かぶれの世界(新)

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私的・働きに出る女性

2018-07-14 11:18:49 | 社会・経済
日曜日に長男宅で誕生パーティに参加した時、長男の嫁さんが働き始めたと聞いた。上の子供が小学2年生、下の子が保育園年中組になったのを機会に、週一のペースで働き始めたという。彼女は結婚前に池袋のデパートに出店している外資系化粧品会社の売り子だった。

ナンバーワンの売り子で支店長だったという彼女は、同じ会社に月一でもいいから働いてくれと乞われて、子供がいない時間帯に近くの有楽町のお店で週一のペースで働き始めたという。職場柄お化粧をしてちゃんとした格好で仕事をすることで生活に張りが出来て見るからに元気そうだった。

実は、家内も驚くような仕事を見つけて働き始めていた。近年高尾山口駅内に出来た温泉で週3のペースで深夜清掃する仕事だ。夜10時半に出て行き、朝6時前に帰って来る。そんなハードな仕事を出来るのかと思ったが、彼女は少し腰が痛いと言いながら以前の保育補助より楽だという。

小遣い稼ぎにもなるが、何もしないで家にいるより仕事をする方が良いと言う。私はそれを聞いて直ぐに「止めた方が良い」とは言わなかった。住宅ローンの返済と年金の減額対応で節約させていることもあるが、本人が無理せず生活に張りが出るのならいい、暫く様子を見ようと思った。

我が家の60代後半と40代半ばの女性が揃って働きに出る事態を想像してなかった。だが、我家も世の流れに沿っていた。育児世代の働く女性が75%になり、65-69才の有業率が5年前に比べ7.3ポイント上昇、特に高齢者の就業拡大が目立つと昨日の日本経済新聞は総務省の発表を報じていた。

最後に言い訳。私自身は昨年末に相続した山林田畑を売却し体を動かす仕事は殆どしなくなった。現在はネットや新聞を読み識者と意見交換して、世の中や市場の流れを読み投資判断するのが唯一の仕事になった。外で人と交わり汗をかかないと遊んでいるようだが、自分自身では密度の高い仕事をしていると思っている。■
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愛国者のW杯報道

2018-07-12 12:19:33 | ニュース
7月3日で日本のW杯が終わった。予選トーナメントに続きベルギー戦で日本は予想以上の善戦も2-3で敗れ、帰国後の至極真面目なインタビューが最後の盛り上がりだった。だが、世界ではW杯はまだ続いている。

長年のサッカーファンにとってみれば勝ち残ったベスト8が戦う準々決勝、準決勝が最も見応えのあるゲームのはずなのに途端に放送時間が少なくなった。

普段はサッカーの「サ」の字も言わない民放のお笑い芸人のバカっぽい司会の番組が手の平返しみたいに無くなったのは嬉しい。だが、NHKの録画中継まで減ったり遅れて放送されるようになったのは残念だ。勿論、西日本豪雨が優先して報じられたのは当然だが。

大会が始まると次々と優勝候補が敗れた中、残った有力候補の「フランス対ベルギー」戦の録画中継が今朝方放映された。最少得点で決着したが今大会最高レベルの見応えのあるゲームだったというのが私の印象だ。私はこのゲームこそ見る価値があると思った。

こういう世界最高レベルのゲームの戦略と個人プレーを分析し、日本チームとの差を解説して報じてくれると、ファンの見る目が肥えサッカー観戦の楽しさが増す。若者や子供達に見せるべき試合だ。

今のスポーツ報道は以前指摘した「愛国者の報道」だ。日本チームの勝敗ばかりに拘り、純粋にスポーツを楽しむとか、世界最高レベルの戦いはどんなものかを報じるといった姿勢に欠ける。

サッカーに限らないが見る目が無いものだから、英国等のサッカーメディアが日本サッカーをどう評価したとかいった引用が目立つように感じる。自らの見る目に自信が無いのだ。報じる立場にいるものが自国チームの応援で盛り上がるだけでは寂しい。■
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実感的・老いの衰え(3)と西日本豪雨

2018-07-10 12:10:40 | 日記
一時帰京の最大の目的は家族の顔を見て元気なのを確かめることだった。家族の誕生祝の食事会に参加するため、日曜日に大崎の長男宅を訪問した。我が家の繁殖シーズンは7月で、上の孫が8歳、長男が41才、次男が37才になる。長男家族と細君の母上、娘家族に家内と次男で総勢11人の賑やかなパーティだった。

川崎のコストコで仕入れたという食事に、夫々の家族が持ち寄る食料でテーブルは溢れ食べきれない量になった。5月の母の三回忌以来2か月経ったばかりなのに孫達の成長を感じた。食事の最中もゲームや贈り物に熱中する子供達は、テレビでよく見お利口さんとは違うが溌溂として溢れる元気が頼もしかった。

