昨年より30日も遅れ、二日前ようやく梅雨明け宣言が出た関東甲信越地方。そして梅雨が明けるなり各地で軒並み35度を超える猛暑が到来しました。
車の温度計も甲府に入るなり、40度を計測。
少し遅いお昼は、山梨の夏の名物「おざら」(ざるほうとう)にしました。
さて、弊社山梨営業所は、毎年甲府駅前「よっちゃばれ広場」で開催される「地ビールフェスト甲府」に合わせて暑気払いを開催しています。昨年は所用で参加できなかったため、僕は2年ぶりの参加となります。
今年も山梨とその周辺の地ビールが大集合、早速行きましょう。初めの1杯は、「富士桜高原麦酒」の「60thプレミアムピルスナー」。ドイツのカスケードホップを使用した、苦みが強めのビール。惜しむらくは時間が早かったためか、この暑さでの最初の一杯としては冷えが足りなかったことです。アロマを楽しむため、敢えて冷やしすぎないようにしていたのかもしれません。
今年は毎年人気の「ピーチヴァイツェン」がなく、代わりに「ゆずヴァイツェン」が登場。1日20ℓのタンク3本限定です。小麦麦芽を50%以上使った、ドイツの伝統的ビール、ヴァイツェンにゆずの皮を漬け込んだものらしいです。最初に口に含んだ時、ほんのりと柑橘系の香りがします。まさに夏のビール。最初のプレミアムピルスナーが苦めのビールだったので、こちらを先にしておけばより香りが楽しめたかもしれません。
おつまみは、「八ヶ岳スモーク」のスモーク全部盛り(チキン、ベーコン、ソーセージ)。中でも厚切りのスモークベーコンは圧巻。
続いて、「所沢ビール」のIPA、「キャノンボール」。IPA(インディア・ペールエール)は、イギリスの伝統的なペールエールの一種。一説によるとインドで保存をきかせるためにホップを大目にし、アルコール度数も高めにしたのがIPAなのだとか。このキャノンボールも6.5度あります。一気に流し込むというより、苦みと香りを楽しむビール。
一緒にいた社員が頼んだものですが、「梅干しSmokin’」。鬼グルミの木でモルトを自家燻製したスモークビールなのだそうです。しかもそこに梅干しが入っているという。ただ酸性の飲料であるビールにアルカリ性の梅干しを混ぜてしまった(つまり、果肉を潰してかき混ぜてしまった)結果、中和されて何の飲みものか分からなくなってしまいました。
飲み疲れの一休みに。ベルギービールの輸入販売を行っている「小西酒造」より、「リーフマンス オン・ザ・ロック」。チェリーを18か月漬け込み熟成させたというフルーツ・ビール。
最後は、「ヴェデット エクストラホワイト」。ベルギーのホワイトビール(小麦を多く使ったビール。グルテンを多く含むため、泡立ちが良く、さわやかな酸味が特徴)で、原料にコリアンダーとオレンジピールが使われています。このため、すっきりとした口当たりと爽やかな香り、酸味で飲みやすく、アルコール度数も4.7度と低め。最後にはちょうど良いビールでした。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした