阪急夙川駅からバスで17分、鷲林寺バス停から曲がりくねった急な坂道を約10分。六甲山地の麓に真言宗・六甲山鷲林寺はあります。飲み過ぎで運動不足の体にはちょうど良い浄化となりました。
鷲林寺は833年(天長10年)、空海(弘法大師)によって創建されました。お寺に掲示されていた「鷲林寺縁起」によると、観音道場を開くための地を求めていた弘法大師が廣田神社に宿泊されていた時、夢枕に仙人が現れ、この地を教示されたそうです。それに従い大師が入山したところ、「ソランジン」と呼ばれる大鷲が現れ、大師の邪魔をしました。大師は加持を行い、大鷲を桜の木に封じ込めました。その経緯から「鷲林寺」と名づけられたのだそうです。
1578年(天正8年)に荒木村重の乱が起こると、織田信長により焼き払われ、昭和に入ってようやく復興されました。そのため、現在の建物はみな新しいものです。
多宝塔。
八大龍王。
弁財天池。
七重石塔。13世紀終わりから14世紀頃に造られたとされる石塔で、武田信玄が得度した際、毛髪をここに埋めたと伝えられています。
さて、山道帰一氏の『風水パワースポット紀行』によると、鷲林寺をとりまく地形は風水でいう四神相応という好適地に当たるのだそうです(上の写真をクリックすると拡大します)。すなわち、玄武に当たる六甲山から流れてくる気の溜まる明堂という位置に鷲林寺があり、ここがちょうどパワースポットとなるわけです。弘法大師が鷲林寺を開いた時の伝説も何かこの地が持つエネルギーと関係があるのかもしれません。
さらにその先には、甲山が案山となって、気が流出するのを防いでいます。理由は分かりませんが、何となく気になって撮影した上の写真、これが甲山です。
鷲林寺
兵庫県西宮市鷲林寺町4-8
風水パワースポット紀行 | |
山道 帰一 | |
メディア総合研究所 |
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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