いかにも御徒町にありそうと言えばそうなのですが、和風隠れ家的居酒屋「空」。立地からして上野鈴乃屋の裏の細い通りにあるのですが、安土桃山時代の茶室を思わせる黒塗りの柱に金のふすま、そして茶室ほどではないにせよ、屈まなければ入れない躙り口の個室は、隠れ家的というより本当の隠れ家といえるでしょう。
掘りごたつ式のテーブルも現代人には低く、狭い造りとなっています。昔風を演出するためなのか、自然と身体を寄せなければならない造りにしてあるのか、コンセプトは不明です。ただ言えるのは、男ばかり4人で実証した結果としては、親しい仲間あるいはこれから親しくなる予定の人と行くのがよさそうです。
メニューは筍の水煮や肉厚しいたけバタポンソテーなど、季節の食材が豊富。
お酒は阿部勘、飛露喜、弥山、村祐と頼みましたが、個人的に好きだったのは阿部勘純米辛口。切れが良く食事に合い、それでいて香りと旨みもしっかりしています。とりわけこの日は初夏を思わせる暑さだったので、なおさらでした。
この日のメニューは下のフォトチャンネルにまとめましたので、ご覧ください。
空
東京都文京区湯島3-39-15 シャローム湯島Ⅱ 1F
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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