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視聴者無視のNHK改革案

2020-08-06 11:03:57 | ニュース
NHKは23年度までに事業規模を7%縮小し、BS放送やラジオのチャンネルを削減すると一昨日報じられた。理由は総務省の指示のもと、NHKが受信料を背景に肥大化し民業圧迫との批判にこたえるためらしい。具体的な縮小計画の議論は不明だが、私は縮小決定の経過に違和感がある。

縮小計画は民放の批判に応えるためであり、番組内容に対する視聴者の声に基づいてないからだ。年の半分を田舎で過ごす独居老人にとってテレビは大事な生活の一部だ。しかし、民放のBSで放送される番組と言えば、殆どがTVショッピング、やけに古いドラマの再放送、韓国ドラマだ。

民放のBS放送には全くやる気を感じず、端から見る気も起こらない。酷い内容だ。NHKの場合も再放送が多いと思うが、民放に比べれば最近の見逃した番組が多く、内容も充実していると感じる。と言っても、NHKでもニュース以外は昼間からBSを見ることはまずないのだが。

つまり、番組の内容から言えば減らすべきは、電波の無駄使いをしている民放のBSだと思う。日本経済新聞の記事(8/4)によれば、放送や動画配信の世界市場はユーチューブやネットフリックスなど米国勢に圧倒されており、予算不足の日本勢は連携して対応すべきだという。

しかし、現在の放送の内容を見る限り民放にそんな能力は全く感じられない。ただゆるゆるの競争関係にして一息つきたいだけだ。私が時折批判するメディアの基本となる地デジのニュース報道姿勢も酷い、ただ日本語の壁に守られている素人集団のように感じる。

コロナ報道で米国の主要メディアはやり方を改善し、対立する両論の支持者に届く報道姿勢に見直して、ネットに逃げた視聴者を取り戻したという。今回はNHKだが、改革を求められているのはむしろ民放だと思う。NHKチャネル削減後は既存メディアではなく、是非とも新規参入社に振り分けてもらいたい。■

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