ雨が降りだすかという空模様...



まだ大丈夫そうと空を見ながら、
いろいろな年代の溶岩や植物を観察しながら山頂を目指しました。
あとちょっとで山頂というところでパラパラと雨が降り出し、
三原神社の大きな岩の説明をしているところで本格的に降り始めました。

急いで展望所に避難しましたが、みんなビショビショになってしまいました💦
ちょうどお昼だったので、お昼を食べながら
これからどうするか雨雲レーダーを見ながらみなさんに考えられるオプションを話していると
霧が晴れてきました〜!

お昼も食べ終わり、雨具も着たので、西火口展望所へ早歩き!!
さっきの雨風が嘘のようになくなり、
見えたぞー!のヨロコビの写真🤗


伊豆半島まで見渡せる空に変化!


でも、また雨雲が来そうな予報と空だったので、
お鉢巡りを逆ルートに登って割れ目火口だけを眺めに登りました。
割れ目火口が見えたと思った途端、あれよあれよと雲がやって来て
割れ目火口を覆い、写真の背景は真っ白に。


雲に追いかけられながらも裏砂漠目指して、楽しく歩きます♪


やってきました、念願の「砂漠」!
日本で唯一の砂漠を見たくて伊豆大島にお越しいただいたので、
周りが見渡せる天気でよかったです!


裏砂漠から温泉ホテルのルートでは、
ゼロになった砂漠から森へと続く火山と植物が織りなす景色の移り変わりに感動されていました。

再生への一本道での見返り美人✨
なんだか、若返りそうですね〜。


1日コースのゴールです。
雨に濡れても、全然平気そうな笑顔。
全然年齢を感じさせません。


2日目は、外周をご案内しました。

「伊豆大島ってたくさん見るところがあるのねー。」
と世界遺産の勉強会?に参加されているお客様から、嬉しい一言✨✨

伊豆大島ならではの火山が作った地形の数々に感動していただけ、こちらも嬉しかったです。


「ただ、自分たちで回っただけじゃこんなに深くわからなかったから、
ガイドさん頼んでよかったわー。」と嬉しいご感想を何度もお聞かせいただき、
外周の各所を巡りました。


海より山の風景がお好きなお客様から、見に行きたいとリクエストのあった「泉津の切り通し」


火山島ならではの変化に富んだ、自然が生み出した芸術の数々を2日間であらためて実感しました。

また、途中では絶対食べたいというリクエストで、ぶらっとハウスのアイスも食べに寄りました。
風が吹く中、眺めがよい外で風に吹かれながらアイスを食べるお客様。
若いー✨✨

こちらも感動がいっぱいの2日間でした。
ご一緒くださったみなさま、どうもありがとうございました。

(ユリカ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

崔如琢(さいじょたく)美術館、崔如琢陽光(さいじょたくようこう)美術館の皆さんと。

2022年10月19日 | ツアー
2日間、静岡県伊東市富戸にある崔如琢(さいじょたく)美術館と、東京虎ノ門にある崔如琢陽光(さいじょたくようこう)美術館の社員旅行の皆さんを、バスに同乗して案内しました。

昨日は、最初に椿花ガーデンへ。

園長の山下さんの案内で、山下さんが育てた早咲き椿を鑑賞。
園内には、椿が華やかに咲いている木があるものの、まだ時期が早いので花の咲いていない木の方が多い状況。

でも、その中で山下さんは、カーネーションのような見事な赤い花や

綺麗な白花を紹介し、お客様にプレゼントしてくれました😊


広い園内のどこに、美しい花が咲いているのかを知っているのは、毎日手入れをしているからこそ。

いつ行っても、旬の花を見せてくれる山下さん、スバラシ〜💖

ところで、今回の社員旅行では「いつも目の前に見えている伊豆大島に行って、大島から大室山を見てみたい」という希望があったと、聞いていました。

で、伊豆半島の見える「赤禿」で、バスを下車。

昨日は霧雨&北風で、雲も低かったのですが、なんとかギリギリ大室山が見えました。

午後からは、三原山の1986年溶岩まで往復。

最初は霧で何も見えなかったけれど、歩いているうちに霧が晴れ、景色がくっきり見渡せました!(バンザ〜イ!)

