都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「福井利佐 LIFE-SIZED」 ポーラミュージアムアネックス
ポーラミュージアムアネックス
「福井利佐 LIFE-SIZED」
8/9-9/8
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/c9/bf4df98a9144251a172a5034b891c39c.jpg)
ポーラミュージアムアネックスで開催中の福井利佐個展、「LIFE-SIZED」へ行ってきました。
「福井利佐氏の作品は、今までに私たちが見てきた切り絵とは一線を画す独自の世界観を生み出しています。」(公式サイトより転載)
と、上記のように案内のある福井利佐の個展。切り絵と言われてイメージするのは超絶技巧、ともかく小さな平面に精巧な文様を描いて抜き出すモチーフ。さて今までと一線を画す作品とは一体どのようなものなのか。期待しながら足を運びました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/a2/33afe5d33ea3d8ddeeb73cb5dfc0620d.jpg)
ずばり会場に並ぶのは主に「切り絵」のポートレート。そしてそこには技巧に加え、らしからぬ迫力が。そもそも作品のサイズからして1m以上とかなり大きいのです。
1975年に静岡で生まれ、多摩美術大学を卒業。その後「切り絵」を手がけつつ、Tシャツデザインや小説の挿絵、またスニーカーデザインなど様々なジャンルでも活動を続ける福井。本展ではあくまでも「切り絵」を提示しつつ、また作家の新たな境地を見せる展示となっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/b1/d139125bbdd5ff11135416eec8f4a57b.jpg)
それにしてもこの「切り絵」ポートレート。切り刻まれた線が半ば眼球や唇などはおろか、顔面の筋肉までを生々しいまでに象り、一種異様なまでの存在感が。先にも触れたように近づいて見るとかなりの迫力があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/09/b8f6c23dbe3835d7f21e6e4acd471501.jpg)
裏へ廻ってみましょう。すると今度は色が出現。実は福井、これまで「黒」を用いてきましたが、今回はあえてそれを排し、「白」に挑戦。また通常行われることの多いという壁掛けをせずに、空間の中へ立体的に作品を配置しています。一つのインスタレーションというべき世界が広がっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/0f/3a58fd2f4098cec0edd68c0183adfa0f.jpg)
また奥には切り絵による魚が宙からモビール状に展開。これは会期中にワークショップによって作り上げられたものなのだそうです。
無数の線による切り絵の物質感。繊細さと大胆さが両立していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/7a/d15efa4f6ec4d28cf4bafc4005acfc7a.jpg)
会場内は撮影が可能でした。
「福井利佐切り絵作品集 KIRIGA/青幻舎」
9月8日まで開催されています。
「福井利佐 LIFE-SIZED」 ポーラミュージアムアネックス(@POLA_ANNEX)
会期:8月9日(金)~9月8日(日)
休館:会期中無休
時間:11:00~20:00
住所:中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
交通:東京メトロ有楽町線銀座1丁目駅7番出口よりすぐ。JR有楽町駅京橋口より徒歩5分。
「福井利佐 LIFE-SIZED」
8/9-9/8
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/c9/bf4df98a9144251a172a5034b891c39c.jpg)
ポーラミュージアムアネックスで開催中の福井利佐個展、「LIFE-SIZED」へ行ってきました。
「福井利佐氏の作品は、今までに私たちが見てきた切り絵とは一線を画す独自の世界観を生み出しています。」(公式サイトより転載)
と、上記のように案内のある福井利佐の個展。切り絵と言われてイメージするのは超絶技巧、ともかく小さな平面に精巧な文様を描いて抜き出すモチーフ。さて今までと一線を画す作品とは一体どのようなものなのか。期待しながら足を運びました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/a2/33afe5d33ea3d8ddeeb73cb5dfc0620d.jpg)
ずばり会場に並ぶのは主に「切り絵」のポートレート。そしてそこには技巧に加え、らしからぬ迫力が。そもそも作品のサイズからして1m以上とかなり大きいのです。
1975年に静岡で生まれ、多摩美術大学を卒業。その後「切り絵」を手がけつつ、Tシャツデザインや小説の挿絵、またスニーカーデザインなど様々なジャンルでも活動を続ける福井。本展ではあくまでも「切り絵」を提示しつつ、また作家の新たな境地を見せる展示となっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/b1/d139125bbdd5ff11135416eec8f4a57b.jpg)
それにしてもこの「切り絵」ポートレート。切り刻まれた線が半ば眼球や唇などはおろか、顔面の筋肉までを生々しいまでに象り、一種異様なまでの存在感が。先にも触れたように近づいて見るとかなりの迫力があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/09/b8f6c23dbe3835d7f21e6e4acd471501.jpg)
裏へ廻ってみましょう。すると今度は色が出現。実は福井、これまで「黒」を用いてきましたが、今回はあえてそれを排し、「白」に挑戦。また通常行われることの多いという壁掛けをせずに、空間の中へ立体的に作品を配置しています。一つのインスタレーションというべき世界が広がっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/0f/3a58fd2f4098cec0edd68c0183adfa0f.jpg)
また奥には切り絵による魚が宙からモビール状に展開。これは会期中にワークショップによって作り上げられたものなのだそうです。
無数の線による切り絵の物質感。繊細さと大胆さが両立していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/7a/d15efa4f6ec4d28cf4bafc4005acfc7a.jpg)
会場内は撮影が可能でした。
![](http://ecx.images-amazon.com/images/I/519wtSFT4wL._SL160_.jpg)
9月8日まで開催されています。
「福井利佐 LIFE-SIZED」 ポーラミュージアムアネックス(@POLA_ANNEX)
会期:8月9日(金)~9月8日(日)
休館:会期中無休
時間:11:00~20:00
住所:中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
交通:東京メトロ有楽町線銀座1丁目駅7番出口よりすぐ。JR有楽町駅京橋口より徒歩5分。
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