山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

火、ファイヤー、 fire

2019年05月10日 | こども
五月こどもの日、山で火を扱うイベントに参加してきました。

日常ではほとんどない経験です。

家庭では、スイッチ一つでご飯が炊け、煮物や焼き物もできます。

もし、電気がないときはどうする?

着火マン、マッチ?

もっと昔は?

火打石?

木と木をこすって火を起こす?

色々でてきますね。

ということで、それぞれやってみましょう。

虫眼鏡は、学校でもしましたね。

写真など黒い色のところにレンズで焦点を集めると陽が付きますね。

ちょっと分かりにくいですが、煙が出てきましたよ。



次は、最新式。

水に濡れてもちょっと拭けばOK.

ファイヤースターター。

現代版の火打石。

原理はマグネシウムの塊できた金属棒を、ストライカーと呼ばれる専用のナイフみたいな金属片で削るようにしてマグネシウムを粉末状にすることで火花をだす。

燃えやすいもの近くで、ストライカーやナイフの背面でマグネシウムの金属棒をこするようにすると火花が起きるので近くで火が付くまで何度もスライドさせます。

ティッシュペーパー、麻紐や渇いた杉の葉などを使うと着火しやすい。

次は、柔らかい木を下にして、堅い木でこする舞きり式と言うやり方。



紐をクルクルと巻いて火をつけるのですが、これが中々難しい、つかない。

何度棒を回しても、焦げた匂いはするものの、つかない!

下の柔らかいいたと堅い棒をこすることにより、火玉が出来ます。

火玉って?

柔らかい木がこすれ、丸いたまげ出来ます。

摩擦でおり火が。

これに麻ひもを糸状にしたものに移し火を発火させます。

こればかりはなかなかできず、アウトドア大好きおじさん=火おこしの専門家にお願いしました。

こどもだけでなく、大人たちも火が付いた時は歓喜の雄たけびをあげてしまいました。

七厘に炭を入れ火をつけました。

これも、団扇を使わず火をつける?

七厘の中に新聞紙を丸めた紙の薪を井形に組みます。

井形の中央に穴が開くように炭を置きます。

最後に火をつけた新聞紙を井形の中央部に落とし込むだけです。

これもいつの間にか炭に火が付き拍手喝采。

松葉にそれぞれの火種を使って薪に火を打つし、ご飯を炊いたり、焼き肉を焼いたり美味しく頂きました。



やはり電気でなく自然の火を使うと味が違いますね。

それにしても、火を手に入れた人間は凄いですね。

でも、扱い方を間違えるとすべてを灰にしてしまいます。

便利さと危険、怖さを再認識した一日になりました。