この日46歳の誕生日でもあった8月21日、今年で7回目となる恒例のワインセミナー(第111回ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー、通称YMS)を開催しました。いつも会場をご提供下さっている馬車道十番館様、ならびにワインをご提供下さっている横濱屋様には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
今年も41名の方にお越しいただき、大盛況でした。また、これでYMSの累計参加者数も1,200名に達しました。
【過去のワインセミナーの様子】
2018年:ワインを飲んでいる時間を無駄な時間だと思うな。その時間にあなたの心は休養しているのだから
2017年:酷暑の中でさっぱり飲めるワイン特集
2016年:世界が認める勝沼甲州ワインを軸にした日本ワインとフレンチのマリアージュ
2015年:夏に合うワインと料理のマリアージュを楽しむ
2014年:注目のジャパニーズ・ワインを楽しむ
2013年:手ごろなワインと料理のマリアージュを楽しむ
さて、今年のテーマは「おうちで楽しめるテーブルワイン」。ワインをもっと身近に、気軽に楽しんでいただけるよう、カジュアルな銘柄が揃いました。あくまでもセミナーなので、まずはソムリエの片桐様より、今回のワインについて解説がありました。
今回のワインは、以下の通りです。小売価格にしておおよそ2,000円以下のワインかと思いますが、テーブルワインとはいえブドウ品種の個性がしっかりと味わえる、楽しいワインが揃いました。
ジョージ・ヴィンダム・シラーズ(オーストラリア)
ジェイコブス・クリーク・リースリング(オーストラリア)
ガンチア・アスティ・スプマンテ(イタリア)
ガンチア・ポリッイアーノ・キャンティ・コッリ・セネージ(イタリア)
フォルタン・リトラル・メルロー(フランス)
フォルタン・リトラル・グルナッシュ・ロゼ(フランス)
マトゥア・リージョナル・ピノ・ノワール・マルボロ(ニュージーランド)
マトゥア・リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロ(ニュージーランド)
ラ・ロスカ・ブリュット(スペイン)
ラ・ロスカ・ロゼ(スペイン)
続いて料理の解説。もちろん、料理も今回のワインとのマリアージュを考えて下さっています。例えば、ガンチア・アスティのような甘口のスパークリングであれば、塩気のある生ハムに合わせるとか、シラーズやメルローのように黒ブドウの果実味がしっかりしたワインであれば、デミグラスソースのミニハンバーグやローストポークに合わせるといった具合に。10年以上前になりますが、ワインのブドウ品種を覚えるため、家でテイスティング・ノートをつけていた時があります。その時一番楽しかったのは、ワインと料理の相性がぴったり合った時ですね。今回の料理の中に、「これなら家でもできそうだな」というヒントがたくさん隠れていました。
生ハムのマリネ
パプリカのムース
ホタテと小エビのサラダ
魚のポワレとムール貝
チキンのトマト煮
ジェノベーゼ・ペンネ
パエリア
フルーツ盛り合わせ
ココナッツプリン
なお、来年2020年のワイン・セミナーは、8月ではなく7月8日に開催することが決まりました。
過去のセミナーレポートはこちら。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした