冬。


雪が降る。




定点観測の木立も、すっかり冬景色だ。
また、長い冬がやってきた。
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別問題。

サンバー。
シフトノブ内の4WDスイッチが汚れで粘って作動不良になり、クリーニングしてから粘ることもなく調子よかったのだが、今度はガリガリした手応えと共に、作動が悪くなった。スイッチが押し切った底で引っかかったようで、戻らない。


仕方なくまたスイッチ外して、今度はスイッチボディを割って内部を見てみた。
丸い穴の部分にはバネが各々入る。右側がスイッチの底で、白いナイロン部に電極とクラッチピンを押さえる板バネが取り付けられている。


目玉のような環状の穴が二つあるのがスイッチボタンの可動部で、下に見える矢印状の溝がある白い部分は可動しない、ON-OFFの循環作動のためのクラッチだ。
クラッチの溝に、ボタンを貫いている真鍮のピンが滑って、ボタンを押すたびにON-OFFが切り替わるのだが、そのピンの滑りというか、動きが悪くなってしまっていた。


実は、今のサンバー2号を買ったとき、4WDスイッチの動きがやはり粘っこくて、念のためにと、廃車になるサンバー1号からシフトノブASSYを外して送ってもらっていた。
その1号のシフトノブから4WDスイッチを外し、パークリでクリーニング後、2号のスイッチハーネスにハンダ付け移植した。
今度こそ、軽快に作動している。
調べたらAmazonあたりでスイッチはまだ新品が買えるようだが、モノタロウでは取扱い終了になってるから、ホントに買えるのかはわからない。
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落葉。


広葉樹雑木林の、11月の定点観測写真を、gifアニ接続してみた。
撮影間隔がかなり飛び飛びなので、変化は滑らかとはいいがたいが、黄葉の山が冬木立に変わる様子はよくわかるかと思う。

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ねっぱった。


サンバーのシフトノブ。
パートタイム4WDのスイッチは、シフトノブに内蔵されている。


KSサンバーでは、このようにスイッチボタンが押し込まれるとフロントドライブがつながって、4WDになる。
このスイッチは、押すごとにON→OFF→ON→OFF…と切り替わり、ONのときは押し込んだボタンが少しだけ戻って写真のように引っ込んだままになり、もう一度押すとボタンが最初の写真のOFF位置に戻るようになっている。
ここまでの写真2枚は、以前の記事からの流用だ。


先日少し積雪した朝、4WDの作動テストをしてみたところ、スイッチボタンをONにするために押し込み切った位置で固まってしまい、解除できなくなった。でも完全な固着ではないようで、少し時間を置くとスイッチボタンがON位置に戻っていて、OFFにするためにボタンを押し込むことができた。しかし、ボタンはすぐに戻らず、少し経ってから戻る状態だった。スイッチボタンの手ごたえは粘っこい。たぶん、ボタンとシフトノブの間に汚れが溜まってねっぱってるんだろう。


クリーニングのためにシフトノブ分解。
実をいうと、これはあらかたクリーニングが終わりつつある段階で、写真撮ってないことに気付いて撮ったものだ。
実際は、ボタン側面は赤い地色が見えないくらい汚れが付き、スイッチ側面までびっしり汚れが付いていた。


スイッチを抜いたシフトノブ側の穴。
これもひとつ前の写真同様の段階の写真だが、まだ汚れが残っている。油と埃が固まったようなこの汚れは、アルコールのパーツクリーナーで拭き取った。
なんともメンドクサイけど、ご覧のとおりどうしても汚れが溜まりそうな構造だし、埃っぽい現場や汚れた手のままで操作することも間々ある軽トラだから、仕方ないんだろうな。後のサンバーではスイッチにゴムカバーが付いて密閉型になったらしいから、たぶん今回と同じトラブルが多発して改良されたんだろう。
なお、クリーニング後はいたって軽快に切り替え作動している。
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また腐った。


排気温度警告灯が点灯した。
この警告灯は、排気触媒の温度が異常に上昇したときに、排気温度ヒューズが溶断して点灯し、異常を知らせるものだ。しかしその機構上、実際に触媒が過熱していなくても、何らかの断線があれば点灯する。


停車して調べてみたら案の定、排気温度ヒューズのカプラのとこで断線していた。


青いほうのカプラは車体側。端子のカシメ部分で腐食により折れてしまっている。
青いカプラボディも劣化して、中で端子が腐食して膨らんだためか、ひび割れていた。このカプラボディはもう使えないな。


