「YCC Temporary 鬼頭健吾」 YCCヨコハマ創造都市センター

YCCヨコハマ創造都市センター
「YCC Temporary 鬼頭健吾」 
8/4〜9/17



YCCヨコハマ創造都市センターで開催中の「YCC Temporary 鬼頭健吾」を見てきました。

4月からYCCヨコハマ創造都市センターがはじめた、現代美術展、ないしパフォーマンス公演の「YCC Temporary」も、今回で3回目を迎えました。

出展作家は美術家の鬼頭健吾です。得意のフラフープを用いた一大インスタレーションを展開しています。



会場はビルの3階の1室です。足を踏み入れば、ご覧のように、無数の白いフラフープが、床面から天井までの空間の全てを埋め尽くしています。一体、何本あるのでしょうか。見当もつきません。



フラフープと並んで重要な素材が布でした。一転してカラフルで、チェックやボーダーのほか、恐竜のプリントなどの柄物もあります。おそらくは既製品ではないでしょうか。素地も様々で、中には光沢を放つ布もありました。また床だけではなく、壁一面にも敷かれています。それゆえかしばらく眺めていると、床と壁の境目が曖昧に感じられました。独特の浮遊感も覚えるかもしれません。

鬼頭はこれまでにも数多くのフラフープを用いてきましたが、意外にも白一色のフラフープによる展示は初めてだそうです。確かにこれまではフラフープ自体に様々な色が存在していました。布のカラフルな色の世界をフラフープの白で裂いてもいます。



中央部には緩やかに右へカーブする道が開け、中に入ることも可能です。絡み合うフラフープが頭上、さらには左右で展開する様子を間近で見ることも出来ました。



ヨコハマトリエンナーレとの連動企画ではありませんが、会場の1つである横浜開港記念会館からも歩いていけます。YCC会期中にあわせて体験するのも良いかもしれません。



1階のカフェスペースにも新作の絵画が展示されています。お見逃しなきようご注意下さい。


9月17日まで開催されています。

「YCC Temporary 鬼頭健吾」 YCCヨコハマ創造都市センター@yokohama_ycc
会期:8月4日(金)〜9月17日(日)
休館:会期中無休。
時間:11:00~18:00。
 *金・土・祝は19時半まで。
 *入場は閉場の30分前まで。
料金:500円。高校生以下無料。
場所:横浜市中区本町6-50-1
交通:みなとみらい線馬車道駅1b出口、野毛・桜木町口・アイランドタワー連絡口より直結。JR線、横浜市営地下鉄線桜木町駅より徒歩5分。
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