プラグコード。

SRX600。


イグニッションコイルを外した。
鉄芯がループになった、閉磁コイルってやつだな。


プラグコードが硬化していて、コイルの付け根のとこでクルクル動いてしまうのが気になっていた。
XT400Eでは、ここからの湿気の侵入でミスファイアやエンストに見舞われていた。


そのXT400Eに使ったNGKパワーケーブルの残りがあったから、コイツを移植しようと。


XT400Eのプラグコードは、コイルにねじ込みだったので、簡単に交換できた。
しかしこのCDI点火のSRX用コイルでは、コードが埋め込みになっていて、末端はハンダ付けされている。
コイルの真ん中あたりにある端子の周りを削って、端子を掘り出す。
この辺の構造については、先人の知恵が大いに役に立った。勇気ある先人たちに感謝。


掘り出した端子のハンダをはずして、古いコードを抜く。
新しいコードには、芯線に銅線を差し込んでハンダ付けしておいてから、ケースにムリムリねじ込んでいく。
NGKパワーケーブルはノーマルよりかなり太いから、コイルに差し込む口から少し入るあたりで赤い外皮を剥いて、外皮は先端をテーパーに削ってから、シリコングリスを塗って、力任せに突っ込んだ。


銅線を端子にハンダ付け。


2次コイル(高圧コイル)のチェック。
基準値は6.5kΩ±20%だから、良好だろう。


1次コイルのチェック。
基準値0.6Ω±20%に対し、これは抵抗大きすぎか。


テスターリードの抵抗というかテスターのゼロ点ずれが1Ωもあるから、差し引きすればいいとこだ。
やれやれ。


プラグキャップは、おニューのNGK。102°タイプのネジ端子用を取り付けた。
このキャップは、コードにねじ込んで取り付ける。


削ったとことコイルの口の部分は、ホットボンドで固めた。


ノーマルよりほんの少し長いだけのはずなんだけど、ずいぶん長いみたいになった。
まいっか。多少長い分には。
エンジンは簡単に始動したから、たぶん問題なかろう。
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排気系復旧。

SRX600の続き。


抜いた排気スタッド。
こんなに曲がっていた。


曲がった原因はたぶんこれ。
エキパイのフランジが反ってしまっている。締めすぎだ。
1JKや5Y7のエキパイのフランジは、規程トルクで締めた程度では、締めてもシリンダーに密着しない。
フランジは鋳物ではなく鉄板のプレス品だから、規定値を無視して締め込めば、フランジが曲がるほど締めれてしまうのだ。


2枚合わせると、こんなに反ってるのがわかる。


バイスで締め上げて直してみる。


完全に平らとはいかなかったが、まあまあ平らになった。


新品のエキパイスタッド。


スタッドの片方の端には、凹みがある。
凹みのある方をシリンダーにねじ込む。


スタッド植え込み完了。


エキパイのガスケットは、キタコの社外品を使おう。
右が付いてたやつ。


フランジのナットも新品にする。


マフラーのガスケット。
筒状のガスケットだ。
3YFは、XTZ660テネレだな。


左が付いてたやつ。右の新品と比べれば、こんなに痩せてしまっていた。


クランプの跡も付いてしまっていた。


ガスケットのひとつは完全にマフラーに張り付いてしまっていたので、破壊して取り出した。


マフラーのステーを緩めて、エキパイを差し込み、揺すったり叩いたりしつつ位置を合わせて取り付ける。
エキパイはステンレス。付け根付近は真っ赤になってたけど、ひどい表面サビをある程度取ったら、この程度に青黒くなった。


排気系統をきちんと組んだら、マフラーはタンデムステップの幅に収まった。
すごいスリム。


排気管が付いたので、久々にエンジン始動。
入手時よりもだいぶ静かに、それなりにいい音で回る。最初は排気が漏れてたもんな。
スポンジにしたエアクリーナーの吸気音が気になるほどだ。


一応形になった記念。
作業の邪魔になったので、ナンバープレートは外してある。


んー美しい。


いいねいいね。


XT400Eと兄弟ショット。
だがまだ作業は続くのだ。
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雑草通信。


