窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

沖縄でイタリアのまんま-マンマレッラ(恩納村)

2019年05月23日 | 食べ歩きデータベース


  評判のイタリアンを食べるため、沖縄本島中西部、名護市との境にある恩納村安富祖へ行ってきました。昨年仕事で訪れた、2000年沖縄サミットの開催地、ブセナテラス(上写真)もすぐ近くにあります。

  目的のお店は、ミラノ出身のご主人と日本人の奥様のご夫婦で営まれている、小さいながらすぐ傍の海と相俟った、異国情緒を感じさせる本格イタリアン「マンマレッラ」です。



  こちらではグリッシーニやパンも手作りだと伺いました。



  まずは前菜の盛り合わせから。たまたまですが、沖縄訪問の前日も恵比寿のイタリアンで、続けざまにフレッシュでコクのある美味しいモッツアレラチーズに出会うことができました。



  1本目のワインは、テルラーネル クラシコ テルラーノ 2017。イタリア北部トレンティノ=アルト・アディジェ州の白ワインで、石英斑岩と呼ばれる珍しい土壌から生み出されるワインは、僕の好きなミネラル感がありフレッシュで前菜とよく合います。辛口で、ブドウはピノビアンコを主体にシャルドネ、ソーヴィニョンブランのブレンド。

  次にソーヴィニョンブラン100%のワインを頼んだのですが、写真撮り忘れてしまいました。



  ピザはマリナーラ・アル・フィレットとマルゲリータの二種類。どちらもカリっと香ばしく、旨味たっぷり。



  リングイネのペスト・ジェノベーゼ。固めに茹でたもちもちの生パスタに大好きなバジルの香りがいっぱい。いくらでも食べていられそうです。



  ここから赤ワインに切り替え。2006年に冬季オリンピックが開催された、トリノを州都とするイタリア北西部ピエモンテ州のアンセルマ ルス。ブドウはネッビオーロとバルベラ。程よいタンニンとしっかりとしたボディ。アルコール度数は14度とやや高めですが、あまりそれを感じさせません。



  二皿目のパスタは、トロフィエのラグーボロネーゼ。このトロフィエのほとんど餅のような食感がたまりません。何とも形容しがたい、味わってみてくださいとしか言えないですね。



  4本目は、州都ジェノヴァで有名な、リグーリア州のムレッティ ロッソ カンティーナ チンクエ テッレ。ブドウはサンジョヴェーゼ、チリエジョーロ、ロッセーゼ、ドルチェットのブレンド。花のような香りに程よい果実味の優しいワインです。



  ワインを少し軽めのボディにしたのは、次のお皿が沖縄まぐろのスコッタート(たたき)だったということもあります。ピザ、パスタと続いた後、生野菜を添えたさっぱり感が嬉しい。



  5本目は、ガッツリと重く。カジョーロ モンテプルチアーノ ダブルッツォ リゼルヴァ カンティーナ トッロ 2012。ローマの東に位置し、アドリア海とアペニン山脈に面したアブルッツォ州のワイン。ブドウも名前の通りモンテプルチアーノ。アルコール度数14.5%。その濃いルビー色から連想される通りのブラックベリーを思わせる力強い果実味、カカオのニュアンス。これらはしばらく置いて空気を含ませると一層開いてきます。一番印象的だったのは、スパイシーさで…



  それがビーフのミラノ風カツレツとよく合いました。



  デザートは、コーヒーのパンナコッタでした。

Mamma Lella Pasta&Pizza



沖縄県国頭郡恩納村安富祖1866-2



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
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