問題の切り分けのため、試しに切れた配線と排気温度ヒューズカプラをテストコードで直結してみる。


エンジンかけたら、排気温度警告灯は消灯した。てことは排気温度ヒューズに異常はないから、単純な断線だ。


カプラボディが手持ちになかったので、とりあえず平端子とスリーブで修理して接続し、熱収縮チューブで固定した。両端はホットメルトを入れて潰して防水してある。これで当面は大丈夫だろう。
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晩秋、の続きの続きの続き。


今朝は冷えた。この写真の時点で0℃ってとこか。サンバーの窓もしばれている。


定点観測の紅葉も、もう落葉。


カラマツ黄葉も、だいぶ落葉。


冴えた月にかかる暈を貫く、夜の飛行機雲。
今夜も冷えそうだ。
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晩秋、の続きの続き。


朝の冷え込みで郵便受けに霜が降りていた。


サンバーの窓の縁にも。


定点写真。
広葉樹は落葉が進んで、葉っぱは残り少なくなっている。


カラマツ黄葉もピークを過ぎて、落葉が進んできている。
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崩壊、の続き。

サンバー。
こないだバックアップランプスイッチのカプラの端子が腐食崩壊したのを修理したが、それだけじゃ終わらなかった、の話の続き。


バックアップランプの修理なった、サンバーの排気口に違和感。なんか引っかかってる。


引っ張り出してみると、こんなブツが。
これだけでわかるヒトにはわかるかもしれない。


トラップドアと呼ばれるエンジンフードを開けた。
ね、おかしいでしょ。


マフラーハンガーの左側が腐食崩壊して落ちたのだ。しかも、ショックマウントのゴムも剥離している。
まいったなあ。


とりあえずマフラー周りをバラしてみよう。
排気系のボルトナットはまず齧ってるものと思って間違いないから、なかなか手ごわいのだ。


齧ってるボルトナットはいちいち炙って固着を外してやらなきゃならない。メンドクサイ。
なお、作業のためにトラップドアは外している。


マフラーのカバーを外すと、マフラーハンガーが見える。


腐食崩壊したのはこの部分だ。


折れてない右側も、マウントのゴムが剥離していた。
しかも、ホットエアボックスが外れて遊んでいる。マフラー下ろさなきゃダメだな。


ここからは、ジャッキアップして左後輪外すとラクだ。。
前方のマフラーステイは、ソケットレンチが刺さってるここ。


外す前に、排気温度センサの配線を外しとこう。


リアのマフラーハンガーを外して、遮熱板を全部外す。マフラーのタイコの上に載ってる白っぽいのが、吸気を温めるホットエアボックス。固定が外れて載ってるだけになっている。


遮熱板外すとき、エキマニにボルト折れこんでしまった。炙ったんだけどな。酸素か誘導ヒーターで赤熱まで加熱しないとダメか。


折れたボルトに溶接で肉盛りして、掴み代を作りつつ赤熱させる。肉盛りで作った頭をバイスプライヤで掴んで回すと、無事抜き取れた。


外したマフラー。
3年前に辻鐵工所のステンレスマフラーに替えてあるとはいえ、サビは浮く。ボックスが外れてタイコの上で振動してたので、フレッティングもサビの原因になっているだろう。
ワイヤブラシで磨いてみると、赤く見えるサビは表面の薄サビか相手方の鉄パーツのもらいサビがほとんどだった。


サビをワイヤブラシでクリーニングして、耐熱塗装。


ホットエアボックスは鉄製なので、これもサビ落として耐熱塗装。
3年前にエーモンステーで作った固定バンドは、腐食崩壊破断して、根元を残してどっか行っちゃってた。
ボックスは何度かサビ取りとエポローバル塗ったりしてたんだけどなあ。


一方、ゴムが剥離してたショックマウントは、プレートをサビ取り。


とりあえず復活を試みる。
接着で復活できることは実証済みだけど、よい子はマネしないほうがいいと思うぞ。


ボンド塗って、半乾きになったら圧着して一晩放置。


固まったら塗装。
右側のは左のマフラーハンガーブラケット。


ステンレスの#14針金でホットエアボックスを固定。
サンバー1号でもやってみたけど、結局これが一番長持ちする。


いい機会なので、クロスチューブもサビ落として塗装。


エキマニのネジ穴をタップでさらっておこう。


マフラーハンガーとマフラー取り付け。排気温度センサも忘れず復旧。
折れたマフラーハンガーは当て板して溶接修理したんだけど、その作業写真は撮ってなかった。夢中になると写真忘れちゃうよな。


