かぶれの世界(新)

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キャッシュレス時代の狭間で

2014-12-01 17:54:19 | 通販・買い物
外国人観光客が昨年に続き増加して今年は1300万人を突破する見込みだという。外人観光客一人当たりの消費は平均15万円を超えGDPを0.4%から0.5%押し上げるというから大変な効果だ。外国人旅行者の要望が強い無線インターネット環境の整備の為東京都とメトロは今日から無料Wi-Fiサービスを開始するという。観光客だけでなく住民サービスの一環としても歓迎したい。

もう一つ期待しているのがクレジットカードの普及だ。90年代半ばに米国で仕事した時、日常の買い物などの支払いは額によらず殆どクレジットカードだった。私の財布の中の現金は100ドル以下で、今でもその習慣が続いて現金を持たないようにしている。決まった現金支払いが無い場合は財布の中には現金数千円とカードしか携帯してない。それでも滅多に不都合なことにならない。

ところが昨日困った事態になった。娘の夫君の誕生パーティを烏山の中華料理店でやっていざ支払をしようとすると勘定は現金オンリーだという。オーナーらしき店の人が先代からずっと現金商売でしてと申し訳なさそうに言う。家内と息子に聞くと二人とも頭をひねった。現金を持っていたのは娘の夫君だけで、ゲストに立て替えて貰うしかないという申し訳ないことになった。

私には初めての店だがガイドブックに出て来る店でカードが使えないなんて思わなかった。東京では滅多にないが、地方でカードが使えない事態はよくある。実家の近くの農協系のスーパーや、私が良く利用する安価な食品スーパーはどちらも現金しか受け付けない。どちらも大規模なスーパーだ。外国人観光客の買い物は当たり前と思ってカード決済するはずで、出来ないとレジで立ち往生するとか困ったことになる。レストランじゃ返品も出来ない。

昨日娘の夫君がいなかったら私達家族はどうしただろうか。美味しい食事を済ませたのに酔いが吹っ飛びんだろう。図々しい私と違って外国人観光客がそんな目にあったら大変だろう。昨年から富士山や富岡製糸場、最近は和紙が相次いで世界遺産の認定を受けた。地方に向かう外国人観光客が増えると予想され、クレジット会社が争って地方への普及を進めているという。キャッシュレス時代の狭間にいる私達日本人も忘れないで欲しい。■

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