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田舎暮し雑感11秋(4)

2011-11-21 00:00:52 | 日記・エッセイ・コラム

今年のこのテーマのシリーズは前回で打ち止めと投稿したが、書く事が出来たので少し追加しておきたい。というのも、このところ季節外れの異変で少々面食らっているからだ。異変の理由は11月半ばを過ぎたのにまだ暖かい日が続いているせいではないかと思う。

数日振りに雨が上がったので庭の様子を見ると、普段目立たないところにあるカイドウの花が咲いていた。たしか春に咲く花だったはずだ。今年の秋は一旦気温が下がり暖かくなったので、春が来たと勘違いしたのかもしれない。それは良いのだが、我慢できないことがある。

晴れた日に外に出て東屋でお茶を飲み読書していると、蚊が出てきて私の血を吸い取ろうとする。もうとっくに夏は終わったよと言うのだが聞き入れてくれない。気温が下がると運動能力が低下するはずなのに、叩き落そうと手を打っても意外に軽快に逃げていく。こんな時期に蚊が出てくるはずが無い。夜ベッドに入っても時々羽音が聞える。暗闇の中で音の聞える辺りの顔や頭を叩くが暫くすると又羽音、全く悩ましい。

カメムシをご存知だろうか。刺激を与えると強烈な悪臭を放ち、衣服や部屋にずっと臭いが残る昆虫だ。東京ではついぞ見たことが無いのだが、今秋の実家では例年に無く多い。暖かい日に洗濯物と一緒に取り込み、気が付かないでうっかり刺激すると酷いことになる。網戸やカーテンに何匹かぶら下がり、先日はフトンや床にまでいた。パジャマに着替えたら首筋がゴソゴソして、摘み出すとカメムシだったこともある。アブラムシやクモは許すが、カメムシだけは勘弁して欲しい。

居間で新聞や本を読みながらテレビを見ていると、時々監視カメラのランプが点滅しレンズが左右にパンしている時がある。母の監視用に取り付けたのだが、どうも今は東京にいる家族が私を監視しているようだ。微妙な気持ちだ。監視される母の気持ちが少し分かったような気がする。

母の気持ちといえば、通風になった時母の為に階段やお風呂につけた手すりが凄く役に立った。今回は特に痛みが酷く長引いたので、その外にもバリアフリーにしておけば良かったと感じた所があった。痛みが酷い時はちょっとした段差や、畳と畳の間の敷居でさえ苦痛だった。母は何も言わなかったけど、本当は辛いと思ったところがあったのではないかと思うと胸が痛くなった。■

コメント
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