連日暑い日が続く。数日前に最高気温が37度になり全国ニュースになったそうだ。東屋に御簾を張ったが10時頃になると東の山の端からの日差しが庭に差し、その反射で急に暑くなる。そうなると脳みそが沸騰し始めとても本など読めなくなる。昼間東屋の気温が最高43度になっていた。たまらず昨日小型扇風機を買ってきたが、熱風が吹き付けてくる感じでちっとも効果ない。あきらめて部屋に戻った。
98年7月にサクラメントに引っ越した日、気温が華氏111度まで上昇し当時レコードと報じていた。乾燥しているのでそれ程暑さを感じなかったのだが、頭皮を貫いて脳に与える熱の影響は湿度に関係なく、暫くすると急に目眩を感じ後から思い出してぞっとしたことがある。それにしても7月の暑さは気温はそう変わらなくとも8月より厳しく感じる。
今月初め田舎に着いた時見つけたドン臭い蚊は、ここ数日動きが俊敏になりやや小振りで羽音が大きく動きが鋭くなったような気がする。暑さがエネルギーを与えたのかも知れない。ブーンという羽音だけで暑苦しい気分にさせる。
2週間前に耕した畑は直後の梅雨の長雨で表土が固まってしまった。昨日鋤の形をした特殊な鍬で今度は畑の表土5-10cmを削った。今までの母の説明だとこれで大豆を植える準備が終ったはずだ。朝9時から11時前までやっただけで暑さでバテバテになった。
今日は早朝7時から恒例の部落総出のドブさらいだ。市の美化運動の一環としてやっているそうで、途中市の職員が見回りに来て挨拶をして帰っていった。市の運動だが実行は自治会ベースで、地域の特色が出ている。
前後で檀家総代の後任を決め、農作業の連絡事項が伝えられる。参加できない人は5000円払うルールに異論があったが、組長は全員参加が前提の行事であり手間賃として考えないで欲しいという説得でそれ以上の反論が無かった。
アパ-トの住人には案内を出すけれども、今年も参加者はないそうだ。かつて一人だけ参加してくれる人がいたそうだが、その後転居され今では誰も参加しなくなった。去年も書いたがこれは田舎も都会も同じだという気がする。
今年は溝のゴミや砂利が増えたような気がした。土地の人は上流の活動で山が荒れた結果砂利が増えたという。溝に捨てられたビールの空き缶が増えたのはどういうことだろう。本流の国道を外れた車が増えたせいか。ゴミは世相を現す。
午後は作業しながら聞いた山の写真を見せてもらいにSさんの家に行く。別の人にはパソコンの相談に乗ることにした。少しずつ田舎の生活になじんできた。■