地道。

SRX600。


ヘッドライトステーもブラストかけて、サビを吹っ飛ばした。
ブラストは癖になるよな。危ねえ危ねえ。レストアしたくなっちゃうじゃん。


ブラストかけたては、サビ転換剤がよく効く。
パークリで洗ってるから、鉄粉やサビ粉は残ってないんだけどな。
ダルマストーブといい勝負のナスビ色になった。


そして黒く塗った。
原状黒かったから、多分正しい配色なんだろう。


オイルクーラーもどけて、フレーム前面のサビがひどかったとこだけ処理。


ビフォー。


アフター。
フレームのスターダストシルバーにドンピシャの色がないから、やや不格好。
ま、サビてるよりよかろう。


色が余ったので、バーエンドウェイトも化粧直し。
サビ処理は地道過ぎて、作業が遅々として進まないように感じてしまうよな。
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レストアにあらず。

SRX600。


サビを落としてクリアを塗ったハンドルクラウン。
まあまあ見れるようにはなったかな。


車庫の棚に、いつのものか分からないフォークオイルの使い残しがあった。
こいつでフォークの中を洗うか。


フォーク内にそのオイルを入れて何度もストロークさせて、オイルを抜く。フォークのフラッシングだな。
かなりメタリックな銀色のオイルが出てきた。やってみるもんだ。
フォークは部品待ちで、組むに組めない。


なので、真っ赤に錆びていたアンダブラケットのサビ落とし。
ブラケットは鋳物で複雑な形状なので、ワイヤホイールでざっとサビを落としてから、いつぞや低圧用に改造したブラストガンで細かいとこを仕上げた。


いんでないかね。


脱脂洗浄してから、サビ転換剤を塗布。
効くねえ。


公道復帰前には交換するタイヤ。
端のヒゲの根元が残っている。
前のオーナーは、峠を攻めるとかいうタイプではなかったようだ。


タンクの表面が、細かい傷みたいに見える。


クリア層が劣化して、細かくひび割れたようになっているんだな。
こういうのは気にし始めればキリがない。全部直すとなれば、完全にバラバラにしてやんなきゃなんない。
そもそも、レストアみたいなことするつもりは、さらさらないのだ。
人でも物でも、年数なりの老化はしかたないものだし、それが醜いとかみすぼらしいとは思わない。ただ、機能的に不具合につながるようなものだけ直してやれば、若作りなどしなくても、元気な年寄りで十分結構と思っている。
なので、まずは公道復帰なのだ。ひどくなったら追々ちょっとずつ直せばいいのだ。
博物館に飾るわけでなし、古いなりに元気に走ってナンボ、でないかい。
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イグニッションスイッチかと思ったら。

サンバー。

仕事から帰ろうと思ってエンジンかけたら、ちゃんとかかるのだが、キーから手を離したらエンジンが停まってしまう。
何回やってもだめだった。
いろいろ試してみたら、エンジンかけた後、キーをわずかにスターター側に押していれば停まらないのがわかったけど、それじゃ運転できない。
イグニッションスイッチが悪いのかなあ。
とりあえずかーちゃんに迎えを頼んで、かーちゃんが着くまでの間に仕事場の駐車場でイグニッションスイッチを外した。

帰宅してスイッチを見てみたが、特にどうということもなさそうだ。
このスイッチは、端子が5本ある。回路図を見てみると、電源につながるB、キーをACCにしたときに生きるA、キーONで生きるIG、キーを始動位置にしたときにセルを生かすSと、始動時だけイグニッションコイルの抵抗をバイパスしてコイルに直接給電するRだ。
導通は、OFFで導通なし、ACCでBとA、ONでBとAとIG、STARTでBとSとIGとRで、一応正常のようだ。
けど、S端子が少しぐらつくかな、と思いながらぐらつかせていたら、スイッチのポイントを兼ねていると思われるリベットから、端子がもげてしまった。
このサンバーのイグニッションスイッチは、ロック部分は簡単に外せるけど、肝心のスイッチ部分が分解できない。
丸いボディの先にスイッチの端子盤が入っているのだが、ボディの縁を絞ってカシメてあるのだ。無理やり分解できないことはないけど、復旧して元の機能が回復するかわかったもんでない。
困ったもんだ。
なので分解は断念して、リベットに端子をハンダ付けして直した。
で、その端子板のとこに給油穴か通気穴か知らないが、とにかく穴が開いていたので、そこからポイントクリーナーをぶっこんで、とりあえず洗ってみた。

翌日は休みだったけど、かーちゃんに仕事場に送ってもらって、イグニッションスイッチを取り付けて、リトライしてみた。
でも、前日と状況は変わらない。
だけど、始動後にキーを少しスタート側に押してしばらくエンジン回していたら、キーから手を離しても停まらないようになった。
そのチャンスは逃せない。すかさず帰宅することにしたけど、いつまた停まるかわかんないから、かーちゃんのクルマに後ろを固めてもらって、だ。

帰路、サンバーの中で考えた。
エンジンかけるためにキーをONしたとき、チャージと排気温度の警告灯がぼんやりしていた。
そういえば、前の日の出勤の時も、途中で失火したようなつんのめりが1回あった。
キーをスタートにすると、イグニッションコイルにR端子から別の電源が入るわけだから、ポンプがゆるゆる回ってさえいれば何とかエンジンはかかるし、回りつづける。
てことはあれだ、IGからイグニッションコイルにつながるエンジンハーネスが切れかかってんじゃないか?

