
2011年11月23日、8月に受講した、とあるセミナーで一緒になった高校生のK君から無事第一志望の大学に合格したとのお知らせをいただき、数人のセミナー仲間と共に彼の合格祝いをしました。ジュースはおろか、烏龍茶さえ飲まない真面目なK君です。われわれ大人は遠慮なくビールでしたが...
縁あってセミナーの2日間を彼と一緒にすごしたのですが、K君の人となりには大いに感心させられました。今回はそのことについて少しお話させていただきたいと思います。
全国屈指の柔道強豪校に通うK君は、当然高校日本一を目指す柔道部の一員として、高いレベルで柔道に打ち込んできたのですが、高校2年生の時、つまり1年前、突如病気のために柔道を諦めなければならなくなったのだそうです。
それまで柔道に人生を賭けてきたK君が弱冠17歳で直面した挫折の大きさは想像するに余りあります。普通であればそこで腐ってしまっても不思議はないのですが、彼は恩師の勧めもあり、自分が柔道をできない分、裏方として同期の仲間達が全国制覇を目指す手助けをしたいと考え、高校最後の柔道生活を庶務として全うすることを選択したのだそうです。
仲間を裏から支える過程で、K君は将来も人を支える仕事がしたいと考えるようになり、看護師になることを決意しました。8月のセミナーで初めてお会いした時、彼は看護師になるという夢を叶えるため、湘南台にある大学の看護学部を目指して勉強しているのだと話してくれました。そして、高校生にとって決して安くはないセミナーも自分で見つけ、自費で参加。その理由は、若くしてざまざまな年齢層、ざまざまな性格の人たちと接しなければならない看護師という仕事の性質上、より人のためになる看護師となるために、少しでも対人スキルを磨いておきたいからというものでした。
とはいえ、高校3年生の8月です。やはり普通であれば、大学受験の忙しい時期でなくても、大学に入ってから受講すればいいのではないかと思うところです。しかし、彼にとって大学は目指すものではなく、看護師になるために入るべきものであり、全ては看護師になるために自分が必要と考えるものを実行に移しているだけなのでした。僕が大学に入った年に生まれ、20歳も年の離れたK君ですが、これには恐れ入りました。僕の手元には、僕がちょうど彼と同じ位の歳だった頃の日記が今でも残っているのですが、翻って僕の何と幼稚だったことでしょう!
セミナーでは、パートナーと1年後再会したという設定で、1年後の近況について紹介しあうというワークがありました。そこでK君は僕に第一志望の大学に合格し、学生として生活している姿を明確に描いて見せました。それから3ヶ月、K君から「大学に合格しました」という連絡が来たのです。
一点の曇りなく、自分を信じきる心。将来に対する明確なビジョン。きっと誰からも可愛がられるであろう、屈託のない笑顔の奥にある、一流の場で磨かれた意志の強さ。挫折と正面から向き合うことで培われた人生哲学。本当に彼からは学ぶべきものばかりの2日間でした。繰り返しになりますが、本当に自分は彼より20年も長く生きてきたのかと思います。
K君、心からおめでとう。そして、これからもよろしく。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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