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かぶれの世界(新)

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リハビリ開始

2005-11-23 18:08:43 | 健康・病気
先週からリハビリを開始した。最初の日は100m程度を歩き、それから500m、1km、2kmと距離を延ばした。急ぎ足で歩くと左下腹部の患部が少し痛く突っ張る感じで、20年前ころやった肉離れの感覚を思い出した。患部の筋肉が萎縮したためと思われる。

先週末医者に行き症状を説明、今週からジムで本格的にリハビリを兼ねてトレーニングを再開したい旨伝え了解を貰った。事故後1ヶ月たちこれで病院での診察治療は終わった。

今週月曜日から市内のジムでトレーニングを再開、1日明けて今日2回目をやった。1ヶ月家で安静にした後やってみて気がついたのは意外と筋力が落ちていないことである。

無酸素運動能力つまり筋力は予想に反し余り低下していなかった。患部付近の筋肉を使うウェイトトレーニングを除くと、怪我をする前とほぼ同じ重量をこなすことが出来た。

しかし、能力低下しないと思っていた有酸素運動(エアロバイク使用)の最大酸素摂取量、耐久力などが1割以上低下した。しかも耐久自転車漕ぎは2回目の今日途中でバテてしまった。

月曜日のトレーニング直前の血圧は最高・最低共に標準値をかなり上回りショックだったが、今日は標準値内に収まっており一安心だった。有酸素運動で血の巡りが良くなり血管のゴミが掃除されたと想像する。

又、通常の歩行時の患部の突っ張り感が改善された。トレーニングの結果萎縮していた筋肉が少し伸び、かつ弾力性を取り戻したためと思う。

怪我した直後はもう完全に回復せず競技バドミントンはもう無理だろうと覚悟した。徐々に老いて行く道を歩むことになるだろうと思ったが、まだ希望が無いわけではないと少しは楽観的な気持ちを持てるようになった。

先日マラソンのQちゃんが肉離れを押して東京女子マラソンに出場し見事優勝したのを見て私もあやかりたいと思っていた。話は違うがスタジアムに戻りQちゃんが手を上げた時スタンドがどっと湧いたのを見てグッと来た。みんなQちゃんが好きなんだなー。■


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米大統領、東アジア歴訪成果なしの意味

2005-11-21 20:52:15 | 国際・政治
訪問成果なしは想定内
ブッシュ大統領の東アジア訪問を日欧米のメディアがどう見ているかざっと見てみた。殆どのメディアは新たな進展や成果は得られなかったと評価している。今回東アジアの4カ国日本、韓国、中国、モンゴルを訪問したが、その中で明らかに最重要訪問国は中国だった。テーマは“米国の考える”民主主義と経済であった。

米国の要求は民主化と経済
米国は中国の民主化促進、特に人権問題の改善や宗教の自由を訴え、中国台湾関係の現状維持、貿易赤字改善の一環として人民元の評価見直し・市場自由化・知的財産の海賊行為の取り締まり強化などを主張した。

民主化要求は無視された
中国は改善すると回答したが具体的には何も約束しなかった。中国は“中国の考える”民主化を進めると答えたが、ブッシュ訪問直前に民主化勢力を逮捕し人権活動家に有罪判決で答えた。記者会見では質問を許さず、ブッシュ大統領の発言の一部をつまみ食いして放送した。胡錦涛国家主席に就任後期待された民主化の動きは停滞、後退したかの印象を与えた。

米中経済関係の深化
一方、経済的には具体的成果は無かったものの、中国独特のやり方で着実に市場の自由化や知的財産保護の強化を進めていくと予想されている。前にも述べたように、日本を含む米中経済は構造的に一体化されロックインされているので、余程のことが起こらない限り経済原則に従って進展が続くモードに入っているからである。

