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箱館家族旅行(5)エピローグ

2024-03-08 20:52:36 | 旅行記
函館旅行から戻って5日経って家族に何が一番印象に残っているか聞いてみた。家内は雪だと答え、息子は雪とイカ料理だと言った。私も家内と同じ雪だった。誰一人として函館の夜景とか五稜郭ではなかった。出掛ける前の予想とは全く違った。

今朝目が覚めると我が家の前の路地道や物置の屋根に薄っすらと雪が積もっていた。都心でもちらほら雪が降っているとテレビニュースが伝えていた。逆に雪を見ると函館旅行のことを思い出す。今朝方降った雪は函館の雪とは異なり、水分が多く溶けやすいように感じた。

函館の特に教会を観光した時の坂道の吹き荒れた雪は乾いており、私は行った事はないが私が理解するニセコの「パウダースノー」の様だった。乾いた雪は握っても雪玉にならないらしいが、手足だけでなくコート全体に粉雪がまつわりついて真っ白になった。

だが、元英国領事館の暖かい部屋に入ると靴やコートを白くした粉雪は短時間に乾燥し寒く感じなかった。粉雪が積もった道を歩くとキュッキュッと音がして気持ち良かった。経験では大雪が降って衣服や靴に着いた雪は、直ぐに溶けて濡れたようになり寒々しくなったのだが。

二日目は寒さが緩んだからか広い通りの歩道は雪が解けて固くなったところがあり、時折足が滑る観光客の姿を見かけた。一度小学生の女の子が派手に滑って転び思わず大笑いして「大丈夫?」と声をかけると、両親の笑う声が後ろから聞えて来た。雪質が変化したように感じた。

気温が低いだけではこうはならないと思う。仕事でマイナス15度という極寒のボストンに何度か出張したことがある。その時は普通の革靴で歩いた記憶があるが、それ程「乾燥した雪」という印象はなく滑って転びそうになった記憶もない。マサチューセッツ州は車の滑り止めの塩を撒いていたので、それが違った印象になったのかもしれない。何れにしろ3人ともに楽しい旅行だった。■

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