かぶれの世界(新)

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データ魔

2018-11-06 21:08:43 | 日記
多分、私は「データ魔」だろう。IoTの時代の新資源「ビッグデータ」じゃなく、個人の「マイクロデータ」だが。古いものでは会社勤め時代から定期的な人間ドックを受診して生化学指標の検査結果をスプレッドシートに記録した。仕事がIT関係だったので特に問題なかった。15年前退職後に掛り付け医に血圧を記録したスプレッドシートを見せると、こんな患者は初めてと言われた。

米国ワシントン州に単身赴任した時,初めて継続してデータを記録し始めた。米国では生活必需品の車を購入後、ガソリン給油のたびに走行距離を記録してガロン当たりの走行距離の推移をチェックした。数値の変化でエンジンの不具合を前もって知りたいと思ったからだ。

日本でペーパードライバーだった私は車のことは全くの無知で、何も知らない他国の土地で突然車が動かなくなることが不安だった。パンクでタイヤ交換は自分でやるのが常識と言われ不安だった。幸い初めて買ったカムリは10万キロ以上走ったが、パンク以外は大した故障はなかった。母の介護と資産管理の為田舎にいる時間が増え買った車に乗り続け、母の死後も同じ記録を取っている。

その他に生化学指標とは別に掛り付け医の指示で毎朝血圧を測定している。長年続けていると必ずしも先生が言われた「暖かいと血圧が下がり、寒くなると上がる」という定説通りにならない。今年の酷暑では血圧が一瞬150台になったが気温低下とともに下がり、このところ100-70台に近づいている。自分では異常だと思わないのだが定説とは異なる。

一昨年に自宅を建て替えた機会に前後して電気料金の変化を毎月記録し、旧宅・仮住い団地・新宅のエネルギー効率を記録して違いを目に見えるようにした。併せて田舎の自宅の電気料金との比較出来るようにした。新宅と旧宅のエネルギー効率差は想定通りだったが、今年の夏の暑さは異常で新宅の電気代が旧宅を上回った。田舎ではプロパンガスを使っているので、オール電化の東京宅に比べ意外とエネルギー効率が悪かった。

私の場合、最も充実しているのは15年前から使い始めた家計簿兼資産管理ソフトで蓄積したのデータだ。唯一これだけはケチらずにマイクロソフト(MS)社の有料ソフト「マネー」を購入し、数年後にMS社がサポート中止後(非常に残念!)は無料の互換ソフトを使っている。

このデータを利用してスプレッドシートに展開し資産投資効率を評価したり、東京と田舎の家計簿を合算して我が家トータルの家計簿を作っている。特に効果があるのは、投資した商品の損得が分かれている時に為替を反映した総資産額が一発で分かることだ。同時に銀行の預金口座残高が月末の支払を賄えるか家計簿の役目も果たす。

元データを使えば税金計算とか不動産評価値の推移も簡単に分かる。それが必ずしも嬉しくない事も多い。実家の不動産価値がデータを取り始めてから半値になった時や、リーマンショック後の大損も知りたくなくとも直ぐに分かった。儲かっている時はいいが、損が見えている時には操作を先送りしたくなる。五円十円を節約しているのが空しくなる。しかし止められない。■
コメント
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