かぶれの世界(新)

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手段を選ばず後藤さんを救え

2015-01-23 23:07:57 | ニュース
イスラム国が要求した身代金期限を過ぎた。政府は水面下であらゆるルートを通じて人質解放に努めているようだが、菅官房長官は状況は厳しいと表明したという。

このニュースを見た時、私は最初からイスラム国の体質を考えると二人の生命は絶望的だと思ったが、その後の報道によると英米以外の国は内々で身代金を払って人質を解放させているという。欧州諸国は建前は崩さないが本音は自国民を救うた何でもやるという印象だ。今回政日本政府はそれを狙っている、もしそうでなければ是非そうして欲しいと思う。

事件発覚後の報道を見ると後藤さんは大したジャーナリストだ。テレビに出てきて尤もらしいことを言うコメンテーターとは格の違いを感じる。彼がインタビューで「これから起こることは自己責任」だと発言した。彼は起こるかも知れない最悪ケースを覚悟してシリアに入り、何が起こっても自分の責任と言った。

私は何事も結果に対して自己責任をとるべきと普段言う。だが、今回は特別に後藤さんを救出するために日本政府は建前と本音を使い分けてでも出来るだけのことをやって欲しいと思う。彼はそれだけ価値ある日本では珍しいジャーナリストと感じる。普段テレビに出てニュースを報じるエセジャーナリストとは全く違う貴重で特別な人材である。

しかし、国の信頼を守る為建前は守らなければならない。日本が中東諸国に拠出する2億ドルは人道支援だ。逆に同額の身代金はイスラム国の武器購入やテロの資金になる、つまり人道支援する人達の敵に資金提供する二律背反行為になる。絶対的な秘密交渉が出来るのかどうか分からない。だが、分かっていても公式には目を瞑ってくれるやり方で断行して欲しい。■
コメント
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