ムスメ仕様完成。

ムスメが使う予定のXT400Eアルテシア。


スイングアームを外した。


アルテシアは、リンク式モノサスだ。


スイングアームベアリングのオイルシールが飛び出していた。
グリスをグリスポンプで入れすぎるとこうなる。
力任せはよくないぞ俺。


左側も。
茶色いのは、チェーンガードのローラー。


スイングアームのピボットボルトが、クランクケース後端のマウントボルトを兼ねている、という構造。


ピボットボルトはかなり錆びていた。
そういやアル買ってから、スイングアーム外すの初めてだ。


分解、洗浄したスイングアームとリンク。


アルのスイングアームのオイルシールは、単独でまだ出る。
SRXはエンドキャップとアッセンでしか出なかった。


大して摩耗してないようだったけど、チェーンガードも交換する。


組み上げてグリスアップした図。
途中はグリスまみれだから写真はないのだ。


ブレーキも整備。
分解点検、クリーニングと、当然ながらフルード交換。
これはリアキャリパだが、ピストンはこの向きで正解。ピストンには、サンバーとかのクルマのキャリパのようなダストブーツが付いていて、ブーツの入る溝がこっち側にあるから、こうしか組みようがないんだけどな。


ブレーキペダルも外して、シャフトをグリスアップ。


パワーケーブルを付けていたのだが、普通のネジ端子のプラグに対応したプラグキャップに交換する。
パワーケーブルの一体型キャップの付け根でコードを切断。


SRXにも付けた、NGKのプラグキャップをねじ込んで完成。


これで、プラグのターミナルキャップはいらなくなる。


エンジン始動確認。


俺好みに絞りを開いてあったハンドルを外した。


絞りの大きいノーマルハンドルに戻すのだ。
左側がノーマルで、こんなに絞りが違う。
ノーマルハンドルにすると、グリップが近くなるし、バーの幅もやや狭くなるから、女子にはその方がいいかと思う。


ノーマルに戻った。
全幅は変わらない。ノーマルではナックルガード先端の間が全幅になるが、絞りを開いていた状態ではグリップエンド間が全幅になっていて、それらがたまたま1センチと変わらなかったのだ。


スイングアーム整備でチェーンスライダーを外したら、劣化しまくっていて割れてしまった。


なので、ジュラ板を当てて直してみた。


機能的には問題なさそうだ。


俺が乗るならそれでいいんだけど、ムスメが乗るんだから、と、思い切って新品に交換することにした。
新品は真っ白だったんだな。
このチェーンスライダーはメーカー在庫わずかで、しかも6000円近くした。自分だけで乗るならまず買わないな。


純白のモチ肌。
経年で黄ばんだ方は、チェーンの擦れた痕もある。
黄ばむとこみると、材質はウレタン系かな。


取り付け。
この写真では、ボルトの下に入るブッシュが表裏逆だ。すぐ気付いたから直しておいた。


こんなに白いのは記憶にないから、買った時点でかなり黄ばんでたんだろうな。


リアキャリパーのスライドブッシュのボルトを交換。


買って初めてのブレーキメンテの時、締め応えが変だと思ってたら、よく見たらボルトが伸びていたのだ。
ネジのピッチが広がってるのが分かる。
トルクレンチ使わないで、手ルクレンチでバカ締めしたのかな。ヘッドマーク7だから、相当硬いボルトのはずなんだけどなあ。ボルトにグリスとか付いてるとものすごくトルクかけれてしまうから、そんな原因なのかもしれない。
伸びてるとはいえ、一応規定トルクがかかる状態だったので、長年よしとしていたのだが、ムスメが乗るとなればそうもいくまい。


これで一通りの整備は完了。
ワックスもかけた。


いつも思うのだが、コンチネンタルトレイルは言い過ぎだべ。
動画サイト観ると、アルはロシアあたりでは人気あるみたいだから、今となってはあながち言い過ぎではないのかもしれないが。


日焼けして白くなったプラスチック部品は、カラーワックスとシリコンオイルで精一杯の化粧直し。


クルーザーのようなメッキの鉄リムには小サビが浮いていたが、真鍮ワイヤーホイールで磨いて、シリコンオイルを塗った。
スポークの緩みも張り直した。


あとは車検だな。
リアサスのセッティングを大きく変えたから、ヘッドランプの光軸だけが不安だけど。
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庭通信。