2日目の今日は、地層大切断面を鑑賞し


波浮港で散策&ティータイム。
旧甚の丸邸(昔の網元さんの家)に案内したかったのですが、時間がなかったので、写真で青色の絵が描かれた陶器のトイレを紹介、

美術館の方(会長さん)に「良く描かれていますね」と言ってもらいました。

よく見たら、確かに細かく描かれていて、改めて感心しました😊

昼食後、再度大室山の姿を見るために海岸へ。

天気は悪いものの、昨日よりずっと視界がクリアで、対岸の伊豆半島がくっきり見え

みなさん双眼鏡を使って自分たちの美術館を探していました。

大島から見て大室山の右下に、館はあるそうです。

皆さんメチャクチャ楽しそうで、大盛り上がりでした😊
確かに、自分の職場が海の向こうに見えたら、とても嬉しいですよね〜!!

で、大室山を背景に記念写真❣️

「崔如琢(さいじょたく)美術館」のレストランからは、目の前に美しい伊豆大島の姿が見えるそうです。 
いつかぜひ、天気の良い日に訪ねてみたいです😊

2日間ご一緒いただいた皆様、ありがとうございました!!

(かな)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハチの団子にビックリ!

2022年10月18日 | ツアー
一昨日は、京都からいらしたお客様たちと、三原山に登ってきました。

ブラタモリを見返し、予習してきたとのことで、まずは撮影地巡り(笑)

ゴツゴツの溶岩の上に登り、「おおお〜!」と、素敵なリアクション。

(嬉しいですね〜😊)

足元に、なかなかゴージャスに咲き誇るセンブリの花を見つけました。

これだけいっぱい咲いていると素敵ですが…

私は、マグマのしぶきでできた小石の中で、健気に咲いているセンブリの方に、より💖がトキメキます😊

前日までの雨のせいか、噴気の量が増え、火口の中からも白い湯気が上がっていました。

「あ〜! いっぱい出てきた〜!!」

と、しばらく火口西展望所から「モクモクの動き」を楽しみました😊

雨は降らなかったけれど、空には雲が多かったので、帰り道が渋〜い風景になりました。

溶岩大地と雲に挟まれて海に続く道って、カッコ良くないですか〜?

下山前に、光る海を見ながらティータイム。

神々しい美しさに見惚れました。

表砂漠では久しぶりに、「イタドリの根で割られた岩」に立ち寄りました。

根の多くがちぎれて短くなっていましたが、そこから小さな若葉が伸びていて…

可愛かったので、お客様に紹介しました😊

帰りもみんなで「!」や「?」を見つけるたびに、ゆっくり観察しながら歩きました。

なぜか溶岩の隙間に入って、お亡くなりになっていたトカゲ(カナヘビ)

こんなふうに、仰向けになった綺麗な状態で亡くなっているトカゲを見たのは初めてです。
左胸に穴が開いていましたが、いったい何に襲われたのでしょう??(まさかアリ???)

やっと見つけたテンナンショウの実。

ほとんどの実は溶けるように無くなり、数10株ある中で赤く色づいた実を見られたのは、この1株だけでした。(これも不思議)

お客様に言われて、あらためて気づいた「避難壕の上に木が生えている」の図。

「こんなに、背の高い木が多かったっけ??」と、疑問に思いました。←ふだん意識して見ていないので思い出せない😅

お客様が見つけてくれたミツバアケビの実。

普通木の上まで這い上がって実をつけるので、なかなか目の前で見られないんですが、良い感じ熟した実が、目線の高さで見られました。

そしてこの日、一番驚いた光景がこれです!

アザミの花を埋め尽くすキンケハラナガツチバチの群れ!
隣の花も

その隣の花も

そのまた隣の花もハチが団子になっていました!!

