かぶれの世界(新)

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名古屋・日間賀島の気まま旅(2)

2023-12-05 18:12:58 | 旅行記
新幹線で名古屋に到着すると、先ず市内観光ルートを巡るバス(メーグル)で「トヨタ産業技術記念館」を見学した。我が国の産業革命に貢献した豊田自動織機と自動車開発を記録を展示で、驚いたのはIT関連の仕事をする息子や私ではなくこの記念館訪問は家内の希望だったと聞いた時だ。彼女は幼かった子供達を連れて全国の博物館や記念館、原爆ドームなどに行ってくれた。

次に名古屋城の見学に向かった。入場前に家内と息子は名古屋名物の「ひつまぶし」を食べようと隣接するレストラン街の店の長い列に並んだ。私は今回旅行の最大の目的である「日間賀島の魚料理」を夜に備え、昼食は軽く「きしめん」で済ませる積りだったがどの店も長い列で諦めた。

近くのベンチで前日スーパーで買った北海道産のブドウパンを食べ二人を待ったが、小一時間たっても連絡がなかった。メールで断わり単独で名古屋城見学をすることにした。正門を入ると左手に美しい天守閣が見え、左折して小天守閣の横を通り天守閣に近づくとその大きさに圧倒された。

私の故郷の四国大洲城や松山城とか親戚のある長野の松本城と比べ、初めて目にした名古屋城の大きさに驚き圧倒された。途中で若い女の子が天守閣をバックにファンのプラスチック製男性モデルを掲げて写真を撮ろうと苦闘しているのを見て、私は性格上ほっておけず声をかけスマホの写真を撮ってあげた。彼女は写真を見て凄く感謝してくれた。

暫らく歩き天守閣に最接近し裏門(通称不明門という)から見上げて写真を撮った。私のスマホカメラでは天守閣が入りきらず、改めて名古屋城の大きさに圧倒された。そこから先は工事中で東門に近づくと、知多半島に向かう電車に間に合わなくなるので早く戻れと家内から電話が入った。

彼等は食事が長引き名古屋城見学は諦めたらしい。ひつまぶしは名古屋城に勝ったようだ。私は本丸に入る門を横目に急ぎ足で正門を通り抜けると、息子と家内が表通りで手を振って待っていた。バスの時間が無くなったのでタクシーを拾って名鉄名古屋駅まで急いだ。

我が家の今回旅行の目玉は「日間賀島の魚料理」であり、次に振り返ると私的には名古屋城だったと思う。後から聞くと名古屋市民の一番人気は、名古屋城ではなく「名古屋港水族館」なのだそうだ。子供を連れて市民が家族揃って出かけて楽しむのならお城より水族館なのだと思った。

だが、例えば東京都民なら鴨川に行けばイルカショーやベルーガを見ることが出来るので、名古屋に行きわざわざ水族館に行かないと思う。と言いながら我々も翌日帰京する前に水族館を見学してショーを楽しんだ。10年前頃に行った鴨川とは違いショーは動物保護の工夫があった様に思う。■

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