かぶれの世界(新)

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スマホ初心者を貫く

2017-05-22 18:07:28 | デジタル・インターネット
古希のお祝いに子供達に催促してスマホをプレゼントして貰った。スマホを希望した理由は単純で、ある時から家族間の連絡がスマホアプリのLINEに代わり、スマホのない私一人がおいて行かれるようになった為だ。私の従来の使い方でコストパフォーマンスを測れば、スマホを持ってる価値がないと思っていた。だが、家族において行かれるのはコストパフォーマンスでは測れなかった。

そのスマホをプレゼントされ2週間経ったが、今の所はLINE以外はパソコンの延長でメールとニュースをチェックするだけだ。幾らスマホに多様なアプリがあると言われても、スプレッドシートやワープロは断然パソコンの方が使い易く効率が良い。動画を見ることは滅多にない。タブレットでは我慢できても、スマホではキータッチの誤入力やり直しが頻繁に起こりイライラしてくる。

結果的に私のスマホを使うシーンや時間は限られてくる。家内や息子は毎日充電するというが、私は4日に一度充電すれば十分だ。90年代頃の会社勤め時代はフルに使って充電する方がノートPCのバッテリー寿命が長くなると思っていた。だが本当かどうか分からないが、今は途中でも充電する使い方をし完全放電しない方が長持ちするという。当時のバッテリー技術はNiH(ニッケル水素)、今はLiイオンだからなのだろうか。

何れにしろ、私のスマホの使い方は色んなソフトを駆使して能力をフルに活用する使い方からかけ離れた使い方のようだ。初心者の使い方だ。私の子供達は色んなアプリをどこにいてもタイムリーに使って情報入手している。だが、今の所私は是非使ってみたいというアプリも思い浮かばない。写真は例外で、十分デジカメの代わりになる。多分、今後もずっと私は「スマホ最小ユーザー」のままだと思う。■
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田舎暮らし雑感2017(1)

2017-05-19 20:30:46 | 日記
実家に戻り90才半ばだが現役農婦の隣家のお婆さんが元気に過ごしていると分かりホッとした。だが翌日、隣の集落の一回り若い男性2人(といっても80前後の老人)が、今年初めに亡くなったと聞いて驚いた。近所の長老と妹の同級生の雑談で聞かされた。「又また、後家さんが2人増えた」と私は思わず言って笑わせた。男が先に死ぬのは決まり事だ。

この集落では私も長老に次ぐ年寄、順番からいえばそんなに遠くない先にお迎えが来るかもしれない。月曜日に義母の位牌に線香をあげに家内の実家を訪問した時も、義兄とそんな話をした。どこに行っても同じような嘆き節を繰り返すのは我ながら情けない。一方で子供の姿をあまり見かけない方がもっと深刻だと思うが。

田舎暮らしを再開して1週間余りで手がカサカサして来た。東京の新居で食洗器を利用するようになり、家内の退職後たまにやるだけになった水仕事を、田舎の一人暮らしで朝昼晩と最低でも日に3回やるようになったからだ。冬の寒い時期しか必要ななかったハンドクリームを毎日使うようになった。

食事作りにうんざりしてたところで、知り合いのオバサンが母の日の為に作ったという赤飯を差し入れてくれた。以前から彼女は母の仲良しだったからとか、何かの理由を作って時々差し入れをして頂いてる。毎日同じものばかり食っていたので、申し訳ないと言いながら目先が変わったもので気分転換になった。

3日前に堤防沿いの道を散歩中、ユニフォーム姿の若者達が走り過ぎて行った。この春選抜高校野球大会に48年ぶりとかで出場した地元の高校生だ。真近で見ると皆がっちりした身体で特に腿の大きさが目立った。「おい、夏も頑張れよ」と声をかけると、野太い声で返事が返ってきた。もっと早く走れないのかとからかうと、「前日2試合やって今日はクール・ダウンです」という。それを聞いて、今は科学的な練習なんだろうと思った。

田舎に来て3日目に初めて車に乗った時は何ともなかったのだが、5日目に松山に向かう途中オイルの劣化を示すランプが点灯し焦った。昨春車検に出し大した距離を乗ってなかったので車検に問題ありと思って診て貰うと、車に無知な私の勘違いで電気系統の異常だった。調べて貰うと異常はなくアラームをリセットして様子見となったが、それ以降警報ランプは点灯してない。何となく私みたいだ。■
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仮説:ポピュリズムの分岐点