数mの範囲で、これほどたくさんのハチが花に集まっているのは初めて見た気がします。
もしや、舗装された遊歩道の脇のアザミが、草刈りで全部無くなってしまったから、残った花に集中しているのでしょうか?
う〜む・・・

ということで一昨日も、ツアーをリクエストしてくださったお客様のおかげで、歩かないと出会えない「?」にたくさん出会いました。

一緒に「?」を楽しんでくれたお客様に感謝です😊

(かな)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大島食堂

2022年10月17日 | その他

大島食堂は開催まであと少しです。

 

私は釣りゲームをするのでその景品を作るのにはげんでいます。

 

折り紙の薬玉を作ってビニール袋に入れて

 

子ども用には折紙のクワガタを作りました

 袋に入っていてね

 

薬玉も袋に入れて いくつあるんだろう 1・2・3取りあえず50以上は有るからOK

薬玉は友達に助けてもらいました。部屋の中は袋でいっぱい

どの様になるか分かりませんが薬玉釣りに来てみませんか?電話にて社協に参加申し込みを!カレーライスも食べに来てください(他のゲームもありますよ)(しま)

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の雨の日ならでは

2022年10月16日 | ツアー
昨日は、都内に住むご夫婦と、裏砂漠ツアーに行ってきました。

「昼ごろまで小雨、午後から曇り」の天気予報と雨雲レーダーを見て、最小限の雨装備(お客様は傘と雨がっぱ)で、出かけたのですが…

森には、予想より大きな水たまりができていました。

雨は時々止むものの、けっこうしっかり降り続き、アザミに来ているのは、猛スピードで翅を動かしてホバリングしながら蜜を吸う蛾(ホシホウジャク)だけで、蝶は一切姿を見せず

「蝶は濡れるのが嫌なのかな?」と、言いあいながら歩きました。

お客様が、雨で元気いっぱいのコケと枯れ葉で、素敵な写真を撮影されていたので、私も同じ位置から写真を撮ろうとしたら

お客様が更にもう1枚、枯れ葉を追加してくれました💖

裏砂漠も雨でしたが、めげずにお茶を飲み😊

晴れた時には味わえない、黒と白だけの不思議な風景の中でシャボン玉!

奥様は、一人で遠くを歩いて動画をとり

旦那様は、パラボラアンテナみたいになった傘を片手に、火山弾を持ち上げてポーズをとってくれました!

雨にも負けない笑顔が素晴らし〜😊

奥様は、「ここまで濡れたら傘をさしても、ささなくても同じ」と言って、サッソウと歩いていきます。


帰り道は、時々霧が薄くなり、遠くの景色が見渡せました。


草木が生えているエリアは、風は弱く、小雨が続いて水分たっぷりだったので、綺麗な水滴があちらこちらに!

「あそこもキレイ!」と、撮りまくり(笑)

「連なった水滴の橋の上に乗っている人」という写真も撮れました(笑)


雨で遠出をしなかった分、森の中を歩きました。

森では、青緑色のキノコ(ロクショウグサレキン)が、雨のせいか、ますます数を増やしていました!

「笛みたい」byお客様😊
ダンゴムシ付きで、キノコの数がゴージャスなのもありました〜😊


足元にはオオバエゴノキの実と種子(たぶん)が、いっぱい落ちていました。


森を抜けたらクサギの実に、再び水滴!

お客様と一緒に「秋の雨の日ならでは」の景色を、いっぱい見つけて遊びました。

雨でも楽しい一日でした(感謝)

(かな)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オジロワシ

2022年10月15日 | 
先週北海道に行って出会えました。
まったく予期していなかったのでとびきり嬉しかったです。
場所は新ひだか町の静内川河口付近です。

遠くに「ん?尾羽根の無いトビがいるなぁ・・・でもなんか違う!」と違和感を感じて双眼鏡で見るとオジロワシでした。
慌ててカメラを準備して撮りまくりです。



めちゃめちゃたくさん撮ったうちの2カット。

このあともっと近くに行こうと車を走らせました。



するとこんな真上に!
わぁー。こんな近くで生野生(なまやせい 笑)オジロワシ!
20年以上前に波浮港で観ましたけど遠かったからなぁ。

ハシブトガラスと比べるとこの通り。

カラスが小鳥に見えます。

再び真上を通過。

換羽の様子から年齢がわかるかと調べてみましたが大型猛禽類の換羽は複雑でわかりませんでした。

森の向こうへ行っても・・・


ハシブトガラスの嫌がらせは続いていました。


でも少しも動じず悠々と飛ぶ姿は本当にカッコよかったです。

ぜひまた会いたいです!