当地では、一昨日あたりに、エゾヤマザクラが一気に開いた。


タラノメも今年は早い。


ツタウルシの春紅葉。


カラマツの若葉。


カツラの春紅葉。


ミズナラの春紅葉。
春真っ盛りだ。
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開花。


当地のサクラも開き始めた。


庭のツクシ。


スイセン系満開。


アンズも開花。


今年は花芽がたくさんついたから、ちょっとした花見ができそうだ。


庭に植えたウドが出てきた。


山菜も季節到来だな。
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再び合体。

SRX600公道復帰作業の続き。


リアブレーキキャリパーを洗う。
中性洗剤でゴシゴシジャブジャブ。


キャリパーの奥が洗い辛いので、スペシャル歯ブラシを作った。
歯磨きには多分不向きだ。


キャリパーボディはけっこう傷付いている。
ま、古いからな。


古いけどそれなりにキレイにした。


ピストンのサビも落とす。
外側はサビも大傷もなかったけど、中はだいぶサビていた。


リアブレーキのピストンは38ミリくらい。
たぶんノーマルだ。


ノーマルのリアブレーキキャリパーのシールキット。


ピストンシールとダストシールが、ピストン2個分入っていた。
コイツで組めたから、リアブレーキはめでたくノーマルだったと思われる。


これはリアブレーキマスターのピストンキット。
ブレーキロッドのクレビスエンドとロックナット以外のすべての内部部品がキットになっているので、5000円以上する。
今回買った部品の中では、タイヤの次に高価な部品だった。


キットには入ってない、リアマスターシリンダーのリザーバーホースフィッティングのOリング。
元のはボディのサビで型が付いてしまっていた。


ブレーキホースのバンジョーフィッティングのガスケット。
こういうのは基本新品にする。


リアブレーキのパッドもベスラだった。
厚みは十分なのでこのまま洗って使う。


ブレーキブリーダーのキャップ。
クルマ用の汎用品だが、バイクにも普通に使える。


このとおり。


ブレーキペダルのリターンスプリングも新調。
サビてるだけでなく、フック部分も痩せていた。


スイングアームをクリア仕上げ。
100均の園芸コーナーに売ってる、鉢を吊るSフックで吊っている。
あのフックは丈夫で色々役に立つな。
作業場ではドリルやら針金やら、なんでもかんでも吊り下げて使っている。


数日乾かして、よし組むぞ。


スイングアームのピボット内は、グリスを洗ってもまあまあキレイだった。


スイングアームのピボットの部品。


ブッシングは、ローラーベアリングの跡がわずかに付いていた。
とはいえ、爪でひっかいても段差は感じられないので、軽く磨いてこのまま使おう。


両端のグリスシールとワッシャ。
SRXのグリスシールは、単品では出ない。XT400Eのは出るんだけどな。


新品のグリスシール。


グリスをたっぷりまぶして組んで、最後にグリスニップルからグリスを入れる。
400グラム用グリスポンプで、両端のベアリングのとこから出てくるまで、45ストロークってとこだった。


スイングアームを車体に付ける前に、チェーンガードを付ける。


スイングアームを車体に合体。


チェーンはちゃんと通ってるよな。


後輪も合体。
リアブレーキペダルの高さを合わせて、DOT4を入れて、エア抜き。


タンデムステップも合体。


これでやっと、また転がせるようになった。
GP-210もなかなか悪くないよな。
妙に紗がかかったような写真になってるのは、ケータイのレンズ部分がグリスやらで汚れてたからだろう。


シフトペダルの軸もサビサビだった。


磨いて、ウレアグリスでグリスアップ。
シフトリンクのボールジョイントにもグリスを詰めた。
ステップのゴムは新調。


久々に見たら、あれ、フロントタイヤの軽点ずれてたや。


レバー側でアウターに曲がりがあった、クラッチケーブルを交換。
NTBの純正同等品だが、2NXで調べても出てこなくて、1JK-の純正品番で調べたら、2NYで登録されていた。
モノは2NXも2NYも同じだ。NTBのは純正より少しだけ安く手に入る。