帰宅して駐車場に入れてから、エンジンかけたまま、以前ショートして損傷したハーネスのあたりを揺すってみたら、エンジンが失火して停まった。
ビンゴだわ。


右フレームの内側を走るハーネス。
写真下側のスプラッシュガードの後ろで、ハーネスはライトとエンジンに分岐する。
だいぶ以前だけど、このサンバーを入手してまもなく、その分岐のあたりでハーネスに水が入ってショートして、配線が何本か焼けてしまって、直したのだ。


ハーネスを開いて、エンジンハーネスの黒白線を探して引っ張り出したら、繋ぎ目から切れてしまった。
イグニッションスイッチからの線は、ここで3本に分岐していて、ポンプとコイルとキャブだったかに分配されているのだ。
このハーネス内の分岐の工作は、線を撚ってテープで巻くという、まさかの子供の工作レベルの代物なので、こんなことになってしまうのだ。それがスバルの仕様なのかは知らないが、ひでえもんだ。


切れたハーネスをジャンプして始動してみたら、正常に動く。警告灯も明るかった。
ということなので、切れ目で腐っていた線を少し切り詰めて、別の線を間に入れて、きっちりカシメて修理した。
せっかくの休みが半日つぶれてしまったぞまったく。
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春の兆し。


女子職員が作った雪ダルマ。
雪ダルマに固まるような雪質になってきたら、春が近い。
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いろいろ発見。

SRX600。見てて見っけたとこをあれこれ。


燃料コックを固定するボルトの、前側の穴がバカになっていて、裏にナットをかけて固定されていた。


オイルクーラーの上のあたりのフレームのサビがひどい。
このフレームの色はヤマハのスターダストシルバーで、XT400Eのフレームと同じだ。


フレームのダウンチューブとシリンダーの間には、指の入る隙間もない。
ミチミチに詰められたデザインだ。かっこいいけど。


腹下には巨大なマフラー。
ん?


マフラーステーがないぞ。
調べたらここのマフラーステーだけは在庫があるようだが、5000円以上する。
他のマフラーステーは販売終了になっている。
右側のボトムチューブのマフラーステーもなかったから、適当に作るか。


クラッチケーブルが折れ曲がっている。
これは気持ち悪い。


クラッチアームのとこは、セルがないぶんXT400Eよりすっきりしている。
けど、フレームがミチミチに寄っているので、キャブにはほぼさわれない。


タンクエンブレムは、音叉マークはキレイだけど、ヤマハのロゴは擦り切れている。


サイドカバーのSRX-6のエンブレムは、失われている。


テールカウル側面のSUPER SINGLEのエンブレムもない。


テールカウルのこのエンブレムは健在。


純正装備のタイヤ。


BSのEXEDRA G527がフロントの純正品だった。
ヒビだらけ。


2007年5月(訂正)2005年07週製か。そら割れるわ。


中空ホイール。贅沢だなあ。


SRXってわけでないけど、BSの自転車工具セットの、マルチ板レンチ。
このベアリングコーンレンチが、サスのプリロードダイヤルとかステアリングステムのトップナットなんかを回すのに、実に具合いい。
30年以上ぶりに、妙なとこで日の目を見た逸品だ。
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フロント周り。

SRX600。


一度物置から出して、外で向きを変えて、テールインで物置に入れた。


バイクジャッキをかける。


後輪に輪止め。


ダブルクレードルのボトムチューブの、クランクシャフトの下あたりにジャッキを当てると、フロントが浮いた。


ボトムチューブの下に出っ張っているエキパイも、ちゃんと躱せた。


フロント周りの整備をするのだ。
フォークはオイル漏れもにじみもないから、オイル交換するくらいかな。


ストローク外には、点サビもちらほら。
アンダブラケットのサビがひどい。


クラッチケーブルは、本来アンダブラケットの上を通る。
これもついでに直さなきゃ。


ということで、フロントフォークを抜いたの図。


フォークの、アンダブラケットにクランプされてたとこには、サビが移っていた。


フォークオイルを排出。
右からは金属粉まじりの黒く劣化し尽くしたオイルが出たけど、左から出たオイルはまだ少し赤みが残っていた。
何かの事情で左だけ交換したんだべか。


