そろそろジャガイモを植える時期になってきた。すでに植えるところは確保し、あとは種となるジャガイモを切って、灰をつけて畝に埋めるだけである。
隣の畑では、ジャガイモを植えるところにマルチを張っていた。わたしは一部はマルチを使うが、今のところ、風が相当強い日が続いていてマルチを張ることができていないから、近日中にマルチを張る作業をしなければならない。
今日も、冷たく強い風が吹きまくっていた。雨は降らないまま、キャベツもタマネギも大きくなっていない。昨年から、雨量が極端に減っているので、そして夏は猛暑なので、果たして今まで通りに農業ができるかどうか、とても不安だ。
今日はほうれん草とダイコンを収穫してきた。雨不足で、これらも充分な出来ではない。雨が殆ど降らないという気候では、従来の農業はできなくなるように思う。
さて、米の価格が騰貴し続けている。米農家は、一息つけるだけの収入となっているだろうか。というのも、農家の収入は、他からの収入がなければ生活できないという状況がずっと続いている。兼業農家や年金生活者は他からの収入があるから生活できているが、専業農家なら、耕作面積をひろげ、それに対応した高額の農業機械を購入しなければやっていけない。わたしがみるところ、日本の農業は、労賃部分(農民が働いた分)のないまま、ただ働きをすることにより成りたっているように思える。
こういう記事を読んだ。その通りだと思う。
もし消費者が米の価格をさげてほしいなら、政府が欧米諸国がやっているような、農家への価格保障政策など、農家の生産を支える方策をたてなければならない。実際、日本の政府や自治体は、企業へは惜しみなく補助金などを投入している。農家へも、当然投入すべきである。むしろ、こちらのほうが優先されなければならないと思う。
農業労働は、なかなかたいへんなのだ。