んで、オマケ画像。
このときまだツバメがいました。

南の国へ急げ~。

がんま
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雲が綺麗!

2022年10月14日 | ツアー
一昨日、秋晴れの火口〜裏砂漠を、2名のお客様と歩いてきました。

こんな感じの、雲がかっこいい青空でした!

「溶岩に埋もれて写真を撮りたい」と、楽しそうなお客様。

😊

5cmぐらい(?)のトカゲ(カナヘビ)の子どもや

翅がボロボロでうまく飛べないルリタテハ。

本格的な開花が始まった「センブリの花」などを観察しながら、山を登りました。


「なぜだか、ずっと飾り花が開いたままのガクアジサイ」に挨拶。

真ん中に集まっている本物の花は、もうとっくに実になっています。
普通、本物の花が咲き終わると飾り花は枯れてしまうのに…。なんでこんなに長持ちしているのでしょう??

この日は、火口の向こうに見える富士山も綺麗でした。


お客様は火口一周コースの溶岩の中に「馬がいる!」と、今まで誰も気がつかなかったカタチを発見!

「右を向いた馬の横顔と、その向こうから母に甘えている子馬(?)らしき生き物の顔が見える」とのこと。

しばらく眺めて、私もナントカ見ることができたのですが、皆さんはいかがでしょうか?

そして山を降りてきたら、ススキが見頃を迎えていました。

キラキラシーズンの始まりです!!

☺️

裏砂漠の青空の雲もカッコいい〜💖

この日は、最初から最後まで、いろいろな形の雲が空に浮かんでいて、みんなで見惚れっぱなしでした。

ツアー終盤、森に向かう道の真ん中で、ショウリョウバッタが産卵管を地面に差して卵を生んでいました!

しかも2個体!(上と下の写真は違う個体です)

「卵が踏まれて潰れてしまうのでは?」とお客様が心配されていましたが、私もそう思います💦

バッタの卵の運命やいかに??

ということで、お客様と一緒に色々発見して、楽しい1日を過ごしました(感謝)

おまけ
日没後の空です。

雲のおかげで真っ赤に焼けました〜💖

(かな)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テキサスコース

2022年10月13日 | 今日の大島
先日、島の東側から裏砂漠へと続くテキサスコースを歩いて来ました!

大島公園の第二駐車場から出発もできますが、
もう少し車で進んで都道沿いの入り口の脇に車を停めました。
(つまり、歩く距離は少し短くなります!)


この後、ここに車を止めたことが吉となるのでした。
(最後に理由を書きます〜。)


入り口は木の階段で急な坂でも登りやすくなっています。


最初にすぐ目に入ったのは、木の幹に刻まれた傷跡...
この傷跡、どうやらタイワンリスが歯を削っているためにできた跡なのだそうですが、
いつもより随分、太くくっきり見えました。


木の階段がなくなったあたりでは、雨の影響でかだいぶ道が崩れていました。


登りはなんとか大丈夫なのですが、下りは危ないところが何箇所かありました。
この後、予期せぬことが起こりましたが、最後に書きます〜。


江戸時代に流れた溶岩の上の森で、地面もふかふか土っぽい。
ふかふかなので、雨が流れた跡もくっきりですね。


蛇の皮膚に似ているジャゴケも発見!
高い木々たちが茂り、道は日陰で土に湿り気があるんですね。


ところどころに火山っぽいものが見えるようになってきました。




シロダモに見た目は美味しそうな赤い実が!
森の中にこの赤は目立ちますね。鳥さん来ないかなー。


上り坂が終わった頃、あたりが開けてきました!


