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閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

ルリビタキ

2011-02-13 | 野鳥
ルリビタキ(瑠璃鶲)の雌だと思うが、尾羽の青色が濃いので、もしかしたら雄の幼鳥かもしれない。雄は先月28日に載せたように、羽根の青色がよく目立つのに対して、雌は全体に褐色で、尻尾の一部だけ青色をしていて地味だ。公園を歩いていたら、初めはやや離れて様子を覗っているようだったが、立ち止まってカメラを構えたら向こうから近寄ってきて、尻尾を小刻みに振りながらポーズを取ってくれた。手を差し出せば指に留まるのではないかと思うほどの距離まで近付いてきたが、こんな仕草をする小鳥は何とも愛嬌があって可愛い。餌が貰えると思って近寄ってきたのに何もくれないと判ったのか、5分くらい付き合ってくれて林の中に去っていった。














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コゲラとシジュウカラ

2011-02-12 | 野鳥
シジュウカラ(四十雀)は2月1日にも載せたが、このシジュウカラはコゲラやメジロと混群になって同じ公園の同じ場所にいたので、あの時に会ったのと同じ仲間かもしれない。よく見れば、胸の黒いネクタイ模様があの時とはちょっと違うようにも見えるから、たぶん同じ個体ではないようだ。













コゲラ(小啄木鳥)は漢字名のとおり小型のキツツキの一種だ。「コツコツ」と木に穴を空ける音がよく聞こえてくるので、この公園には何羽もいるのだろうが、この時はシジュウカラやメジロと一緒に遊んでいる1羽しか見掛けなかった。

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カケス

2011-02-11 | 野鳥
公園へ散歩に行ったら、偶然にもカケス(懸巣、橿鳥)が道端の茂みにいてガサゴソやっていた。ツグミかシロハラくらいだろうと思って通り過ぎようとしたら、あまり見掛けないカケスだったのでこちらが驚いてしまった。咄嗟のことで何枚も撮れなかったし、茂みの中だったので枝が邪魔をして綺麗に撮れた画像ではないが、証拠写真として姿だけは何とか捉えられた。腹が減っていたであろうこのカケスは、まさかここで人間で出くわすとは思っていなかったようで、互いに気付いてから十数秒後くらいだったと思うが、急に「ギャー」という派手な大きな鳴き声をして慌てて飛び去って行った。林の中の少し離れた木に留まって、暫くの間、特徴のある大きな声で鳴いていたので、向こうもよほどびっくりしたのであろう。








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ベニマシコ

2011-02-10 | 野鳥
ベニマシコ(紅猿子)は去年の2月18日にも載せたので、今年はどうしているのかと見に行ったら、同じ場所に今年も数羽が来て、周囲の様子を覗いながら好物のセイタカアワダチソウの実を食べていた。雌は雄に比べて地味な褐色をしているが、雄は漢字で書く名前のとおり、派手な赤い羽装をしている綺麗な野鳥だ。暫く観察していたが、食べるのに一生懸命で、僅か数メートルの距離でも逃げなかった。











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シロハラ

2011-02-09 | 野鳥
道端の茂みの中でガサガサと音がしたので振り返ったら、シロハラが落ち葉を掻き分けていた。シロハラは先月末にも載せたが、ツグミの仲間の地味な灰褐色をした冬の渡り鳥だ。腹の部分が白っぽいので、漢字では文字どおり「白腹」と書くそうだ。警戒心があまりないのか、直ぐ傍で見ていても、餌を探すのに一生懸命のようだった。











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ヒレンジャク (2)

2011-02-08 | 野鳥
ヒレンジャクは、ヤドリギの実を食べている時以外は殆ど枝に留まってあまり動かないが、時折、水を飲みに降りてくる様子が格好の被写体になるので、ほんの一瞬の出来事に一斉にシャッター音が響く。
















広場にあるエノキの大木の下に昔風の手押しの井戸があり、そこにつくばい(蹲踞)のような石の水鉢が置いてあるので、ヒレンジャクはその水を飲みに20~30分おきくらいに枝から降りてくるのだが、居合わせた地元の写真家が、写真に趣が出るのではないかと、水鉢を濡らして演出してくれたのがこの画像である。確かに小鳥の水飲み場の雰囲気があるかもしれない。“演出”が加えられたのでは、あるがままの自然が失われるとも思うが、まぁ、それも良しとする場合もあるのだろう。


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ヒレンジャク (1)

