港を出港してからも穏やかな海。
風もなく、波もなく10ノットくらいのスピードで進みます。
どのくらいは知ったのでしょうか?
船長が「ここです。散骨の準備をしてください。」と。
式次第
一、開式の儀
二、レクイエム(安らかに眠れるように神に祈るために知人が曲をつくってくれたもの)
三、遺族挨拶
四、送りの言葉
五、献酒
六、献水
七、献花
八、散骨
九、黙祷
十、閉式の儀
開式の儀から粛々と送りの言葉まで進みました。
献酒、献水は私がしたので写真はなし。
次は献花。
花束ををそのまま流せない。
花の部分のつまみ、さらに花弁のみに。
いよいよ散骨です。
溶ける紙に入れた遺骨、海に投入して数秒。
左の白い部分が父、その右後ろが母。
仲良く大海原へ。
あっという間に消えていきました。
今日まで有難う。
孫たちがおってくれた紙の船に折り鶴。
父と母のおともに。
最後は、船長が流した周辺を大きく三回周回。
その時の写真がこれ。
波が太陽の光に反射。
まるで蛍の光のよう。
これって、もしかしたら日本に帰ってこれなかった戦友たち?
魂は、無事に帰国。
父と一緒に話をしながら天国へ。
おつかれさま。
仲良くね。