ブッシュは最初から何ら進展がないことを想定し期待レベルを思い切り下げ、何も期待しなかったように淡々とスケジュールをこなした。留守中国内でイラク戦争を追及する議会の動きが急で、どこへ行ってもイラク戦争が追いかけてきてうんざりしたという雰囲気があった。中国の対応には強い不快感を持ったとしても、もはや密接な経済関係を揺るがせる理由などなかった。

新たな成功モデル
しかし、一方のテーマである中国の民主化について私は悲観的である。冷戦終結により米国の資本主義は共産主義に勝利した。長期的に生き残るか疑いがあった共産主義中国は今や形を変え「共産党独裁下の資本主義」になり成功、中央アジア、アフリカおよび中南米諸国の独裁国の成功モデルになったと思われる。米国を中心とする国際社会はこれら非民主国家の支援には熱心ではなかった。

狙いはエネルギー確保だけにあらず
NYタイムスによると、中国はこれら30ヶ国と石油関連の条約を結び、単にエネルギー確保に留まらず貿易額が2000年以来3倍に急増し経済関係が深まっている。更に長年にわたるAIDS・マラリアなどの医療教育・機器・薬支援から始まり、最近では科学技術開発から農業・商業・教育の人材開発にまでわたる広範なものに発展している。

民主化の矛盾
国連加盟国の中国支持国は潜在的な国を含めかなりの数になると見られている。これらの国は米国風の民主主義の押し付けをせず支援してくれる中国を支持するのは至極当然である。中国は米国と対抗(対立ではない)する超大国になることは疑いなく、強固な支持国が国連を舞台にした外交のベースになる。とすれば支持国の政体と矛盾する米国風の民主主義を受け入れる訳にはいかないのである。

新イデオロギーの戦い
ベルリンの壁が崩壊し冷戦が終結後グローバリゼーションの進展とともに東欧やアジアから中東まで“アメリカ風”民主主義のドミノが進むと一方で、中国のアジア・アフリカから中南米の“独裁資本主義”のドミノの挑戦を受けて熾烈な競争が始まったという捉え方が現在の世界をよく説明していると私には思える。■


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中国企業業績悪化

2005-11-19 18:34:39 | 国際・政治
躍進を続けている中国経済だが、個別企業の業績を見るとここに来て業績悪化の報道が流れてきた。例のIBMパソコン事業を買収したレノボやシノペック(中国石油加工)、宝山製鉄、長安汽車(自動車メーカー)などの大手企業である。中国の株式市場は昨年来その不透明性などのため投資家の信頼を失い低調であったが少なくとも公表された業績は悪くなかった。

マクロ的には過熱した経済の引き締めが非常にうまく機能しているが、その結果として国内消費が落ち着き一部に供給過剰が起こっているのが第一の原因のようだ。昨年の7-9月の消費者物価指数は5%超だったが、3Qは1%を切ったらしい。素材から川下商品まで需要が落ち着いた一方で供給能力が高まったためである。該当するのは家電や自動車業界とその川上の鉄鋼・アルミや建材産業である。二番目の原因はガソリンや電力価格は規制により固定されているため、石油高騰によるエネルギー・コストアップを製品価格に転嫁できず業績が悪化した石油化学や電力業界である。

これら産業の多くは過去数年大規模な設備投資を続け、金利負担と設備償却費が膨れ上がり重荷になっていると報じられている。言い換えると中国経済の急成長の継続が前提になっているはずである。これまでのところ中国政府は非常にうまく舵取りをしており、今回の業績悪化程度なら想定内のようである。業績悪化が2期続くと、ウォーニングランプがつくだろう。

私が注目していた某社の大中国ファンド(台湾・香港・中国企業ファンド)は今夏頃からじりじりと値を下げていた。しかし、アナリストは業績悪化はこれら中国企業の株価に既に織り込まれていると見ており慌てた様子は無い。石油価格も落ち着いてきた。しかし電力など設備投資の成果が来年出て供給能力が高まるような分野は過剰供給に陥る可能性があると見られている。石油価格の安定は日米より、実は中国経済にとって非常に重要になるものと見られる。■