2011-02-07 | 野鳥
ヒレンジャクという珍しい野鳥が来ているというので、岐阜県美濃加茂市にある道の駅「太田宿・中山道会館」まで見に行った。北東アジアに棲むスズメ目レンジャク科の渡り鳥で、寒い時期は北から南に移動してくる冬鳥だという。尻尾の先が赤いのがヒレンジャク(緋連雀)で、黄色いのがキレンジャク(黄連雀)だそうだ。この日はヒレンジャクが1羽だけしか来ていなかったが、地元の人によれば、時にはヒレンジャクとキレンジャクが混群になって十数羽やってくるという。ヤドリギの実が好物だそうで、駐車場脇のエノキの枝に付いているヤドリギで盛んに実を採っていた。







ヒレンジャクの近くにシメが1羽きていた。ヒレンジャクは目付きが鋭く見えて厳つい顔をしているが、シメの方がまだ少しは優しい顔つきをしている。




ヒレンジャクを観察している人間に興味を持ったのか、ジョウビタキも「俺も写せよ!」と言わんばかりに近くに寄ってきた。


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マンサクの蕾

2011-02-06 | 樹木・花木
寒さが峠を越えて少し暖かくなったとはいえ、まだ花が咲いていないので、散歩の途中で見掛けたマンサク(満作、金縷梅)の咲きかけの蕾を撮ってきた。マンサクの語源はよく分からないが、早春に咲くので“まず咲く”という言葉が訛ったものといわれているようだ。細いリボンのような花が咲くにはもう少し掛かりそうだ。








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アオモジの蕾

2011-02-05 | 樹木・花木
梅園にウメを見に行ったら、近くにあったアオモジの花芽がかなり黄色みを帯びて膨らんできていた。開花にはもう少し時間が掛かりそうだが、鈴なりになったような蕾が面白い姿でぶら下がっている。散り残った去年の枯れ葉との対比が印象的だ。桜が咲く頃になるとアオモジも満開になるはずだ。











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ウメの開花 (2)

2011-02-04 | 樹木・花木
ウメはまだ少ししか咲いていないとはいえ、立春を迎えて少しづつ春の気配がするようになってきた。暦に合わせたかのように、一昨日あたりから日中の最高気温も2桁になって、日差しも少しだけ春が感じられる。もう少し気温が上がってくれば、ウメは一斉に咲き始まるだろう。





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ウメの開花 (1)

2011-02-03 | 樹木・花木
各地で梅祭りの催しが始まるようだが、今年は寒い日が続いているせいで、東海地方では梅の開花がやや遅いように思う。もうそろそろ少しは咲いているだろうと近くの梅園まで行ってみたが、早咲きの紅梅が少し咲き始まっていただけで、蕾はどれもまだ堅いようだった。白梅に至ってはまだ数輪だけしか開いていなかった。











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公園の小鳥 (6)

2011-02-02 | 野鳥
道路脇に立っている木に、まるで実が生っているかの如くたくさんのスズメが集まって賑やかだった。木には餌になるような実が付いている訳でもないし、塒にするにはあまりにも無防備な場所だから、彼らにとっては格好の遊び場なのだろう。遊ぶ時は全く敵対しないのか、スズメに混じってムクドリが何羽か一緒になって遊んでいた。







別の公園にいたスズメだが、人にかなり懐いているようで、餌でも貰える思ったのか、2~3mの距離でも逃げなかった。あまり近すぎて撮りにくいほどの距離だ。最近ではスズメの数が急激に減っているらしい。軒下の隙間に巣を作れるような適当な住宅が減っているし、減反や田畑の宅地化で彼らの求める餌も少なくなってきているのかもしれない。ありふれたスズメも、このままではいずれ絶滅危惧種になってしまうのかもしれない。





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公園の小鳥 (5)

2011-02-01 | 野鳥
公園で見掛けたお馴染みのメジロだが、熟れた残りの柿を目当てに何羽か集まっていた。餌が少ない時期だから、残り物でも奪い合いになるほどのご馳走なのだろう。暫く経った後で見に来たら、もうすっかりなくなっていた。







シジュウカラは人間を見てもあまり恐れず、時には適当な距離を保ちながらこちらの様子を興味深く覗っていることがあり、けっこう人懐っこい可愛らしい小鳥だ。胸元のネクタイをしたような黒い帯状模様の幅が広いか狭いかで雌雄の区別ができるらしいが、素人には簡単ではない。





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