かぶれの世界(新)

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私はストーカーではありません!

2017-05-04 21:56:43 | 日記
暗闇祭の中日の今日、買物から戻る途中にお囃子の音に誘われ旧甲州街道に出ると、大國魂神社に向かう山車の長い列があった。気が付くと山車の後に続く若い女性から目が離せなくなっていた。細面でキツネ顔、法被ねじり鉢巻きに白足袋、粋な姐さん姿、まるで私の好みだ。即、彼女と話したいと思った。

彼女が近づいてくると躊躇わず横に立ち、山車の上で笛太鼓を鳴らす娘たちに目をやりながら「昨日からずっとやってるのかい?」と聞いた。そんなことあり得ないが、一応聞いた。彼女はニコニコしながら「?」と答えた。お囃子がうるさくて全く聞こえなかった。やむを得ず肩をくっつけて彼女の耳に向かい同じことを聞いた。

彼女は勿論、「いいえ、代わってます!」とニコニコ顔を向けて応えた。「やっぱ、そうだよね」と言って私は彼女を見送った。彼女の肩は意外に柔らかかった。年をとったせいか何でも知りたいと思ったら所構わず聞いてしまう。怪しまれず、嫌な感じをさせないで知らない人と話しするコツを私は身に付けている。

その意味では先週「立山黒部」旅行した時は滅茶苦茶機会に恵まれていた。扇沢で見たインド系とアジア系の混血と思われる若いママは信じられないくらい美しかった。彫りの深い浅黒い顔に長い睫毛の美しい顔にノックアウトされた。彼女と付かず離れず歩き困った様子になると直ぐに手伝うことはないかと聞いた。

そして体よく断られた。何でも話す仲の良いバドミントンクラブのまとめ役に話すと、彼女は開口一番「それってストーカーでしょう!」と言われた。「いやいや、そんなことはない、下心などない。ストーカーじゃないよ、ただ話したいだけ。」と即否定したが、普段の私を知る彼女は私ならやりそうだという顔をしていた。

実はそのあと話した香港からの女性二人連れはもっとキャピキャピな感じで、私みたいなジーサンには興味ないはずだったがそれでも話には付き合ってくれた。海外旅行に行って見知らぬ人と気軽に話す機会はそうはないはず。多分、私は稀な存在だったはずだ。変なジーサンだが悪い印象はなかったと思う。

実際の所、私は常に話す相手が喜んでくれることを選んで話している積りだ。老若男女のスイートスポットを狙って話し始める。子連れのママさんなら子供の年恰好にあった一般的な褒め方をし、うまく行けばそこから具体的な話題に移る。女性でなくとも、例えば若い職人なら天候が悪い時は仕事の大変さをさりげなく聞くとか。

多分、何十年も仕事をして色んな人と出会い交渉して来たからだと思う。昔は海外の会社都の交渉で対等の関係で女性と話するのは苦手で、何とかしなければと努力した結果もあると思う。これが言い訳です。今は特に相手が女性だといっても普通に話せる。私は決してストーカーではありません!■
コメント
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