2017-05-18 11:10:10 | ニュース
フランスは中道のマクロン氏を大統領に選び、ドイツ最大州の議会選挙ではメルケル首相を擁する与党が勝利した。他のEU各国でも極右政党に一時ほどの勢いがなくなった模様だ。EUは伝統的な保守・リベラル政党のエリートが仕切る政治の継続を選んだ。英米が仕掛けたポピュリズムの波による秩序の崩壊を拒否し、欧州はより安定志向が徐々に広まっている様だ。

一方、トランプ大統領を選んだ米国は、先週コミー元FBI長官を罷免し混乱に一層拍車がかかった様に感じる。深刻なのはトランプ大統領の振る舞いを不適切とみる米政府内からの内部告発がここに来て頻発し、それを大手メディアが報じて対立が深まっていることだ。大統領就任直後から第4の権力メディアを敵に回し、次に政府内部の身内まで敵に回し内部告発が出ると危険だと以前投稿した通りのシナリオになってきた。

共にポピュリズムの勢いが広がった欧州と米国で何故このような決定的な違いが生じたのか、例によって偏見を恐れず大胆な仮説を考えてみたい。

グローバリゼーションの結果、先進国では貧富の格差が広がった。そのしわ寄せが極端な形で現れたのが、欧州では若者世代の高い失業率、米国では製造業労働者の生活苦・不満という形で表れた。欧州には元々階級社会の残滓が残る中で急激な難民流入、一方米国は世界市場で富裕階級のみが益々豊かになり格差が広がった。これらの要因が絡み合い、米国発のポピュリズムはより中下層労働者に偏たり亀裂が深まった。

不遜な言い方で申し訳ないけど、結果として同じポピュリズムといっても欧州の方が分断がゆるく両岸に知性が残されていた。少しでも(!)知性が残っている限りトランプのような無茶苦茶な人間を大統領に選ぶことはなかった。米国人の中にも知性のある人は恥ずかしくて表立っては言えない所謂「トランプ隠し」をした。換言すると米国ではワシントンに代表されるエリートに対し、余りにも「怒り」が強い人が多かったと言える。

欧州人が冷静になれたのはトランプ大統領の米国を「他山の石」としたこともあると思う。マクロン大統領は政治的には傍流だが、ヒラリーほど著名ではなくともエリート中のエリートだった。それでもマクロンだったのは怒りを抑えて混乱より「安定した生活」を優先したということだ。欧州でも格差が広がっているが米国の超が付くほどの格差ではない。ただ、米国の富裕層が不正をしたというのではなく、世界でビジネスをして富を得たからなのだが。

再度不遜な言い方をするが、社会を知性の有る無しで線を引きそこを境にして権力争いをやるのは極めて危険だ。時に境界線は流動的だ。そして誰の票でも1票は1票、知性の程度に応じて割引されるわけではない。そこに民主主義の落とし穴があると感じる。他にも同じような問題はある。我が国でこの種の最大の問題はシニア民主主義ではないだろうか。だと言って、民主主義に変わるシステムは思いつかない。■
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眠りの「質」感

2017-05-16 15:47:07 | 健康・病気
最近眠りが浅く疲労感が抜けない気がし、その理由はベッドのせいではないかと気に病んでいた。昨年10月新居に引っ越した時、折り畳み式の安物のベッドを買いその上に昔から使っている布団を敷いて寝た。2、3ヵ月経つとベッドの中央部が腰部を中心に少し沈みはじめ、寝返りが打ちにく寝心地が悪くなった。

対策として布団の下に0.4mx1.8m程度の合板を敷いたが、今度は敷布団を通して背中に堅い板を感じて寝心地が悪くなった。畳の上のせんべい布団は大丈夫でも、板の上のせんべい布団はダメだった。映画で見たことのある「堅いベッド」みたいだと思った。ところが、先月「立山黒部アルペン」旅行で泊まったホテルの布団がとても楽だった。「何だ、これは?」みたいな感じだった。

