都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
2006年下半期 私の気になる美術展
美術情報誌「美術の窓」8月号に、今年下半期に予定されている展覧会のリストが掲載されていました。その中からいくつか気になる展覧会をここに挙げてみます。
現代美術
「作家たちの贈り物」 神奈川県立美術館葉山 8/12-10/9
「プリズム:オーストラリア現代美術展」 ブリヂストン美術館 10/7-12/3
「大竹伸朗 全景 1955-2006」 東京都現代美術館 10/14-12/24
「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」 森美術館 10/14-07/1/8 (07年に兵庫県立美術館へ巡回)
日本美術
「浅井忠と関西美術院展」 府中市美術館 8/26-10/9 (京都市美術館10/17-12/3)
「国宝 風鈴雷神図屏風 - 宗達・光琳・抱一 琳派芸術の継承と伝統」 出光美術館 9/9-10/1
「国宝 伴大納言絵巻展」 出光美術館 10/7-11/5
西洋美術
「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」 世田谷美術館 10/7-12/10 (愛知県美術館10/20-07/2/12 07年に島根県立美術館へ巡回)
「生誕100年記念 ダリ回顧展」 上野の森美術館 9/23-07/1/4
「ベルギー王立美術館展」 国立西洋美術館 9/12-12/10 (07年に長崎県美術館と国立国際美術館へ巡回)
「スーパーエッシャー展」 Bunkamura ザ・ミュージアム 11/11-07/1/13
まずはやはりダリとルソーの両展覧会に注目したいところです。ダリは横浜美術館の常設展で、またルソーは世田谷美術館などで作品を見て惹かれていたので、これを機会にまとめて鑑賞出来るのはとても楽しみです。またまとめて見ると言えば、文化村でのエッシャー展も同様です。こちらはまだ作品へ惹かれるまでには至っていないのですが、たくさん拝見することで印象が変わるかもしれません。
MOTでの大竹伸朗と、森美術館で予定されているビル・ヴィオラ(ビデオ・アートで有名)の展覧会も楽しみです。また、神奈川県立美術館の葉山館にて開催される「作家たちの贈り物」は、1960年代以降の日本美術の展開を追う内容だそうで、幅10メートルにも及ぶ李禹煥の大作などが出品されるとのことです。そう言えば、私が初めて李の作品に惹かれたのもこの葉山での出来事でした。ここへはもう久しく行っていません。三浦半島の散策でも兼ねながら足を伸ばしてみようかと思います。
日本美術では、開館40周年を記念してお宝大公開中(?!)の出光美術館の展覧会に注目です。建仁寺所蔵の、誰もが知るあの宗達の「風塵雷神図屏風」と、光琳、抱一の手がけた同名の作品が一堂に会するという大企画。この3点がまとめて公開されるのは66年ぶりのことだそうです。少し会期が短いのが難点ではありますが、連日無休、19時までの開館です。これは絶対に行かなくてはなりません。もちろん、前回の展覧会で少しだけ見せてくれた「伴大納言絵巻」が全公開される企画も楽しみにしたいと思います。
その他、話題になりそうな展覧会を少し挙げてみました。
「大エルミタージュ美術館展」 東京都美術館 10/19-12/24 (07年に名古屋市美術館と京都市美術館へ巡回) 15世紀ヴェネツィア派からモネ、ピカソまで。
「モダン・パラダイス展」 東京国立近代美術館 8/15-10/15 大原美術館と東京国立近代美術館の名品約100点が集う贅沢な展覧会。
「NHK日曜美術館30周年展」 東京藝術大学大学美術館 9/9-10/15 (これ以降、京都、広島などへ巡回) NHKの「日曜美術館」で紹介した名品を展示。
「浦上玉堂展」 千葉市美術館 11/3-12/3 (岡山県立美術館より巡回) 関東では35年ぶりとなるという浦上玉堂の回顧展。
「伊東豊雄 建築 - 新しいリアル」 東京オペラシティアートギャラリー 10/7-12/24 建築家伊東豊雄の展覧会。
こんなところでしょうか。
この他に、何か皆さんオススメの展覧会があればご教示して下さると嬉しいです。展覧会の詳細な情報等は「美術の窓」8月号をご確認下さい。
