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天橋立旅行記(5)天橋立を歩く

2021-12-08 17:59:28 | 旅行記
2日目の朝食はパック旅行お決まりのバイキング形式だった。昨夜の夕食にマスクを忘れて部屋に戻る羽目になったので、気を付けてマスクしたが今度はレストランの入口にマスクが用意されていた。バイキング形式だとつい食べ過ぎるが、皮肉にも不味くて食が進まなかった。こんな皮肉が続く。

8時過ぎにバスに乗り1日目に往復した湾の対岸まで再び走り、籠神社傍の乗場からケーブルカーで傘松公園に上った。展望台から見た天橋立は素晴らしい眺めで、負けずと「股のぞき」写真を撮った。後から写真を見ると私の丸い禿げ頭を初めて見て家族で大笑いした。私も人生初めて見た。

ケーブルカーで下る前にレストランで清掃中の若者に声をかけた。この地も府中と呼ばれることに気づき、「我々は東京の府中から来た、府中って全国にあるよね、何故かな?」と聞いたが分からないという。事前にネット検索すればすぐ分かるのに、何も調べずつまらない質問をした。

ケーブルカーで下りて今度は天橋立の遊歩道を歩いた。距離3.6キロと言われたが、とりつきの部分を除けば2.5キロ程度だそうで、普段歩く散歩に比べれば大した距離ではない。この日も晴れたり雨が降ったりの天候だったが、晴れ間がのぞいた時の山の紅葉はとてもいい景色だった。

天橋立は歩くよりも展望台から見た方が綺麗だった。仮にここに住んだとしたら展望台と歩道を往復するのを毎日の日課としたい。そしてリゾートマンションに住む誰かと仲良くなって、たまにクルージングに出る。内海の阿蘇海ではなく若狭湾を、風が弱い時は外海に出てみたい。

その後天橋立の廻旋橋の袂にある料亭で昼食をとった。家内の希望でカニ料理が売りの旅館と和風レストランが一体となった店だ。私は特にカニが好きだという訳ではないが、一度は旅行を計画したカニ好きの彼女に礼をしたかった。だが、食事中にタイミングよく廻旋橋が90度回転し船が通過した。窓から庭の真っ赤な紅葉越しに見る風景は美味しかった。

昼食後は何と三度目の湾の対岸を走り、前日に行った伊根方面に向かった。丹後半島の突端にある経ケ岬の灯台から外海の日本海を見る計画だった。伊根を過ぎた頃から風が強くなり、海の白波が目立つようになった。今回の旅行は早朝出かけて深夜に戻る、中身の濃い「パック」旅行だ。■
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