ロシア軍のウクライナ侵攻が当初の予想に反して3週間余が経過、依然として先行きが見通せない情勢にある。先月ウクライナ侵攻が始まった時、NATO側の対策として私は下記の三つの素人提案をした。ウクライナ軍の善戦で想定通り持久戦となった。
(1)ウクライナ軍が地上戦でロシア軍と戦い、ゲリラ戦に持ち込み持久戦に持ち込む。イスラムに出来たのなら、頭のいいウクライナ人なら出来るかも。
(2)米軍とNATOの支援を受け対戦車砲やミサイルをロシア領に打ち込み、ロシア国民に戦争の怖さを教えプーチンの判断に疑いを持たせる。
(3)プーチンのやり方に倣って、ロシア領の他の地域に反乱を起こしロシア軍を二方面に分断させる。出来ればシベリアから東部方面にロシアの軍事力を割かせる(どこか思いつかない)。
だが、残り二つのロシア国民に戦争の恐怖を体感させる為に直接戦争は避けた。その代わりの経済制裁の効果が出るまでにもう一歩というところだ。事情を深刻に捉え戦争反対のデモをしたり、北欧などに出国するロシア人が20万人超というがまだ大きな変化に結びついてない。
戦いの行方がどうなるのか予断を許せないが、ここで後世の歴史家が戦後の世界をどう見るか何が課題か例によって素人予測してみたい。
(1)戦争が一段落した後の世界はIブレマー氏のいうG0時代から、米国と中国の2G時代に入る。世界の警察役は辞めると宣言した米国だが、今回も世界の米国頼りがむしろ鮮明になった。
(2)世界は中国の出方を凝視している。中国が大国であり続けるが、同時に世界を分断するか共に繁栄に向かう役割を果たすか、今回の対応で戦後の世界が見えてくる。何が自国に有利かというより、何が習近平政権に有利か短期的な判断をしそうな気がする。
(3)EUは隣国の危機に際して米国頼りで自らを守る姿勢に欠けた。特に初期の動きが鈍く問題を大きくした。英国が抜けた後の独仏などのリーダーシップの弱さが目立った。
(4)ロシアが強国として存在感を示す時代は終わる。国民が不適切なリーダーを選んだ時、取り換え立て直す力を持っているか、いわば国の総合力が今後問われる。
今回強力な軍事大国ロシアに対し勇敢に戦い、落ち着いた対応をするウクライナ国民を尊敬する。戦後も現在のウクライナが存続していることを祈りたい。一方、国が危機に襲われた時に自ら血を流して国を守らず、世界が米国頼りになる事を恐れる。
世界にはプーチン大統領以外にも北朝鮮のように核を脅しに使う国が増えている。戦争の行方によっては核は役に立つと考える国が増えると思う。昨日府中駅近くの広場でプーチンの脅かしをきっかけに予想したと思われる核戦争反対のデモを見た。私はそれを見てウクライナ人の自ら身を守る姿勢のない他人任せのようで失望した。■
(1)ウクライナ軍が地上戦でロシア軍と戦い、ゲリラ戦に持ち込み持久戦に持ち込む。イスラムに出来たのなら、頭のいいウクライナ人なら出来るかも。
(2)米軍とNATOの支援を受け対戦車砲やミサイルをロシア領に打ち込み、ロシア国民に戦争の怖さを教えプーチンの判断に疑いを持たせる。
(3)プーチンのやり方に倣って、ロシア領の他の地域に反乱を起こしロシア軍を二方面に分断させる。出来ればシベリアから東部方面にロシアの軍事力を割かせる(どこか思いつかない)。
だが、残り二つのロシア国民に戦争の恐怖を体感させる為に直接戦争は避けた。その代わりの経済制裁の効果が出るまでにもう一歩というところだ。事情を深刻に捉え戦争反対のデモをしたり、北欧などに出国するロシア人が20万人超というがまだ大きな変化に結びついてない。
戦いの行方がどうなるのか予断を許せないが、ここで後世の歴史家が戦後の世界をどう見るか何が課題か例によって素人予測してみたい。
(1)戦争が一段落した後の世界はIブレマー氏のいうG0時代から、米国と中国の2G時代に入る。世界の警察役は辞めると宣言した米国だが、今回も世界の米国頼りがむしろ鮮明になった。
(2)世界は中国の出方を凝視している。中国が大国であり続けるが、同時に世界を分断するか共に繁栄に向かう役割を果たすか、今回の対応で戦後の世界が見えてくる。何が自国に有利かというより、何が習近平政権に有利か短期的な判断をしそうな気がする。
(3)EUは隣国の危機に際して米国頼りで自らを守る姿勢に欠けた。特に初期の動きが鈍く問題を大きくした。英国が抜けた後の独仏などのリーダーシップの弱さが目立った。
(4)ロシアが強国として存在感を示す時代は終わる。国民が不適切なリーダーを選んだ時、取り換え立て直す力を持っているか、いわば国の総合力が今後問われる。
今回強力な軍事大国ロシアに対し勇敢に戦い、落ち着いた対応をするウクライナ国民を尊敬する。戦後も現在のウクライナが存続していることを祈りたい。一方、国が危機に襲われた時に自ら血を流して国を守らず、世界が米国頼りになる事を恐れる。
世界にはプーチン大統領以外にも北朝鮮のように核を脅しに使う国が増えている。戦争の行方によっては核は役に立つと考える国が増えると思う。昨日府中駅近くの広場でプーチンの脅かしをきっかけに予想したと思われる核戦争反対のデモを見た。私はそれを見てウクライナ人の自ら身を守る姿勢のない他人任せのようで失望した。■
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