マスコミに見捨てられたバドミントン

今年の全英オープンバドミントンは日本勢の大活躍で終わった。女子単は山口茜、女子複は志田千陽松山奈未組、混合複は渡辺勇大東野有紗組が夫々優勝した。日本人選手が５種目中３種目で優勝するという、メダルが期待された東京五輪の苦杯から立ち直りを印象付けた。凄いと思う。

昨日ニュースを目にしてテレビ中継録画を見ようと思って番組表を捜したが見当たらなかった。地デジはダメでもＢＳかＣＳの放送があるだろうと思ったのだが見当たらず残念だった。昨夏の東京五輪で期待外れの結果に終わって以来、明らかにバドミントンの中継が減った。

日本代表がオリンピックで活躍するとその種目の人気が高まり一気にテレビ中継が増える。代表的なのはカーリングで、昨年の大活躍で新聞テレビの扱いが急増した。そのスポーツの面白さとか関係ない、勝つか勝たないかで扱いが劇的に変わるように私には感じる。

もっとも例外はある。米国とは比べ物にならないほど実力差があった野球だが、５０年以上前に少年野球に熱中していた子供の頃から大人気だった。当時も新聞テレビラジオがトップ扱いで報じた国技だった。今は多くのオリンピック競技種目で日本人選手が活躍すると人気が高まる。

日本では五輪で活躍するか否かでマスコミの扱いが、急変し人気のスポーツが変わる。長くバドミントンファンだった私としては、五輪で勝てなかったがその後の世界大会で活躍したのにマスコミの扱いが急変したのは納得がいかない。個人的には桃田に頑張って欲しいと思う。■