いい身分やねぇ
映画紹介番組を見ていて、主人公について説明をしているナレーションが「○○は毎日うだつの上がらない青年、その○○が、ある日突然・・・」で、「うだつが上がらない」という慣用句をちゃんと理解していないなぁと感じました。あ、そうそう、正しくは「うだつが上がらない」で、「うだつの」ではありませんよ。
まず、この人がどういう意味で「毎日うだつの上がらない青年」と言っているのか想像してみましょう。○○の生活はというと、へまばかりしていつもだれかにしかられている、楽しいことなんかめったにない、友達もいない、そんなつまらない毎日です。でも、一生懸命やっているのに報われないというより、ぼへーっとしているというか、要領が悪いというか、前向きな感じがしないという印象でした。それで「毎日うだつの上がらない」ですから、「うだつの上がらない」のはその日その日のことであり、何となく意欲がわかない、ぱっとしない一日を過ごす、ということになるでしょうか。
でも、「うだつ(木偏に兌 または 卯建)が上がらない」の本来の意味は、一向いい身分になれない、いい境遇にならない、なかなか成果があがらない、ということで、決してその日一日のことを言うわけではありません。したがって、「毎日」に続けるのは誤りです。もっといえば、ぼへーっと過ごしている人を指して「うだつが上がらない」なんて言わないのです。前向きに努力しているというのが前提で、それでも、上の者から頭を押さえられていてなかなか報われない、そういうニュアンス(この場合、木偏に兌)もあるわけで、この○○について語るには合わない言葉なのです。
とはいえ、遠からず、そういうニュアンスは完全に消えると思います。漢字(木偏に兌)もテキスト形式で保存できないしぃ~~~。そして、ただ単に「ぱっとしない」とか、「貧乏から抜け出せない(この場合は卯建)」とかいう意味で使われるようになるでしょう。今は、具体的にだれか上の者が押さえるというより、いや、実態はそうであったとしても、ですよ、社会全体が、そういうものなんだよ、しょうがないじゃないか、という雰囲気になっているようですからね。m( ̄ ̄)mガルル~
おっと、そうだ、連日耳に入ってきたノーベル賞の話題、「対象性の破れ」なんて書いてあるテロップを見ましたが、正しくは「対称性の破れ」ですからね~(^^)。
映画紹介番組を見ていて、主人公について説明をしているナレーションが「○○は毎日うだつの上がらない青年、その○○が、ある日突然・・・」で、「うだつが上がらない」という慣用句をちゃんと理解していないなぁと感じました。あ、そうそう、正しくは「うだつが上がらない」で、「うだつの」ではありませんよ。
まず、この人がどういう意味で「毎日うだつの上がらない青年」と言っているのか想像してみましょう。○○の生活はというと、へまばかりしていつもだれかにしかられている、楽しいことなんかめったにない、友達もいない、そんなつまらない毎日です。でも、一生懸命やっているのに報われないというより、ぼへーっとしているというか、要領が悪いというか、前向きな感じがしないという印象でした。それで「毎日うだつの上がらない」ですから、「うだつの上がらない」のはその日その日のことであり、何となく意欲がわかない、ぱっとしない一日を過ごす、ということになるでしょうか。
でも、「うだつ(木偏に兌 または 卯建)が上がらない」の本来の意味は、一向いい身分になれない、いい境遇にならない、なかなか成果があがらない、ということで、決してその日一日のことを言うわけではありません。したがって、「毎日」に続けるのは誤りです。もっといえば、ぼへーっと過ごしている人を指して「うだつが上がらない」なんて言わないのです。前向きに努力しているというのが前提で、それでも、上の者から頭を押さえられていてなかなか報われない、そういうニュアンス(この場合、木偏に兌)もあるわけで、この○○について語るには合わない言葉なのです。
とはいえ、遠からず、そういうニュアンスは完全に消えると思います。漢字(木偏に兌)もテキスト形式で保存できないしぃ~~~。そして、ただ単に「ぱっとしない」とか、「貧乏から抜け出せない(この場合は卯建)」とかいう意味で使われるようになるでしょう。今は、具体的にだれか上の者が押さえるというより、いや、実態はそうであったとしても、ですよ、社会全体が、そういうものなんだよ、しょうがないじゃないか、という雰囲気になっているようですからね。m( ̄ ̄)mガルル~
おっと、そうだ、連日耳に入ってきたノーベル賞の話題、「対象性の破れ」なんて書いてあるテロップを見ましたが、正しくは「対称性の破れ」ですからね~(^^)。