庭は、ツツジ類が盛りだ。
この木は去年、かなり思い切って剪定したのだが、無事に咲いて一安心。


サラサドウダン。


シャクナゲも咲いた。


ハートのツツジ。


スズラン。


ライラック。北海道なイメージだな。


フジ。


アンズに実が付いていた。


ウドは、ちょいちょい芽を摘んで食べているのだが、伸びる方が早い。


ギョウジャニンニクの花。
最初は横を向いているけど…。


花が咲いていくと共にだんだん立ち上がって、ネギボウズ状になっていくのだ。
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ドンゲ好き。


駒ヶ岳にかかる日暈。
1週間くらい前の撮影だ。


毎年この時期恒例、山の作業道路を開ける。


アフター。
パワフルな機械で楽々だ。


たまに脱輪。
当地でドンゲと呼ばれるオオイタドリが伸びていて、草刈り機の上から地面の状態が見えづらいから、こんなことになってしまう。


いろんな草花の花粉で、黒い燃料タンクが黄色くなってしまう。


今年も、そのドンゲの葉にドクガの幼虫が。
ドクガはバラ科の他、このドンゲがお好みのようだ。


この写真程度では少ない方なのだ。
近年ドクガの大発生が続いているので、駆除のために、ドクガの好むオオイタドリを駆除してみることになったのだ。


こんなのが、草刈ってる目の前に出てくる。
幼虫をばらまかないように、ドンゲをそーっと倒して、一気に粉砕する。
駆除目的とはいえ、効果があるかはなんともいえない。試行錯誤中だ。
殺虫剤を使うには面積が広すぎ、焼くには周辺施設が危険過ぎ、という現場なので、食草から断つしかない。


鳥肌画像。
上下ナイロンヤッケ+ヤッケフードの上からヘルメット+腕貫+長靴+手袋+ゴーグルという、原発作業員並みの完全防備でドクガに挑むのだが、やっぱりどこかしらから毒毛が入るようで、かぶれてしまう。
アウトドアも楽じゃねえな。
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小ネタ。


XT400Eアルテシア(4DW)の、テールランプ。


SRX600(2NX)の、テールランプ。
見たような形だと思ってたら、アルと同じだった。
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庭通信。


朝は濃い霧が出たりした、このところの異常高温。


庭のイチゴは満開。


スズランも。


とにかく花盛り。


これでもか。


通りの八重桜も。


草っ原のエノコログサも。
まさかとは思うが、この数日の高温で今年の夏が終わりじゃねえだろうな。
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明るいとこで。


シートを染めQ処理した、SRX600。
翌朝、陽光の下で。


こんな感じ。
見た人に、本革シートですか? って訊かれたのがちょっと嬉しかった。


ひとっ走りして見てみたら、若干色ハゲがあった。
塗ってから15-6時間しか経ってなかったから、これは染めQでなく、俺が悪い。
この後、塗ってから24時間以上経過してから何度か乗っているが、もう色ハゲは発生していない。
ま、ハゲたらまた直せばいんだ。
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エコ。

SRX600。
満タン法による初めての燃費測定は、なんと驚きの30km/L。誤差はあるだろうけど不正はないぞ。
30km/Lは、400のアルでもめったにマークしなかった数値だ。これはかなり燃費いいかも。
ちなみに、SRX600のカタログ燃費は、60km/h定地走行で40km/Lだった。
今回の30km/Lは定地走行値の75%だから、道内の田舎道をマッタリ走った結果としては、まあアリかな、とは思う。
ま、いろんな走り方しないと実用燃費はわかんないから、参考値ってことで。
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染め。

SRX600。


鮮やか過ぎるブルーになってしまったシートのレザーを、おなじみの染めQで塗り替えてみる。
ビニールレザーは、普通の溶剤系塗料で塗ると、可塑剤が染み出してきて、表面がベタベタになる。
果たして染めQはどんなもんだべか。
これは1回目のバラ吹きしたところ。


塗った。
キャメルを3回ほど塗ったらブルー地がほぼ消えたけど、染めQも空になった。
で、コーヒーブラウンという濃い茶色を、スプレーをうんと離して縦横にバラ吹きして、ムラにしてみた。
タンデムベルトの方は、元の黒下地にそのまま塗っている。