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北朝鮮人権非難決議と拉致報道

2005-11-19 18:07:43 | テレビ番組
もう一つテレビ放送について。

日欧米が共同提案した北朝鮮の人権非難決議案が、国連人権委員会で多数決で採択され、12月には総会で採択される見込みとなった。
世界が北朝鮮に人権問題の解決を求めた画期的なことである。

しかし、棄権や反対も多数あった。予想されたことだが中国は反対、韓国は棄権した。

私には強い違和感がある。

ところが、今までテレビのニュース番組を見る限り殆ど報道していない。特に民放は今まで拉致問題では熱心報道し、政府の取り組みが十分でないと批判的な報道が多かったはずなのに扱いが小さい。

韓国、中国に対しては筆が鈍るのか。こんなことではIT企業に買収されそうになると突然放送局の公的な役割を持ち出して国民に支持してもらえるとでも思っているのだろうか。

プライバシーにまで踏み込んだ報道をした拉致家族に対して申し訳なく思わないのか。拉致問題は単に高視聴率狙いの報道ネタなのか。

私は、メディアは常に権力をチェックするという立場をとり政権に批判的な立場をとることは支持する。

しかし、少なくとも政府を批判すると同じ程度に、中国や韓国の拉致問題解決に対して北朝鮮に組する姿勢(反論もあろうが)に対し問題指摘をして欲しい。相手を選ばず見識を持って本質を追求して欲しいのである。

日本メディアも顔が無い、自己主張をしないといわれる日本の特徴を良く体現している。自己主張をしないのは、戦争を煽った大戦前の日本の報道人の反省が未だに脈打っており抑制しているのかもしれない。

外交上正式には言わないにしても、報道を通じて中国や韓国に日本国民の思いを少しでも伝えるべきで、それが拉致された人々即ち国民のための報道となるはずである。それとも本音で国連の決議などどうでも良いと思っているのか?

日本のメディア、特に民間テレビ放送のニュース報道は本当に何とかならないのだろうか。番組内容は視聴者の求めるものであり民意の反映等と本音が聞こえてくる。

日本のメディアにも世界から尊敬される“高い見識を持って主張する”報道マンが出てきて欲しい。先ずは、せめて新聞レベルにまで高めて欲しい。言い過ぎかなー、それとも私の思い込みかなー?■


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漂着ゴミ、偏見を恥じる

2005-11-18 10:25:37 | 受験・学校
昨日NHKの「クロ-ズアップ現代」で日本沿岸に漂着するゴミ問題を報じていた。
特に九州や日本海沿岸の被害が酷いらしい。

プラスチック容器、医療品から冷蔵庫まで海岸に押し寄せ環境破壊がひどい。その清掃だけで小さな地方自治体の予算では負担しきれなくなっている。

見た瞬間、これはきっと経済が急成長している中国や韓国からだなと思った。
確かに、調べてみると中国製や韓国製のゴミばかりだ。

ところが番組が進行するにつれ、逆に日本からのゴミが韓国やロシアから遠くはミッドウェイまで押し寄せている事実が明らかになった。被害は各国沿岸全体に広がっていた。

日本も被害者であると同時に加害者なのだ。

更に番組は進んで、韓国では海岸から引き上げたゴミを買い取るという最も先進的な制度が既に導入され官民での対応が開始された。又、150人の韓国人若者がボランティアで対馬に来て汚したことを謝り海岸清掃して帰ったそうだ。

見ていて私は恥かしさで一杯になった。最初根拠も無く疑った韓国が官も民も我国より余程進んでいる。素晴らしいではないか。

私はいつも情に流されず理を求めていくことを誇りにしていたつもりだったが、気がつかないうちに酷い偏見で予断していた。恥じ入るばかりである。

決して煽ることなく公平な視点で地道に問題を追及していくNHKの番組制作姿勢に敬意を表したい。そして、私の偏見を短い時間で気づかせてくれたことに。■


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