*関連エントリ
2006年上半期 私の気になる美術展
現代美術
「作家たちの贈り物」 神奈川県立美術館葉山 8/12-10/9
「プリズム:オーストラリア現代美術展」 ブリヂストン美術館 10/7-12/3
「大竹伸朗 全景 1955-2006」 東京都現代美術館 10/14-12/24
「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」 森美術館 10/14-07/1/8 (07年に兵庫県立美術館へ巡回)
日本美術
「浅井忠と関西美術院展」 府中市美術館 8/26-10/9 (京都市美術館10/17-12/3)
「国宝 風鈴雷神図屏風 - 宗達・光琳・抱一 琳派芸術の継承と伝統」 出光美術館 9/9-10/1
「国宝 伴大納言絵巻展」 出光美術館 10/7-11/5
西洋美術
「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」 世田谷美術館 10/7-12/10 (愛知県美術館10/20-07/2/12 07年に島根県立美術館へ巡回)
「生誕100年記念 ダリ回顧展」 上野の森美術館 9/23-07/1/4
「ベルギー王立美術館展」 国立西洋美術館 9/12-12/10 (07年に長崎県美術館と国立国際美術館へ巡回)
「スーパーエッシャー展」 Bunkamura ザ・ミュージアム 11/11-07/1/13
まずはやはりダリとルソーの両展覧会に注目したいところです。ダリは横浜美術館の常設展で、またルソーは世田谷美術館などで作品を見て惹かれていたので、これを機会にまとめて鑑賞出来るのはとても楽しみです。またまとめて見ると言えば、文化村でのエッシャー展も同様です。こちらはまだ作品へ惹かれるまでには至っていないのですが、たくさん拝見することで印象が変わるかもしれません。
MOTでの大竹伸朗と、森美術館で予定されているビル・ヴィオラ(ビデオ・アートで有名)の展覧会も楽しみです。また、神奈川県立美術館の葉山館にて開催される「作家たちの贈り物」は、1960年代以降の日本美術の展開を追う内容だそうで、幅10メートルにも及ぶ李禹煥の大作などが出品されるとのことです。そう言えば、私が初めて李の作品に惹かれたのもこの葉山での出来事でした。ここへはもう久しく行っていません。三浦半島の散策でも兼ねながら足を伸ばしてみようかと思います。
日本美術では、開館40周年を記念してお宝大公開中(?!)の出光美術館の展覧会に注目です。建仁寺所蔵の、誰もが知るあの宗達の「風塵雷神図屏風」と、光琳、抱一の手がけた同名の作品が一堂に会するという大企画。この3点がまとめて公開されるのは66年ぶりのことだそうです。少し会期が短いのが難点ではありますが、連日無休、19時までの開館です。これは絶対に行かなくてはなりません。もちろん、前回の展覧会で少しだけ見せてくれた「伴大納言絵巻」が全公開される企画も楽しみにしたいと思います。
その他、話題になりそうな展覧会を少し挙げてみました。
「大エルミタージュ美術館展」 東京都美術館 10/19-12/24 (07年に名古屋市美術館と京都市美術館へ巡回) 15世紀ヴェネツィア派からモネ、ピカソまで。
「モダン・パラダイス展」 東京国立近代美術館 8/15-10/15 大原美術館と東京国立近代美術館の名品約100点が集う贅沢な展覧会。
「NHK日曜美術館30周年展」 東京藝術大学大学美術館 9/9-10/15 (これ以降、京都、広島などへ巡回) NHKの「日曜美術館」で紹介した名品を展示。
「浦上玉堂展」 千葉市美術館 11/3-12/3 (岡山県立美術館より巡回) 関東では35年ぶりとなるという浦上玉堂の回顧展。
「伊東豊雄 建築 - 新しいリアル」 東京オペラシティアートギャラリー 10/7-12/24 建築家伊東豊雄の展覧会。
こんなところでしょうか。
この他に、何か皆さんオススメの展覧会があればご教示して下さると嬉しいです。展覧会の詳細な情報等は「美術の窓」8月号をご確認下さい。
*関連エントリ
2006年上半期 私の気になる美術展
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