この写真だと、何だかわかんない謎の物体だな。


組み付け。
銀色の車体だから、茶系のシートが合うんでないかと。
なにより、黒いシートは炎天下に停めておくと熱くてかなわない。アルテシアのグレーのシートとか、SXのブルーのシートは、実際そんなに熱くならないのだ。


まあイメージどおりにできたと思う。
染めQは、乾燥も早くて、表面の質感も変わらず、ベタつきもなければ、逆にツルツル滑ることもない。
なかなかの優れモノだな。


こんな感じで。
あとはタンクとフェンダーだな。
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いいのかこれで。


SRX600。
シートの縫い目が切れている。


表皮も硬化してツルツルで、座面の前傾がきついのもあって、ブレーキ掛けたり、路面のギャップを越えただけでケツが前に滑って、タンクのとこまで行ってしまう。
それを嫌うと、やたらきつくニーグリップしてしまったり、ハンドルに腕を突っ張ったりして、疲れるのだ。
そういえば、アルテシアのシートも、ノーマルではそんなだった。この頃のバイクはみんなそうなのかな。


で、シートを外して、付属物を全部外した。


皮を剥いだ。
ウレタン汚えな。熟れたバナナみたいになってる。


こないだアルのシートをアンコ抜きした時に切り取ったウレタンがあったから、そいつで少しアンコ盛りしてやろう。
ここんとこアンコづいてるな。


座面の前傾が少しでも緩くなるように整形。


試しに、剥いだ皮を被せてみた。
腿の当たるラインは、角を大きく落としている。
座面はだいぶ平らに近くなったかな。
したらこんなもんで、新しい皮張るか。


まさかの、あまりにもビビッドなブルー。
SX125Rのシート張り替えたとき、ブルーのレザーを巻きで安くオクで買ったもんで、この色のレザーまだ大量にあるんだよね。
ま、後で染めQで色替えすればいいかと。


時間の都合で一旦復旧。
元の黒のタンデムベルトを取り付けた。


…お?
ナントカは3日で慣れるとか言うけど…。


なんかだんだん、これはこれでアリな気がしてきた。
っていやいやいやいやいや。
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切り分け。

SRX600。
5速でギアの唸るような音が大きくて、気になっていた。
5速60-70km/hあたりでは、エンジンのパタパタに同期して、大きな打音のような音もする。


で、いろいろ考えたら、唸り音もアレだけど、打音はここが怪しいんでないかと。
スプロケットハブとホイールの間にテープを貼ってマークを付け、テープを切る。


スプロケットを回してみると、2mmくらいのガタがあった。
スプロケットハブのダンパーがヘタっている。リアホイール組むとき、ハブがやけに簡単に抜けるっていうかホイールを逆さにしたらスプロケが落ちたから、ちょっとヘタってるとは思ったんだよなあ。
SRXのハブダンパーは、1台分で7000円近くする。ダメだったら替えよう、とか思ってしまったのだ。


ここが異音の原因かどうか、原因の切り分けのために、ハブダンパーのガタを詰めてみよう。
ガタが2mm程度だから、シムとして、3mmのゴム板を適当に切り出す。


ハブダンパーとホイールのリブの間にゴム板を挟む。
これで、スプロケハブの突起にシリコングリスを塗って、挿入するときに手応えがあり、ホイールを逆さにしてもハブが落ちてこなくなった。
周方向のガタはゼロ。


結果としては、ギアは唸ることは唸るけど、気にしなければこんなもんか程度になり、巡航時の打音は皆無になって、パタパタ巡航が快適になった。
ヘルメットの風切り音の中に、静かだけど野太い排気音も聞こえる。写真は、気を良くしての初ナイトランに出るところ。

この異音だが、同じ2000rpm前後の巡航でも、4速以下では同様の現象が出なかった。これはたぶん、5速巡航時の負荷で発生するトルク変動による加振力が、駆動系統の振動数とたまたますごく近い、とかの条件がたまたま調ってしまったのではないかと考えている。
さて、では新品のハブダンパーをすぐ手配するかっていうと、前述のように高価なもんで、まあ今回のシムがヘタってからでもいいかなーとか思ったりもしたりなんかするのであった。
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