燃焼リング。
石油ストーブのシーズンイン点検をしたら、一部赤い炎が出て、炎のバランスも悪い。
調べてみたら、この「燃焼リング」という部品が、熱で歪んだ上にスポット溶接が外れてバラけていた。
ストーブはポットバーナーってやつで、気化した灯油をファンで二重の筒の間に送り、内筒の内側に開いた穴から吹き出して、そこに点火する。筒の内側に炎が出るわけだ。
この燃焼リングって部品は、筒の中の空気の流れを決定している。バーナーの炎と熱風は、この燃焼筒を巻き込んで立ち上がり、ガラス筒の中にあるパンチメッシュの燃焼筒の中心を通って、煙突に排気される。
燃焼リングが歪んでいると、炎がまっすぐ燃焼筒に命中せず、赤火が出たり、煤が出たりする。
ウチのは15年くらい前のストーブだが、燃焼リングは部品で入手できた。
コロナの部品センターで3500円くらい。
新品と、推定15年モノ。
燃焼リングの交換は、シーズンメンテと同じ手順だ。
まずてっぺんの網を外す。
燃焼筒の蓋を開ける。
燃焼筒を引っ張り出す。
これで、バーナーの底にある燃焼リングを外せる。
新品をセット。
このストーブの場合、定位置に置いて、カチッと回して固定する。
復旧して、点火テスト。
点火時にも赤火は出ない。
バーナーが温まって、火力が強まるプロセス。
バーナーの炎は均等で、キレイに燃えている。
フルパワーのテスト。
余計な火は見えない。いんでないかね。
燃焼リングを買いに行った道中、R5西大沼付近の紅葉。
前方のカラマツがかなり色づいてきている。
カラマツが黄色くなると、秋も終わりだ。