伊勢神社をお参りして、ここまできたら二見興玉神社の「夫婦岩」を見ようとあいなりました。
現地まで行って聞くと、「古来、伊勢神宮に参拝する者は、その前に二見浦で禊を行うのが慣わしであった。それに代わるものとして、二見興玉神社で無垢塩祓いを受ける。これに使う幣は、二見の海で採れる海草でできている。神宮式年遷宮のお木曳行事やお白石持ち行事への参加者は浜参宮を行う。」と。
あちゃ~。
体を先に清めないといけないのに、後から清めに来てしまいました。
急遽「お伊勢参り」となったため何も調べず出発したため、大失敗です。
帰ってからインターネットで検索すると、「古来より、人々は当二見浦に詣で、夫婦岩の間から差し昇る「日の大神」と、夫婦岩の沖合700mの海中に鎮まる猿田彦大神縁りの霊石と伝えられる「興玉神石(おきたましんせき)」 を拝してまいりました。この伊勢の海清き渚より富士の山影を望み、その背から輝き昇る朝日、取り分け夏至の朝日を拝する神厳さは筆舌に尽し難い感動を覚えます。世界を照らし治め、日の大神と称えられる天照大神様の御神威を拝み、また猿田彦大神様の御神力のお陰を戴き、神人一体の極致を体感されますことをお祈り申し上げます。
御 神 徳
猿田彦大神は、天孫瓊瓊杵尊(てんそんににぎのみこと)が天照大神より三種の神器を授かり天降られるとき、天(あめ)の八衢(やちまた)にお迎えして途中の邪悪を祓いながら道案内を申し上げ、また垂仁天皇の御代、倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神の御鎮座の地を求められたときも御神徳を示され五十鈴川の川上に導かれました。この為に古来より善導の神として開運招福、家内安全、交通安全の守護神として信仰され、魂を導き甦(よみがえ)らせる御神威により甦りの神と称され、別名興玉の神とも称えられております。また古来より、土地を領する地主神と云われ、土地の邪悪を祓い清め災厄を除く福寿の神として信仰されております 」とありました。
しかも「宇迦御魂大神」は、「稲の霊の神と云われ、食糧を司る神、後に衣食住産業の守護神」として仰がれていました。
「稲の霊の神様」?、「食糧を司る神様」?、「衣食住産業の守護神様」?、なんと今回は、私には大変意味のある神聖な旅だったようです。
「夫婦岩」の他に「竜宮社」、「天の岩屋」、「二見蛙」など見所があります。
今度行かれる方がおられましたら、事前に調べて行かれるともっと意味深い感激があると思います。
義父のとんだ電話から始まった楽長との旅は、昔のお百姓さんが、一生のうち一度はお参りすると言われた「お伊勢参り」で色々な収穫がありました。
もう少し日本の歴史を勉強しなくてはと思ったところです。
でも勉強苦手なんですが・・・。