遮熱板復旧。


ホントは腐食崩壊しつつある遮熱板も直したいけど、今回は時間切れでここまでだ。
とにかくサビる。サビれば崩壊する。困ったもんだ。マジで。
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お高い。


アルトのリアワイパー。
冬用は取り付け方法の違いなどで手持ちの雪用リアワイパーが合わず、新たに買うことにした。
ところが、HA36アルトに適用を謳っている雪用ワイパーが少ないのだ。モノタロウの自動車部品検索ではヒットなし、「ha36 アルト リアワイパー スノー」でググってみると、なかなか高価なんだなこんな短いのに。
で、数種類出てきた候補の中から、品質が間違いなくて実売価格2,000円前後と比較的安かった、このボッシュのSW28-R1を選んだ。


コイツは、ストッパーを開いておいてワイパー軸にはめこみ、


ストッパーをパチンと閉じて固定する。


ご覧のとおり、全体をゴムにカバーされて、ブレードには水切り溝がない、スノーワイパーだ。
これでやっと、冬支度が調ったな。
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崩壊。


サンバートラック。
前の晩、車庫入れの際、バックアップランプが点いていないのに気付いた。初雪が降る寒さの中、修理をする羽目になった。
バックアップランプの球切れを真っ先に疑ったが、球は切れていなかった。
バックアップランプのヒューズは、メーターなどと同じヒューズだが、メーター類は正常に作動しているから、ヒューズ切れもない。
電球ソケットのところで電圧を見ると、6.5Vとか7.5Vとか。これじゃ点灯しない。系統のどこかで大きく電圧降下するナニゴトかが発生しているのだ。
ランプのカプラを切り離して電圧見ても同じ。となると、スイッチ側のカプラか。
なお、ここまで雪にも翻弄されて、作業写真なし。
さて、バックアップランプのスイッチってどこだっけ?


整備書で見ると、バックアップランプのスイッチは、トランスミッションの左側面、スピードメーターギアの上の方についている。
似たスイッチが前後に並んで付いているが、


前がEL(エクストラロー)のスイッチ、後がバックアップランプのスイッチだ。


トランスミッションを左後輪の前方から覗き込むと、二つ並んだスイッチがあった。写真左側が車体の前方で、左のスイッチはELスイッチ、中央上のスイッチがバックアップランプのスイッチだ。


スイッチのあたりからトランスミッションの上を覗くと、スイッチのカプラが見える。
白いカプラがバックアップランプのカプラで、青いカプラはELスイッチのカプラ。


さらに上を覗くと、ホットエアダクトやエアクリボックスがかぶさっているのがわかる。


ということで、ハッチを開けて、エアクリボックスを外してどかす。
当該カプラが見えた。


ホットエアダクトの先の下にカプラ。


カプラを抜いてみたら、んー腐ってんな。


ギアをバックに入れた状態で、スイッチ側のカプラで測った抵抗は、33.5Ωもある。


カプラの車体側で電圧見ると、11.7V。少し電圧降下してるかもしれないけど、ランプ点灯させるには十分だ。


車体側のカプラを短絡させると、


バックアップランプが点灯した。
てことは、このカプラからスイッチ側の問題っぽい。


スイッチを外した。


カプラで抵抗測定。
スイッチオフで∞。これは正常。


スイッチオンでも∞。ダメじゃん。


スイッチ根元のブーツをめくって、スイッチ端子で抵抗測定。
スイッチオフで∞。


スイッチオンで直通。スイッチ本体は異常ないから、スイッチワイヤからカプラに問題がある。


カプラのアース側とスイッチ端子の間は直通。


カプラの+側とスイッチ端子の間が断線している。


カプラから端子を抜こうと触ったら、端子が腐食崩壊していた。
原因はコイツか。


腐食した端子を除去して、配線先端の被覆を剝いて、+配線とカプラのアースで抵抗測定。
スイッチオフで∞。


スイッチオンで直通。配線は無事のようだ。


新しい端子を組んで、カプラを接続して作動点検。


スイッチオンで、


ランプ点灯。よしよし。


復旧して、バックアップランプ修理完了。
しかし、これだけじゃ終わらなかったのである。
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