12年ぶり。


12年前に買ったこの鉈。この写真は当時のブログから。

この鉈は今も愛用しているのだが、それだけに、木鞘の鯉口の部分が、度重なる抜き差しで、削れたというか切れ込まれてしまってきている。
鯉口に巻かれた銅板まで切れてきてしまって、このままだと吊革のベルトまで切れてしまいそうだ。

その吊革のバンドもだいぶへたってきた。

まあ、実戦に持ち出してればこんなもんだろう。鞘も消耗するんだから、よくもった方かもしれない。

で、いつぞやの赤いファイルの廃材で、鞘を作った。
ベルトは古い刈払い機用ハーネスの廃品からもらった。
ベルトが斜めだけど、鞘に鉈を収めた時の重心位置にまっすぐ合っているから、左腰に、刀のように峰を下に吊ることができる。

左から見ると、こんなふうになる。刀ほど水平に近くすると山の中で引っかかって邪魔くさいから、腰曲がりの柄が垂直よりやや前傾くらいにしている。これなら山の中ではブラブラして引っ掛かりにくいし、まっすぐ下に下がってないから腿にベチベチ当たって気になることもないだろう。
柄の輪のあたりを鞘の鯉口で抱くように成形してあるから、逆さにした程度じゃ鉈は落ちないけど、抜き差しに固いほどでもない。

