浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

立ち止まって、考えたい

2024-07-05 20:51:17 | 日記

 昨日も今日も、午後3時半頃から畑に行った。昨年夏はあまりに暑く、畑で10分程度動くだけでフラフラした。その結果、畑は背の高い夏草に覆われてしまった。夏草を少しもとることができなかったために、カボチャ、オクラをつくっていたところに行けなくなって、放棄した。

 だから今年は、通路をとにかく確保しようと、暑くても、除草に励んでいる。

 今つくっているのは、とうもろこし、なす、きゅうり、ズッキーニ、オクラ、さつまいも、枝豆、さといも、かぼちゃである。前三者はすでに収穫期に入っている。さつまいもは、伸びてきたツルを切って、土の中にさしている。さつまいものツルの値段は高いので、早く植えておいて、でてきたツルを切ってさしていくのである。

 また毎年小豆をつくっていて、今がまき時である。その準備をしなければならない。

 今年の夏も昨年同様か、それとも昨年以上の暑さだと言われている。

 私は庭でいろいろな花を咲かせ(種から)、また野菜もつくっているが、昨年頃から花や野菜の生長のしかたがかわってきているように思える。温暖化が、確実に植生を変えている。人間が酷暑だ、堪えがたい暑さだと言っているが、植物も暑さに耐えている。庭や畑の雑草も、今までみなかった種類を見つけることが増えてきている。

 温暖化の危機が叫ばれてからもう長い時間が経っている。その対策が急務だといわれながらも、支配層はそんなことを顧慮することなく、カネ儲けに励んでいる。

 わたしには、人類は破滅へと向かっているように思える。新自由主義が席捲するなかで、その速度が速まっているのではないかと思う。

 立ち止まること、そして考えることが必要ではないか。

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『世界』の変身?

2024-07-05 13:36:46 | 

 わたしが高校時代から購読している『世界』の編集長だった熊谷晋一郎氏が、なにゆえに、『世界』と同じような『地平』を発刊したのだろう、という疑問を持っていた。

 わたしが若い頃は、『展望』(筑摩書房)や『現代の眼』(現代評論社)、そして講談社も『現代』という綜合雑誌を出していた。『世界』は毎月購読、『展望』などのほかの雑誌は時々購入していた。その頃は週刊誌として『朝日ジャーナル』もあった。それも毎週購読していた。だからそうした綜合雑誌が複数あることは歓迎すべきことである。

 だからわたしは、『世界』と『地平』を比較している。『世界』の8月号は届いていないので、8月号の比較は出来ないが、『地平』8月号には、花田達朗の「第三のジャーナリズム」にはこう書かれていた(主旨のみ)。

 熊谷は『世界』編集長として4年余りつとめ、その間に販売部数、定期購読部数を伸ばした、にもかかわらず、編集長を更迭され、営業局に異動となった。しかしその異動の理由が明かされず、熊谷はその異動を承服できなかった。たしかその頃、『選択』という雑誌(今年から購読を止めた)に、異動になったのに編集長が居座っているという記事があったことを思い出した。

 さて『地平』7月号に原稿を寄せている三宅芳夫が、ネットでこう記している

『世界』前編集長の熊谷伸一郎さんが、7月2日をもって岩波書店を退社されたそうです(FBにて告知)。
 ここ数年は、岩波が右翼の坂本体制になり、熊谷さんは社内でほとんど孤立無援の戦いを強いられてきたと伺っています。しかも、これは熊谷『世界』が、紙媒体としては異例の「部数増」を達成するなかのでの「政治的排除」でした。

 今後は1月ほど休養を取り、しかる後、現在の日本の危機に対抗する、ジャーナリズム/言論の場を立ち上げていきたい、ということです。

 おそらくは、新しい出版社の「立ち上げ」の段階に入る事になる。

 現在、メディアはTV・新聞双方とも「大政翼賛体制」。野党第一党の立憲はよりによって「維新」と連携する体たらく。

 もはや、既成の制度の枠を超えた一般市民による「人民戦線 front  populaire」的言説を構築していくしかない。

 この路線、リアルの世界でも「有効」であることは杉並の赤緑連合の小選挙区の連勝からも明らかです。

 しかも、仄聞するところによると、当の岸本聡子区長と選対本部長の内田聖子さんも立ち上げに協力してくれるとのこと。

 熊谷さん本人も都知事選の際、宇都宮健児さんの選対本部長を務めた人です。

 私も自分のできる範囲内で協力していく所存です。

 これは昨年7月に書かれたものだ。そうなのか、と驚いた。現在の岩波書店の社長は、坂本政謙という。この人、「右翼」なのか。となると、『世界』の変身の背後にこの人がいるのだろうか。『世界』に掲載される文に、鋭さがなくなっている(執筆陣が大きくかわっている!)と、うすうす感じていた背景が、これなのか。

 だとするならば、わたしは『世界』の購読を止める方向に行くしかない。鋭い問題提起がない文は、はっきりいって読む価値はない。

 

 

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バラマキ

2024-07-05 08:26:24 | 政治

 マイナンバーカードの普及に、河野デジタル大臣はじめ政府は躍起になっているが、わたしはつくらない。マイナンバーカードとマイナ保険証の違いも、わたしは知らないが、マイナンバーカードが国家による国民監視・統制・動員の手段になると考えるから、つくるつもりはない。

 しかしマイナ保険証をつくらせるために、政府は2万円分のポイントをあげるからつくりなさいと政府が宣伝したら、多くの国民はそのために列を作った。

 そして東京都は、「018サポート」というバラマキ政治を開始した。〇歳児から18歳までのこどもに、月5000円、年間6万円を与えるというのである。その6万円を得るための申請には、マイナンバーカードが必要(それ以外の方法もあるが)だというのである。

 東京都も、マイナンバーカードの普及と、カネのばらまきとを抱き合わせている、ということである。自民党・公明党政権がやることと、東京都が行うことは一緒だということでもある。ただし自民党・公明党政権は、庶民へのバラマキはしない。マイナンバーカードの普及という国策があれば、そのためのバラマキはする。

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