ケーブルを取り回して、フルステア切ってチェック。
改めて見ると、セパハンのバイクはハンドルの切れ角が小さいのがよくあるが、コイツはかなり切れるなあ。


ひん曲がってたエキゾーストスタッドを抜く。
一応5-56なんかも吹いたが、きつーくダブルナット噛まして回したら、あっさり抜けた。
ここが齧ってたり、最悪折れたりするとホントに厄介だから、一安心。
というあたりで時間切れ。あとは次回。
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咲いた。


庭のそこここで、ヒメオドリコソウが花を咲かせている。


今年はタンポポも早い。


昨日あたりから、当地でもコブシやサクラが咲いてきた。


庭のムスカリ。




スイセン系も。


冬の間、雪に埋まっていた伐木を回収。
マーキングのテープが生々しい。


庭のギョウジャニンニクには、3年めにしてやっと、蕾が伸びてきた。
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じわじわと。

SRX600の公道復帰作業は、まだ続いている。
着々というか、じわじわと。


GP-210を組んだリアホイール。


このロゴはちょっと気恥ずかしいかな。


元付いてたノーマル装備のG528は、120/80-18 62S。


GP-210は120/80-18 62P。
サイズは同じで、ロードレンジは62だから同じだが、スピードレンジがSからPに下がる。
記号が示すタイヤの最高速度は、Sが180km/hに対し、Pは150km/h。
SRX600は、かなり頑張ればPレンジを超える速度も出せるはずだが、実際150km/hなんて出すことはないだろうし、出せといわれてもヤだから、まあ問題なかろう。


後輪を置いてみた。
スイングアームがないから、後輪のあるあたりに置いてるだけ。
GP-210は、そんなに違和感ないと思うぞ。


さて、あっちこっちそれなりに手を入れてきて、こうなるとマフラーのサビも気になるから、マフラーをまた外した。


サビを削って、ダンボールの超簡易塗装ブースに入れる。


ストーブなんかにも使われるような、ありきたりの耐熱塗料を塗る。
さすがにマフラーだから、サビ転換剤は使えない。


一度に厚塗りしたら、元の塗装が縮みを起こしたとこがあった。
そうなったら、一度溶剤で拭いてから、塗り直す。


塗り上がったマフラー。
さすが純正マフラーと思うのは、当時としては画期的なショートマフラーを、車体との干渉を避けつつ、地上高と容量を確保し、なおかつスイングアームの幅と変わらない程度に収まるように、複雑で巧妙な形に作られていることだ。
社外マフラーでこんな造り込みはなかなかできないだろう。当時のエンジニアたちには頭が下がる。
これでもう少し軽ければ、なおよかったんだけどな。重たいんだこのマフラー。


トーチで塗装を焼き付ける。
トーチで炙っていると、炎の中で表面の感じが変わってくるから、それで焼き付け完了。
耐熱塗料は塗っただけでは剥がれやすいけど、焼き付けると硬くて強い塗膜になる。


塗っただけでは完全なツヤ消しだった耐熱塗料は、焼き付けてから柔らかい布で磨くと、鈍い艶が出る。


これはマフラーヒートガードの裏に、耐熱塗料を塗っただけの状態。


焼き付けて軽く磨いた後。


マフラーを再び取り付けた。
スイングアームを外すときに、チェーンをサイドグリップから吊り下げている。
リアショックが2NXのカタログ写真と違うのに気づいた。パーツリストの絵とは合ってるから、ヤマハ純正1JK用のショックのようだ。1JKのカタログ写真とも同じに見える。
1JKのこのショックは、XJ900と共通というか流用してきたらしい。本来の2NXのショックは専用設計になっていて、だいぶ軽量になっているはずだ。


サビサビのステップも外す。
アルミっぽいシルバーに塗装されていたけど、サビからわかるとおり、鋳鉄だ。


右ステップのラバーのイボがもげていたので、新しいのを買った。


新品は、裏がつるんとしている。
イボがもげてない左のラバーも、裏にステップ表面の凹凸の型が付いてしまっている。それだけ硬化してるってことだから、この際左のラバーも新品頼もう。なお、ステップラバー自体は左右共通だ。


