閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

カタクリ (2)

2010-03-29 | 草花
カタクリはユリ科の山野草で、早春に春を告げる可憐な花として「スプリング・エフェメラル」の一つに挙げられている。花期は短く、花が終わると葉も枯れて鱗茎だけが残り、翌春までの長い月日を地中で過ごす。スプリング・エフェメラルと言われる由縁なのだろう。種子は蟻によって運ばれて増えていくそうだが、種から花が咲くまで生長するは10年近く掛かるという。昔はこの鱗茎が片栗粉の原料となったが、その後も山林の開発や盗掘などで減少してしまったので、今では各地でカタクリの保存活動が行われているようだ。春の僅かな期間しか見られないので、余計に綺麗に見える。











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