下手の横好き。
今日の当地は、午前中は気温が高く、昨夜の雪がシャーベット状になって、道もひどいことになっていた。
凍った大沼。
R5から見えるのは、正確には小沼だけどな。
午後から気温が急速に下がって、溶けた雪が凍って、さらにひどいことになった。
話は変わるが、直流溶接機を手に入れた。スズキッドのSIM-80ってやつだ。
電源は交流の電灯線だが、出力をインバータで直流化しているのだ。
黄色いほうがそれ。青いのは、長年使っている交流溶接機isミニアーク。
交流溶接機は、要は大きなトランスなので、重い。小さいのに17kgもある。しかも、isミニアークは固定鉄芯だから、電流調節ができないという、なかなかに手ごわいシロモノだ。家庭用だろうとナメてかかると、まったく手に負えない。
対する直流機は、わずか3.9kg。夢のような軽さだ。おまけにものすごく小さいし、電流調節も思いのままだ。
直流溶接機では、ワークと溶接棒の極性によって、溶け込みが変わる。
プラスにつないだ側が深く溶けるイメージかな。
本体のマーキングどおりにつなぐと、棒がマイナス、母材がプラスになる。こうすると、母材の溶け込みが深くなると習った気がする。
ま、電灯線で動かす非力溶接だから、極性でどれだけ明確な差が出るか、やってみないとわからないが。
とりあえず試運転。
1ミリの鉄板に、1.4ミリの棒でビードを載せてみた。
上が交流、下が直流。電源はコンセントだ。
あえて同じくらいの運棒でやってみた結果、交流は過熱で溶け落ちて穴が開いてしまった。
俺がヘタなのもあるが、電源のせいかどうか、交流では1.4の棒で1ミリの板は、なかなか難しい。
もちろん交流でもやりかた次第で穴を開けずにすむ。
裏側。
穴開いてるほうが交流だ。
溶け込み幅の違いが一目瞭然だな。
古い水道管にビード。
上が直流。
穴開く心配はほぼないから、ゆっくり運棒してみた。
やっぱり溶け込み幅違うな。
ともかく、これなら十分、薄板でも使えるだろう。棒が1.6ミリまでなら、なんと使用率も100%。溶接し放題だ。
コイツでジープ直すかな。