一か八か。
肘の手術をしてちょっとしてからだから今月頭くらいからだろうか、サンバーのエンジンクロスメンバーにオイルが垂れてきていた。
肘もアレだしまともに作業できる状態でなかったから、しばらくは拭くだけで対処していたのだが、肘もよくなってきたし、処置してみることにした。
ハッチを開けて見てみたが、よくあるヘッドカバーからの漏れではなかった。
走った後は少しオイルが垂れるし、アオリまでオイルミストが付着している。停止した後はオイルが焼ける臭いもする。
クロスメンバとエキマニガードの間から覗いてみると、どうもヘッドガスケットから漏れてるっぽい。
一度パークリで洗浄してから通勤に1回走ったら、それだけでこれだけ漏れてきた。
右のエンジンマウントにもオイルが垂れてきている。
オイルには水が混じった形跡はないし、クーラントもキレイだから、今のところ重症ではないけど、なんとかしなきゃな。
とりあえず、高々とジャッキアップ。
コイツは1993年後期式で、ヘッドカバーのブローバイが1本のタイプだ。
前の1990年式サンバーは2本だったし、積み替えた1993年前期式赤帽エンジンも2本だった。
2本の場合、1本はエアクリに、1本はオイルパンにつながっている。1本の場合はエアクリのみだ。
デスビの配線は黄色と黒の2本で、コイルにはレジスタがないからフルトラだと思うが、キャップはクリップで固定されている。前の赤帽エンジンのフルトラのデスキャップは、ボルト固定だった。
色々仕様が違っていて興味深い。
応急処置として、ヘッドを増し締めしてみよう。
増し締めでオイル漏れが止まるかどうかは、はっきり言って五分五分以下、一か八か程度の確率だと思うけど、まあ一応な。
ヘッドカバーを外せば、ヘッドボルトにアクセスできる。
カバーの内側は、あんまりキレイでない。
この汚れ具合からすると、以前のオイル管理はあまりよくなかったようだな。
ヘッドボルトを当たってみても緩んでるということもないみたいだったが、マニュアルに従って締め直した。
締め付けはいわゆる角度締めが指定されている。
ついでだから、バルクリも調整。
プラグも交換した。
外したプラグは極端に悪くはなってなかったけど、前のサンバーで買ってあったZFR6Gプラグがたくさんあったので、せっかくだから。
指定プラグは、左のBKR5E-11だ。
中古で買って交換していなかったエアクリも交換。
ブローバイの汚れがひどい。
プラスチックのエアクリケース内の水滴。
ブローバイには混じっててもおかしくない程度に見える。
これでまた様子見て、その間にガスケット頼んどこ。