◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「部屋があふれる!」って?

2011-02-13 08:34:45 | 気になる言葉、具体例
                                ハムちょこだぁ~
 この時期、町にあふれるチョコレート、売り場にあふれる客(女子ぃ~)、あんなにたくさんのチョコがあるのにロンドのボトルチョコレートがない! ないと分かっているのに・・・そう、あれは4年前、いろいろ調べて、ないと分かったのですよ、だけどついつい探してしまう~~~(~_~;) まぁね、おいしそうなチョコはたくさんありますよ、ありますが、高い!! 高すぎる!!!
 (株)コビトが昭和42~43年ごろから製造・販売、昭和55年7月に明治製菓の100%出資子会社として創立された(株)ロンドが10月に権利を買い取って製造・販売、というわけで、ロンドのボトルチョコレートは、もっと以前はコビトのボトルチョコレートだったのですね。姿を消した理由は明治製菓の事業報告書を見て分かりました。ロンドは平成11年に自社ブランド品から撤退し、明治製菓品を主体とする生産子会社になった、つまり、もう作っていないのです。<(´д`)>ナンテコッタイ
 さて、だいぶ前ですが、msnのトップページに「部屋があふれる! 服や靴の上手な収納術」という文が載っているのを見ました。それから、アナウンサーが「活気にあふれる大阪の鶴橋」とか「今日も活気であふれてますね」とか言うのを聞いたこともありますが、なんか変じゃないですか?
 「あふれる」は、中に入りきれないものが余って外に出る、いっぱいになる、こういう意味の自動詞です。あふれる才能、あふれる情報、あふれるほどの愛情、水があふれる、溶岩が火口からあふれる、活気あふれる市場、コーヒーがカップからあふれる、町にあふれる群衆、店にあふれる買い物客、胸にあふれる思い、部屋にあふれるガラクタ、こういった言い方をしますね。
 ということは、「部屋」が「あふれる」は変です。「部屋にあふれる服や靴の上手な収納術」ですね。「活気にあふれる大阪の鶴橋」「今日も活気であふれてますね」は、「活気」が「あふれる」ですから、「活気あふれる大阪の鶴橋」「今日も活気があふれてますね」です。活気は、狭い所にいっぱいになるより、あふれて広がるほうがいい。(⌒・⌒)
 あ、そうそう、おかげさまで元気回復、じゃなくて、いや、そうとも言えますが、金曜日に電気回復、元どおり。老朽化と結露が原因で、2か所で漏電していたみたいです。配線図もなく、中堅と若手コンビでは問題を解決できなかったので、2度めはベテランと中堅のコンビで挑み、3時間半かかって工事完了、お疲れさまでした。私も、棚を動かしたりあちこち掃除したりして疲れましたけど、よかった、よかった。(~_~;)
コメント (2)
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