都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
国立新美術館の開館記念展覧会
先日完成した東京・乃木坂の国立新美術館ですが、そのオープニングを飾る展覧会のパンフレットを見つけました。どうやら二本立ての企画のようです。
*クリックすると拡大します。
「20世紀の美術探検 - アーティストたちの3つの冒険物語」(仮称)
2007/1/21-3/19
「異邦人たちのパリ1900-2005 『ポンピドー・センター所蔵作品展』」(仮称)
2007/2/7-5/7
展示スペースの規模から考えると、メインの展覧会は前者の「20世紀の美術冒険」です。日本国内の国立美術館所蔵作品と、国内外の主要美術館の作品が、ただ「20世紀」という大まかな括りの元で約500点集まるという壮大な展覧会。まだ名前が挙がっていませんが、「現代最先端の表現を追求する内外の重要作家7人が参加し、大規模な新作インスタレーションの発表」(公式HPより)するという企画も非常に楽しみです。
もう一方の展覧会は朝日新聞社の主催と言うことで、まさに「第二の都美としての国立美術館」を思わせるような内容になるかと思います。ちなみに、異邦人のパリと聞くと、すぐにピカソなどの活躍したエコール・ド・パリを思い起こしますが、この展覧会では、その時代から現代までにパリで活躍した、もしくは活躍中の外国人芸術家を紹介していくのだそうです。ピカソ、シャガール、モディリアーニ、ジャコメッティなどから、今もパリで制作するアフリカや中国人アーティスト(名前がまだ出ていませんが。)まで、こちらもポンピドー・センター所蔵の名に相応しいような錚々たる展覧会になることが予想されます。もちろん楽しみです。
ところで国立美術館では先日、シンボルともなるロゴマークも発表されていました。手がけられたのは、デザイナーとして大活躍中の佐藤可士和氏。auの「INFOBAR」やキリンビール「極生」などの商品デザイン、さらにはヴィッセル神戸のロゴマークなどを担当された方だそうです。一見、古風でありながらどこか斬新な漢字のロゴ。英文のロゴタイプもなかなかカッコ良い。如何でしょうか。
*佐藤可士和氏の作品。(NTTドコモより。)N702iD(NEC)
「佐藤可士和の仕事と周辺」/佐藤可士和 (著)
そういえば徐々に体裁が整ってきた公式サイトに、美術館の基本情報として、開館時間や休館日などが告知されていました。これで目についたのは、休館日が火曜日だということです。大概の美術館は月曜日がお休みだと思うのですが、この火曜日というのには何か特別な意味合いでもあるのでしょうか。また夜間開館は、毎週金曜日のみ20時までです。(企画展・共催展に限る。通常は18時まで。)他の公立美術館の例を踏襲したのでしょうか。さすがに夜間開館のない都美よりはまともかと思いますが、随分と早く閉まるものです。
この2つの展覧会の詳細を含め、もう少し情報が欲しいところですが、まずは来年のオープンを心待ちにしたいと思います。
*クリックすると拡大します。
「20世紀の美術探検 - アーティストたちの3つの冒険物語」(仮称)
2007/1/21-3/19
「異邦人たちのパリ1900-2005 『ポンピドー・センター所蔵作品展』」(仮称)
2007/2/7-5/7
展示スペースの規模から考えると、メインの展覧会は前者の「20世紀の美術冒険」です。日本国内の国立美術館所蔵作品と、国内外の主要美術館の作品が、ただ「20世紀」という大まかな括りの元で約500点集まるという壮大な展覧会。まだ名前が挙がっていませんが、「現代最先端の表現を追求する内外の重要作家7人が参加し、大規模な新作インスタレーションの発表」(公式HPより)するという企画も非常に楽しみです。
もう一方の展覧会は朝日新聞社の主催と言うことで、まさに「第二の都美としての国立美術館」を思わせるような内容になるかと思います。ちなみに、異邦人のパリと聞くと、すぐにピカソなどの活躍したエコール・ド・パリを思い起こしますが、この展覧会では、その時代から現代までにパリで活躍した、もしくは活躍中の外国人芸術家を紹介していくのだそうです。ピカソ、シャガール、モディリアーニ、ジャコメッティなどから、今もパリで制作するアフリカや中国人アーティスト(名前がまだ出ていませんが。)まで、こちらもポンピドー・センター所蔵の名に相応しいような錚々たる展覧会になることが予想されます。もちろん楽しみです。
ところで国立美術館では先日、シンボルともなるロゴマークも発表されていました。手がけられたのは、デザイナーとして大活躍中の佐藤可士和氏。auの「INFOBAR」やキリンビール「極生」などの商品デザイン、さらにはヴィッセル神戸のロゴマークなどを担当された方だそうです。一見、古風でありながらどこか斬新な漢字のロゴ。英文のロゴタイプもなかなかカッコ良い。如何でしょうか。
*佐藤可士和氏の作品。(NTTドコモより。)N702iD(NEC)
「佐藤可士和の仕事と周辺」/佐藤可士和 (著)
そういえば徐々に体裁が整ってきた公式サイトに、美術館の基本情報として、開館時間や休館日などが告知されていました。これで目についたのは、休館日が火曜日だということです。大概の美術館は月曜日がお休みだと思うのですが、この火曜日というのには何か特別な意味合いでもあるのでしょうか。また夜間開館は、毎週金曜日のみ20時までです。(企画展・共催展に限る。通常は18時まで。)他の公立美術館の例を踏襲したのでしょうか。さすがに夜間開館のない都美よりはまともかと思いますが、随分と早く閉まるものです。
この2つの展覧会の詳細を含め、もう少し情報が欲しいところですが、まずは来年のオープンを心待ちにしたいと思います。
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