木々の高さが低くなるのと比例して、地面の様子も土から砂利風に。


ここまで来て、誰にもすれ違いません。
キョンらしき動物がサーと逃げた音はしましたが...
風も強い日だったせいか、
唯一、出会った(存在に気づいた)のがイガアザミの蜜を吸うイチモンジセセリ。


木々は低くなり、ススキが目立ちます。


見えてきました!
三原山!
東側から見ると櫛形山と並んでるように見えるんですねー。


振り返ると海が!


大きい溶岩も見えます。


金色のススキが風で揺らぐカルデラ内の秋の風物詩!


ジオロックカーデンの先の方でしょうか?!


なんだか雄叫びをあげているようにみえます。
「オォー!」
どんな形に見えてくるかは、自分の心も反映しているのでは...?!!


カルデラの淵の向こうに富士山がひょっこり見えます!


裏砂漠の入り口まで来ました。


足元はサックサックです。


風は強い日でしたが、澄み渡り、東の方には房総半島と三浦半島も見えました!


今回わたしが歩いた距離は約3.3km。
ゆっくり歩いて1時間15分くらいでした。

実は、これで終わりではないんです。
人に一回もすれ違わないと思っていたら、ススキ野原の草かげで休憩しているご夫妻がいたので
ビックリしたんです。

裏砂漠の入り口まで行って折り返し、帰り道を歩いていたところ、
そのご夫妻に再び、森の中の坂道で会いました。

しかし、その坂道は、先ほどもご紹介したように雨で道が崩れてしまって
下るのには70代のお二人には、だいぶ危なそうで、何度も転んでいました😖

話を伺うと、温泉ホテルにお泊まりで朝、温泉ホテルコースから出発して、
火口を目指したが、裏砂漠の坂道で断念して、
折り返してテキサスコースで大島公園を目指しているとのこと。

でもテキサスコースがこんなに大変な道だとは思わなかった、
道に迷ったのかと思って心配だったとのことで
だいぶ大変そうでした。

見るに見かねて、リュックをお持ちし
(昨日の雨でずぶ濡れになった洋服が入っているそうで意外に重かったです)
出口の都道までご一緒しました。

これから大島公園まで歩かせるわけにはいかないと思い、
都道沿いに駐めてあった車で(ここから出発してよかった〜!)
大島公園までお送りしましたが、大島公園も行ったことがあり、
特に行きたいわけでもなく足も疲れているとのことだったので、
出航まで3時間もありましたが岡田港までお連れしました。

「地獄に仏とはこのことだわー。」
と感謝されましたが、軽装ですごい距離を歩こうとされているお二人に驚嘆でした。

こんな出会いもあるのですね。
なにはともあれ、お二人が怪我なく無事でなによりでした😣

いろいろあるのが山ですね!

ということで、違う角度から三原山を楽しめるテキサスコースのご案内でした😊

(ユリカ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第二期ジオオンラインツアー始まります!

2022年10月12日 | 植物
日本各地のジオガイドが、地域の魅力を、様々な切り口で語る月1回のオンラインツアー。
いよいよ第二シーズンに突入です!

シーズン最初となる10月16日は、全ツアーの予告編と、
人気イラストレーター鈴木みきさんのトークイベントを予定!

みきさんには、ジオに触れる旅の楽しさを語っていただきます!
私もチョッピリ(?)語ります。

第二シーズンにどんなツアーが予定されているのか知りたい方、山ガールブームの火付け役・鈴木みきさんの楽しいトークを聞きたい方、ぜひお申し込みください!

10月16日20時開催(1時間〜1時間半)、参加費はなんと無料です。
お申し込みは、こちら。(満席となっていますが、席数増やしたそうなのでまだ大丈夫だと思います…。でも、お早めに!)

鈴木みきさんとは11年前にフリーペーパーの伊豆大島取材で出会い、何度も一緒に火山を歩きました。
トークイベントの準備で、昔のブログを読み返していたら、懐かしい記事がでてきました。
面白いので紹介します!(こちらです)

「楽しそうだな」と思われた方は、ぜひご参加ください❣️

(かな)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする