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トランプ2.0は悪くない(ヘンテコ評価)

2025-01-27 14:15:39 | 国際・政治
最初に断っておく、私はトランプは大嫌いだ。私は自由民主主義「アメリカかぶれ」だが、トランプはご都合主義的に民主主義を利用してやりたい放題やりまくる自由主義者だ。だが、就任以来矢継ぎ早に打ち出した大統領令トランプ2.0は、日本のマスコミ報道は決して好意的ではない。だが私には決して悪くないと思う。

トランプ嫌いの私が今のところトランプ2.0は悪くないと評価するのは、評価する基準を変えているからだ。日本がやっていることをマスコミ報道はどう伝えているか比べて良し悪しを判断した結果だ。トランプの代表的な政策は移民政策であり、その第一弾はコロンビアからの不法移民を強制送還が発動された。これに反発したコロンビアに対し25%の報復関税を引き上げを命じた。

私はトランプ流のやり方に顔をしかめながらも、日本だったらどうするか考えた。米国の移民は2020年時点で4000万人、不法移民だけで毎年100万人いると言われる。一方、日本では約300万人の移民がいるが、不法移民は殆どいないといわれる。多分、日本は官僚から国民・マスコミまで国自体がトランプ的だ、言い換えればマスコミ報道は安心してトランプ批判出来るのだ。

もう一つ、私は最近世界的な民主主義の劣化を感じる。日本だろうと欧州だろうと同じだ。民主主義的プロセスが手間暇が余りにスローで、底辺の人達に民主主義のもたらす効果が届かず待ちきれなくなった。一方で頂点に立つ人達には即効で益が得られる。それが民主主義国内でも世界の国々でも起こる。2025年は民主主義の危機が訪れる。トランプ2.0はその象徴的現象と感じる。

私には自由民主主義アメリカの恩恵を被っている世界が、もっとやってくれと期待し過ぎて不満になる。一方でアメリカ国民の多くがもう嫌だと言いトランプがそれに応える、そんな苦労等知らんぷりの日本ではこの手のトランプ批判報道が多いと感じる。単純に言えばトランプ大嫌いの天邪鬼な私が日本的トランプ批判に対して、「そんな悪くない、てめえの事を考えろ」と思った訳だ。

       
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と、ここまで書き終わって昼食後1時半頃に日経新聞の速報が飛び込んできた。何と、トランプ大統領の脅迫を受けたコロンビアがイチコロでひっくり返った。25%関税パンチにおびえて移民送還を受け入れた。これで、ホワイトハウスは世界に勝利宣言した。トランプは益々調子に乗ってやりたい放題になるだろう。つまずくまで・・・■

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