しばし油を切る。
スプリングは、ピッチの狭い方が上。


フォークスプリングの自由長を測定。
左右とも475.5mmってとこだった。


使用限度にはぜんぜん余裕があるけど、新品よりは1mmほど短くなっている。


スプリングのスペーサーは、安い電縫鋼管だった。長さ70mmで標準品だが、ノーマルパーツなのかな。
スプリングがやや短くなってる分、コイツにさらにシムでも足した方がいいのかどうか。
ネットでは、SRXのフロントは柔らか過ぎ、というインプレをよく見るが、ブレーキかけたらフロントが派手に縮むオフ車ばかり乗ってた身としては、柔らかくても違和感ないかもしれない。
フロントが1mm短くなってキャスター角がうんたらかんたらでハンドリングがどうのこうの、を語るレベルのライダーでもないし。


中のオイルを完全に抜くためにフルボトムまで縮めたとき、アンダブラケットとの間隔はこんなもん。


さてと、ありゃ、ステアリングステムのベアリングカバーがおかしいぞ。


で、ステムも外した。
ボールは上下とも19個入っていた。


ステムのベアリングレースは、キレイなほうだろう。
グリスも新鮮だ。
ちょっと玉の跡がついてるように見えるけど、ゴリゴリ感はまったくなかった。


ボトム側もキレイ。


ベアリングカバーは、何か引っ掛けたのか、歪んでいた。
交換しなきゃな。


せっかくなので、クリアがムラハゲして錆びていたハンドルクラウンを化粧直し。
アルミなので、ヘアラインに磨いてクリア塗ったら、普通に銀で塗ったみたいになってしまう。
まいっか。


作動がヌルッとしてたイグニッションスイッチも分解整備。


ライトステーのサビもひどい。
これは今日は時間切れで、次回に持ち越し。
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よくもった。

サンバー。

このところ、バッテリーが弱ってきていた。
気温にかなり影響されるようになってきていて、先日の異常に暖かかったときはものすごく元気だったのだが、その後冷え込んだら、また死にそうに弱々しくなる、って感じだ。


バッテリー購入。
これが一番安く買えた。
日産の用品ブランド、ピットワークのバッテリーだ。


即用タイプで、日本製。日立のOEMだ。


古いバッテリーを外す。
2010年からだから、よくもったもんだ。
たいしたもんだパナソニック。


新しいバッテリーを取り付け。
これでとりあえずは安心かな。
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あのころの。


あのころのカツゲン。
道民のソウルドリンク、今のソフトカツゲンのルーツである、昔の瓶入りカツゲンの限定復刻版だ。
昔は風呂屋とかにあった気がする。
20年以上前、北海道に帰ってきたとき、カツゲンとガラナが懐かしくて飲みまくったもんだ。
そのときはすでに、カツゲンはソフトカツゲンになっていた。瓶入りカツゲンの記憶は、遠い遠い、45年くらいも前の、淡い記憶でしかない。


復刻版は、200mlの紙パック。
品薄でなかなか買えずにいたが、やっとかーちゃんが探してきた。
味のほうは、甘さはソフトカツゲンと大差ないけど、とにかく濃厚だ。口腔内にまとわりつくような感じ。
あのころ、瓶のカツゲンがこんな感じだったかは、正直記憶にない。でもたぶん、風呂屋のカツゲンはこんなだったんだろうな。
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改善。


XT400E。
以前、交換用に使った、モノタロウのオイルフィルター。
パッキンが付属していたはいいが…。


この小さい方が付属していなかった。


でも安いから、また買った。
生産地が、以前の台湾からタイになっている。


したら今度は、ちゃんと大小パッキンが付属していた。
しかも、ちゃんと袋に包んである。
改善したなモノタロウ。やるじゃないか。これは評価されていい。
このフィルターは、SRXにも共用できる。助かるなあ。
モノタロウからなんかもらってるわけでないから、サイトへは誘導しないけど、興味のある向きは各位調べればいい。
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アニマル柄。


どうもカカトのあたりが冷たいと思ったら、長靴のカカトが終わっていた。
2シーズンも使えたから、がんばった方だろう。


ということで、新品を卸した。
北海道の定番過ぎるスタイル。
いまやオヤジブーツなどと呼ばれてしまうほどの定番で、俺が子供の時は、この感じに底にピンスパイクが、子供靴の流行りだった。


コイツは、カカトに折りたたみ式の簡易アイゼンが仕込まれている。


アイゼンは、氷の上では無敵の食いつきを見せる。


チャームポイントは、履き口のアニマル柄と、金の帯。
ウチでは、アニマル柄のムートンブーツと呼んでいる。
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