浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

【本】本郷和人『軍事の日本史』(朝日新書)

2018-12-18 20:13:08 | 
 昨日書店に行ったら、この本があったので買ってきた。奥付には12月30日発売とあるが、もうあった。

 啓蒙的な歴史書であり、研究書ではない。研究論文に参考文献として載せるようなものではない。

 すらすらと読める。

 日本政府が軍事費を大幅に増額するというニュースが流れている。

 軍事力は、当然戦争を前提とするが、本書には、戦争に必要な「要諦」が掲げられている。別に新しいものではないが、それは以下のようなものだ。

 戦術、戦略、兵站、兵力、装備、大義名分  (26~8)

 日本の軍事政策には、戦術や戦略がまったく欠けている。要するにアメリカに全面的に依存し、アメリカの軍需品をとにかく購入し続けること、それしかない。

 また「戦争が起きるのは、政治と外交という両輪が機能しなくなったとき」(40)と記されているが、これも目新しい考えではない。

 今の日本政府には、この政治と外交が欠けている。アメリカに言われるがまま、というのが、政治であり、又外交となっている。

 また「何を目的にして戦うのか、その目的をどう遂行しようとしたのか」(50)とあるが、現在の日本政府には、そういうことを考えているフシもない。

 この本で新しい知見を得ることができたものはひとつ。それは「承元の法難」という事件のこと。
 
 1206年、法然や親鸞が流罪にされた、ということがあった。その理由は知らなかったが、法然の門弟たちが後鳥羽上皇の愛する女官たちと密通したうえ、上皇の留守中に彼女たちが出家してしまい、それが上皇の逆鱗に触れたのだそうだ。

 な~んだ、ということ。

 この本、読んでも読まなくても、どちらでもよい、というもの。買う必要はまったくない。

 以前、テレビに出演すると、学者はダメになるといっていた学者がいるが、この本を読む限り、ききちんとした研究はしているの?と言いたくなる。

 

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辺野古の署名、10万を超える!!

2018-12-18 20:04:53 | 政治
 もう10万を超えている。もっと集めよう!

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安倍政権の原発輸出政策挫折

2018-12-18 19:58:51 | 政治

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ゴーン逮捕の背景

2018-12-18 19:56:05 | 政治
 ゴーンが逮捕された背景には、政治のカゲがある。


日産ゴーン“無理筋”再逮捕で国策捜査説がますます濃厚に! 特捜部と日産幹部の背後に菅官房長官、経産省の影
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デタラメを発信する人びと

2018-12-18 19:51:16 | メディア

安倍応援団やネトウヨが仕掛けた「バッシング」をMBSのドキュメンタリーが検証! 予想以上にデタラメな正体が
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