ステップはサビを落としてサビ転換剤を塗り、再塗装。


鉄なのにアルミっぽいのもなんか嘘くさいから、なるだけ鉄っぽくしてみた。
んなでもないか。


オイルタンクのキャップのパッキンがペッチャンコで、キャップが底突きしていたから、パッキン交換。


下が新品。こんなにつぶれていた。


軽く回していって止まったとこから、指先でキュッと締めて、キャップはわずかに浮く。
こういうとこをバカみたいに締めると、次に外すとき苦労する。


スプロケットとハブもクリーニングして、ベアリングをグリスアップしようと思ったら、オイルシールがカチカチに硬化してひび割れていた。
スプロケットはまだまだ使えそうだ。


サビを落としてサビ転換剤を塗ったスイングアームも塗装する。


これも鉄なのだが、元はなんちゃってアルミシルバーだった。
鉄っぽくしたいんだけど、どうかな。


サビ転換剤を部分塗りしてるのが、モロに出てしまった。
やり直しかな。


リアのキャリパー。
これもなかなか汚い。
でもとりあえず後にして、マスターシリンダーから攻めることにする。


まずは、割れていたリアブレーキリザーバーのキャップを交換。
品番の1A5は、なんとRD400の型式だ。


元のキャップの表示は、ヤマハのフルードを使えとかいうだけの指示。


新しいキャップの表示は、DOT4を指定している。


キャップの下、ダイアフラムの押さえには、DOT3が指定されていた。
ま、フロントのリザーバキャップによればどっちでも使えるみたいだから、いいか。


リアのマスターシリンダーは、ブーツをめくってみたらこのとおり。
これは相当な年数、まったく触ってないっぽい。
サークリップがサビでシリンダーにかじっていて、5-56の助けを借りないと外せなかった。
その下のキャップというかワッシャもサビでかじっていて、ロッドを引っ張っても抜けてこない状態。


ロッドエンドに針金を結わえ付けて、先端をバイスプライヤーで咥えて、簡易スライドハンマーにしてビンビン引っ張っても、なかなかビクともしない。


マスターシリンダーをヒートガンで加熱してリトライしたら、やっと外れた。


シリンダー内には、サビかなんかの混入があった。


マスター側のバンジョーにも、サビの混入。
ホース自体は十分柔軟性を保っていたから、どうもチグハグなメンテをされていたと思えてくる。
俺みたいなDIYメンテだったのかもしれないな。


マスターシリンダーのリザーバー側のプラスチックフイッティングを外したら、腐食と汚れがひどい。
これはなかなか手強そうだ。
というところで時間切れ。まだまだ続くのだ。




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青系。


花壇より早く、こぼれ種から犬走りの縁に出たムスカリが咲いた。


花壇にはチオノドクサ。
なぜか青っぽい花が春先に咲く。
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そしてまだ着々と。

引き続き公道復帰作業中のSRX600。


リアホイールからタイヤを外して、ホイールのサビをとる。


GP-210を組んだ。
左は外したG528。


サイドカバーのゴムシールの残骸。
この状態で、辛うじてくっついていた。


パーツリストを見ると、本来は複雑な形のようだ。


残骸から元の形状を割り出して、ゴム板から複製した。


左右は同じ形状。


このように付くのかな。
たぶん。


外したスイングアームは、サビを落とす。


タイヤの撥ね上げがかかるあたりと、チェーンラインのあたりのサビがひどかった。


サビ転換剤で処理。


カップブラシとかが入らないとこは、サンドブラストをかけている。


マフラーのカバーというかヒートシールド。
一見アルミのような白っぽい仕上げだ。


外してみると、アルミの軽さではない。


裏は赤錆。
スチールにメッキ仕上げなんだな。
そういやXT400Eのもそうだ。


これもサビを落として、サビ転換剤処理。
サビ転換剤の皮膜は、熱には弱そうだけどな。
直接熱がかかるわけでないから、まあ大丈夫だべ。一応あとで耐熱塗料上塗りしとくか。


クリアがはげたり黄変していた、クラッチカバー。


磨いてクリアを塗っておいた。
なかなか手間かかるなあ。
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雑草通信。


庭のムラサキツツジが開花した。


小さい小さい花。
同定できず。
この花にはビロードツリアブが来ていた。
撮れなかったけど。


カタクリも咲いた。


とあるギョウジャニンニクの群落。
春だねえ。
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