山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

せみ

2009年08月08日 | 自然
梅雨が明けたら、とたんに夏真っ盛りです。

気の木陰に行けば、「シャシャシャ…」や「センセンセン…」なんとも表現がしにくい声がします。

「クマゼミ」です。

何処を見ても、聞いても「クマゼミ」ばかりです。

私たちが子供の頃は「アブラゼミ」ばかりだったのに。

どうしてこうなったのでしょうか?

温暖化により、南の暖かい地方にいた「クマゼミ」が、北上して来たのか?

野鳥たちに食べられてしまったのか?

何本か気を覗いて探してみると、いました、いました。

何年ぶりに見たでしょうか。

懐かしい姿です。

子供時代には、「クマゼミ」が捕まえたくて追いかけていましたが、今は反対で一生懸命に「アブラゼミ」を探しています。

7~8年もの間、土の中で育ち成虫になる事に専念し、地上に出てきたら僅か1~2週間で一生を終えてしまいます。

それでも懸命に生きています。

人間の勝手で住みにくい世界になっても、何一つ文句を言わず生きています。

環境の良い地球を、次の世代に残してやりたいものです。