9月21日、神宮球場へヤクルトvs広島の観戦に行ってきました。広島は2位、ヤクルトは最下位。アウェイの広島ですが、球場は広島ファンで半数以上が真っ赤に染まり、まるで日本シリーズのような盛り上がりでした。1991年のリーグ制覇以来、優勝から遠ざかっている広島ファンの待望が伝わってきます。
始球式は、現在「舞妓はレディ」が公開中、ヤクルトファンで知られる映画監督の周防正行氏。中学まで野球を志していたというだけあり、非常にきれいなフォームでの始球式でした。
さて、ヤクルトの先発はここまで4勝10敗のナーブソン投手。
立ち上がりから制球が定まらず、先頭の堂林選手にいきなりの四球。しかし、堂林選手も牽制球で刺されタッチアウト。
そんな後にありがちですが、続く菊池選手はレフト前にクリーンヒット。
さらに丸選手の二塁打で一死三塁・二塁。
打ち気にはやるエルドレッド選手は三振に倒れ二死となりますが、続くロサリオ選手に早くも二つ目の四球。これで満塁。
結果的には梵選手を討ち取り、無失点だったものの、不安なナーブソン投手の立ち上がりでした。
広島の先発は来日後2勝を挙げているヒース投手。横浜も手も足も出ず抑えられたことがあります。
ナーブソン投手とは対照的に、一番山田選手、二番上田選手を連続三振に討ち取り、上々の立ち上がりを見せたヒース投手。しかし、続く川端選手に死球を与えると、ボークを取られ二死二塁。
四番畠山選手がライト前にヒットを放ち、二死三塁・一塁のチャンスを作ります。しかし、続く雄平選手をレフトフライに討ち取り、ヤクルトも無得点。
2回表。一死から石原選手が二塁打を放ちます。
ヒース投手は送りバントでしたが、何とこれを一塁手の畠山選手がファンブル。思わぬエラーで一死三塁・一塁となります。
先頭に返り、堂林選手がきっちりと犠牲フライを決め、まず広島が先制します。
3回表。この回先頭の丸選手がレフト前ヒットで出塁。
エルドレッド選手が倒れ、一死となりますが、ロサリオ選手がヒットで出塁し、三塁・一塁。
ここで梵選手がレフトへホームランを放ち、0vs4と点差を広げます。
ヤクルトはナーブソン投手を諦め、4回表から古野投手にスイッチ。
その古野投手は4回を三人で切り抜け、5回も二死までこぎつけたのですが、ロサリオ選手にバックスクリーン横に飛び込むホームランを浴びてしまいます。
広島は一気呵成、梵選手が二塁打。
さらに小窪選手がセンター前タイムリーと畳み掛け、これで0vs6。
ヤクルトは7回表から七條投手が登板。
広島は8回裏から九里投手が登板します。
その九里投手に対し、ヤクルトはようやく反撃開始。まず一死から武内選手がレフトへ前ヒット。
山田選手は四球を選び、一死二塁・一塁。
広島は続く代打森岡選手を打ち取って二死としたところで、三番手戸田投手が登板します。
その戸田投手から、ヤクルトは川端選手がセンターへのタイムリーヒットを放ち、ようやく1vs6。
九回表。ヤクルトは松岡投手が登板。
菊池選手、丸選手を討ち取ったのですが、この試合全くタイミングの合っていなかったエルドレッド選手に特大の36号ホームランを浴びてしまいます。
九回裏。広島は抑えを中田投手に託します。
その中田投手から、ヤクルトは先頭の雄平選手がセンター前ヒットで出塁。
二死二塁となりますが、代打ユウイチ選手が一塁へのタイムリー内野安打で一矢を報います。
しかし、最後は武内選手が討ち取られ万事休す。2vs7で広島は三連勝となりました。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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