今月号の『Journalism』誌の特集は、「右派運動ってなんだろう?」である。その内容については他日を期すことにして、熊谷徹氏の文を紹介する。
シリア難民などを、ドイツのメルケル首相は受け入れるという発表をした後、ケルンなどドイツの各地で大晦日の夜の街頭で、市民が財布や携帯電話を奪われたり、女性たちが胸や下半身を触られたりという事件が起きた。その犯行は、ドイツに流入した難民らであったようだ。これを契機に、難民受け入れに対する警戒や反対の動きが強まった。
熊谷氏の文に、ドイツの公共放送局で10年間アルジェリアの特派員をしていたザミュエル・シルウベック氏が述べたものが紹介されていた。
北アフリカやアラブ諸国では、公共交通機関の中などで、男性が女性の身体を触るなどの性犯罪は、日常茶飯事だ。ケルンで起きたのは、アラブ世界で毎日起きていることが、場所を変えて起きたに過ぎない。
アラブ世界では、多くの女性たちが男性からの蔑視によって、苦しんでいる。その背景には、イスラム原理主義がある。ドイツのリベラル勢力の間では、アラブ世界での女性差別の実態がほとんど知られていない。今回の事件をきっかけに、イスラム教に関する真剣な議論を始めるべきだ。
アラブ世界での女性蔑視は、アフガンで、女性が教育を受けることを阻害する動きがあったことなどにより、ボクも少しは認識しているが、こういう実態があることは知らなかった。
イスラムにおける女性差別の問題は、イスラム世界でも考えるべきであるし、そういうことが「日常茶飯事」ではない国・地域では何らかの対策を考えなければならないだろう。
この女性差別は、しかしもちろん日本にもある。
こういう記事を読んだ。
http://www.huffingtonpost.jp/masami-ohinata/women-should-know-einstein_b_9882006.html?utm_hp_ref=japan
作詞家秋元康にも、女性蔑視の思想があるようだ。しかし、現代の若い女性は、あんがい簡単にそれを批判し乗り越えている。
シリア難民などを、ドイツのメルケル首相は受け入れるという発表をした後、ケルンなどドイツの各地で大晦日の夜の街頭で、市民が財布や携帯電話を奪われたり、女性たちが胸や下半身を触られたりという事件が起きた。その犯行は、ドイツに流入した難民らであったようだ。これを契機に、難民受け入れに対する警戒や反対の動きが強まった。
熊谷氏の文に、ドイツの公共放送局で10年間アルジェリアの特派員をしていたザミュエル・シルウベック氏が述べたものが紹介されていた。
北アフリカやアラブ諸国では、公共交通機関の中などで、男性が女性の身体を触るなどの性犯罪は、日常茶飯事だ。ケルンで起きたのは、アラブ世界で毎日起きていることが、場所を変えて起きたに過ぎない。
アラブ世界では、多くの女性たちが男性からの蔑視によって、苦しんでいる。その背景には、イスラム原理主義がある。ドイツのリベラル勢力の間では、アラブ世界での女性差別の実態がほとんど知られていない。今回の事件をきっかけに、イスラム教に関する真剣な議論を始めるべきだ。
アラブ世界での女性蔑視は、アフガンで、女性が教育を受けることを阻害する動きがあったことなどにより、ボクも少しは認識しているが、こういう実態があることは知らなかった。
イスラムにおける女性差別の問題は、イスラム世界でも考えるべきであるし、そういうことが「日常茶飯事」ではない国・地域では何らかの対策を考えなければならないだろう。
この女性差別は、しかしもちろん日本にもある。
こういう記事を読んだ。
http://www.huffingtonpost.jp/masami-ohinata/women-should-know-einstein_b_9882006.html?utm_hp_ref=japan
作詞家秋元康にも、女性蔑視の思想があるようだ。しかし、現代の若い女性は、あんがい簡単にそれを批判し乗り越えている。