都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
今年も「神田古本まつり」へ行ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/25/c8/a9c74e6da5933615424c2687b5728c04_s.jpg)
私は、特にコアな古本ファンでもないので、いつもワゴンセールなどを素見しながら歩くだけなのですが、それでも気になるいくつかの本は、お祭り特有の盛り上がった雰囲気にものせられて、思わず買ってしまいます。今回は、ブックフェスティバルの藤原書店のブースに出ていた、半値以下のバルザックの小説や、「青空掘り出し市」にて投げ売り状態だったクラシック音楽や美術関連の本など、数点を購入しました。私が神保町へ出向いた時間は、既に夕方の16時を過ぎていたので、めぼしい本はかなりなくなっていたようですが、それでも、イベント終了の18時間際には、本がバナナの叩き売りさながらに、どんどん安くなります。
何ぶん、大量の古本が並ぶイベントなので、右往左往しながら、本を選ぶことになりますが、通常の「神保町価格」と変わらない古本も多く見られるので、衝動買いは禁物です。(と言いつつ、先ほど「雰囲気にものせられて。」などと書いておりますが…。)富山房のブースでは、このブログの名付け親の詩人でもある(?)、バイロンの「ドン・ジュアン」が、何方が購入されるのかは知りませんが、上下巻で半値になって売られていました。また、岩波の絶版コーナーや、白水社のブースは、毎年なかなか見応えがあります。ところで、とあるブースでは、ムーティやチェリビダッケの写真集が叩き売りされていましたが、これには少し驚きました。あの手の写真集の市場規模とは、一体どの程度なのでしょう。(売れたのでしょうか。)
トークショーやオークションなど、各種イベント等も開催される、神保町ならではのお祭りです。青空市は3日までの開催です。
*「BOOK TOWN じんぼう」:神保町古本街のオフィシャルサイト。古本まつりの情報も満載。
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