指定されたされた2人部屋用のベッドは家内と息子に譲り、私はカーペット床の上に備え付けの布団を敷いて寝た。この敷布団はいかにも安価なスポンジ製マットレスだったのだが、これが意外にも寝心地がよく熟睡できた。この程度でよく眠れるのだったら何とかしなきゃと思い、近所のモールの衣料系雑貨ショップで‘私らしく’最も安いマットレスを買った。

店内には180N から110Nの表示のマットレスがあり、店員に聞くとN(ニュートン)はマットの硬さの表示で硬い方が良く売れているという(だが、やや高い)。米国に赴任した時日本人は硬いベッドを好むと聞いたことがある。柔らかいマットレスの方が安価で、試し買いの積りで一番柔らかい110Nを買って使ってみた。二日間使用しただけだが、今までになくよく眠れた。たった3000円の投資でこれほど差があるとは思わなかった。

ところが、その後直ぐに四国の実家に戻って、又もや眠れなくなった。実家のベッドは退職後母が買ってくれた当時CMなどで流行していたもので、私なら絶対買わない高価な低反発ベッドだったのにだ。今迄気にしたことはなかったのだが。買ってから約15年たって劣化し、スプリングがへたったせいかもしれない。

専門家でない私が「眠りの質」云々等とは言えないが、感覚的な意味で私の眠りの「質」感がこのところ変わってきたと感じる。布団やベッドの硬さと温度、その時の血圧や体温などの体調、多分年令のせいもあると思う。頻尿も関係しているだろう。これらマイナス要因を組み合わせると、一度寝たら朝まで目が覚めないなんてことは最早期待できない。だとしたら、寝具にもっとお金をかけても良いかも知れない。■
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トランプ vs ニクソン

2017-05-14 11:34:24 | ニュース
トランプ大統領のコミーFBI長官を解任を巡り、解任理由の説明が二転三転、就任直後に忠誠を要求し長官が拒否、大統領が捜査対象になってないと三回念押し、大統領は両者の会話を録音したと脅迫、代行長官が前長官を擁護する証言、といったニュースが雪崩を打って報じられ米国マスコミは大騒ぎしている。

私は録音云々が報じられた時、ウォーターゲート事件で弾劾されたニクソン元大統領のことを思い出した。ニクソンが執務室の会話を録音していたのは有名な話だ。米国メディアはFBI長官解任後にウォーターゲートを連想させる「ロシアゲート」とか「トランプゲート」と呼んでいる。大統領は記者会見を拒否するといつものパターンで脅かし、マスコミが反発する異例の展開になっている。

ウォーターゲート事件はワシントンポスト紙(WP)が執拗に事実を掘り起し大統領を追い込んでいった。その背景には政権の中枢部から内部告発する情報源があったからだ。情報源は当時ポルノ映画のエッチなシーンからからとって「ディープスロート」といわれた。ディープスロートは後年FBIのMフェルト副長官と判明し、WPの名物記者Bウッドワード氏が当時のいきさつを本にして詳細に報じた。

WPの報道は調査報道のさきがけといわれ、後日出版された「大統領の陰謀」やその続編「最後の日々」はベストセラーとなり映画化された。私が日本のマスコミを批判的に見る基準にしている二つの著作がある。Bウッドワードの淡々と事実を追求する調査報道と、ケネディ政権がベトナム戦争にのめりこんでいく姿を感情的に描いたハルバーシュタムの「ベスト・アンド・ブライテスト」である。

1980年頃にボストンに出張した時、休みの日に有名なハーバード大学のあるハーバード・スクエアに行った。そこでニクソン関係の古本を探して結構大きめの古本屋に入った。店員に聞くと「ニクソンものか、それは地下にあるはず」みたいなそっけない反応だった。既に弾劾されて数年たっていたのでニクソンはホット・イシューじゃなかったのだろうと当時思った。国を揺るがした大事件も時が経てばそんなものだ。

米国にはトランプ大統領が今年暮れまで大統領職にいる可能性を云々する記事があると聞いた。私は今回のニュースを聞いて年末に大統領でいられる可能性が100%ではなくなったと思う。大統領はFBIを敵に回し、又もディープスロートになる可能性が出て来た。FBIに愛国的かつアンチトランプがいるという。弾劾に値する決定的な証拠がメディアに用心深くリークされると、まさかの事態が起こるかも知れない。■
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