孫の成長以外にパーティで最も印象深かったことがある。田舎でジョギング中陽に焼けた私の写真のことを聞くと、私の酷く老いた姿に皆ショックを受けたという。それを聞いて私もショックを受けた。そんな積りで写真をアップしたのではなかったのだが。だが、鏡に映る自分の顔を見て、毎度我ながら年をとったと実感していた。

最近低い段差によく躓(つまづ)くと言うと、家内が「私もそう、足が上がってないのよねー」と笑いながら相槌を打った。私はそれを実感して殊更足を上げて階段を上ったりするのだが、訓練の甲斐なく躓く回数は増えている。
市が実施する景気健康診断を先週受け、昨日掛かりつけ先生に結果の説明を受けた。

問題は悪玉コレステロール(LDL)が高く善玉コレステロール比(LDL/HDL=182/66=2.8)だった。私の家族は遺伝的にコレステロールが高く、私自身20年以上同じ傾向が続いているので様子見にして来た。悪化している訳ではないからと。だが、先生はもう年齢的に対処すべきだというが、私はもう1年様子見してくれと頼んだ。痩せていた頃はもっと低く、今後1年食生活改善(揚げ物を減らす等)してみる。先生は懐疑的だった。

西日本豪雨で実家のある大洲市も肱川が氾濫し市内全域に避難命令が出て、スーパーが水浸し断水で困っている多くの人達に話題が移った。娘はネットで被災状況を調べて心配し、田舎に行く時期を延長しろと言った。その夜自宅に戻り知人に聞くと断水状況などの生活の大変さを聞いて、今週末まで帰郷を延期した。彼によると一番大変なのはトイレで、私もそれを聞いて延期することにした。

田舎の身近な方から連絡を受けたり情報を聞き取り、実家の周りの生活がどうなるか大体予測できるようになった。市役所のホームページが全く役に立たないのは失望だった。水道の回復は未定、スーパーの打撃は大きいが既に再開したコンビニはある。遠出すればガソリン給油可という。16日に新聞配達再開を依頼した。15日に帰京して大丈夫か不安があるが、何とかなるだろう。老いの衰えを感じながら頑張ってみよう。■
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西日本豪雨報道の限界(補)

2018-07-09 10:10:21 | ニュース
昨日夕方のNHKニュースで故郷の大洲市の被災状況がやっと報じられた。YouTubeで見た映像と同じような内容で新しい情報は無かった。やはり報道員を全国くまなく配置する訳にはいかないから、スタッフが手薄で大洲市はリアルタイムでカバー出来なかったと思われる。

今回の様な広域豪雨報道で図らずも既存メディアの限界が露呈したということだと思う。市の南側の西予市の豪雨が、普段は直接関係ないような地域の被害の要因になった原因は、地形が第一の要因であり、第二にダム放流という人的な要因があった可能性がある。

肱川ダムの上流の野村ダム放流後最初に市の上流にある地域から氾濫が始まったというから因果関係は明らかだと思うが。大事故なら全国メディアが分析追及することはあっても、このレベルの災害ではローカルメディアが頑張らない限り放置されるだろう。今後の成り行きを見守りたい。

集落の友人によれば昨日から断水が続き、私の明日帰郷予定は延期すべきと助言してくれた。実家は若干高台になっているので水圧が十分ではないためだという。市役所のホームページでは最低限の給水サービスを報じるだけ、全く役に立たない。水道が無いとトイレの処理など大変らしい。

一方、大洲駅の近くで商店を営む大叔母(と言っても同い年)の無事を確認した。何故浸水しなかったのか地理的に理解できないが、理由は何であれ良かった。断水もないらしい。だが、肱川の下流の遠い親戚は浸水があったらしい。長浜の義姉の家も大丈夫だったようで安心した。

昨日参加した家族の食事会で娘が暫く東京にいるよう勧めてくれ状況を確認していたが、上記友人の助言が決め手になり15日まで帰郷を遅らせ、今朝航空便を変更した。それまでに最低限水道が復旧して欲しい。同じく生活の糧であるショッピングモールのスーパーも再開してくれることを祈る。■
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西日本豪雨報道の限界

2018-07-08 10:21:42 | ニュース
最初は台風7号が沖縄から北九州へ北上し、九州と北海道の大雨から始まった。そのうち九州と中四国から京都や岐阜にも歴史的な大雨が報じられるようになった。何時もなら周りの地域が自然災害の被った時も、災害を免れて来た実家のある愛媛県大洲市で死者4名と報じられて驚いた。

それでも多分山間部の土砂崩れとか鉄砲水だろう、個人的に心配なのは築100年を超す実家の雨対策位だとたかをくくっていた。だが、昨夜娘が大洲市を流れる肱川が氾濫したと報じるテレビの画面をラインで送ってきてくれて突然心配になった。

各地の被害の様子を伝えるテレビ放送に食いついたが、注意報と死者数をテロップで見る以外に情報が取れない。これではネット情報しか頼れないと、その後はスマホやパソコンで情報を取りに行ってやっと被害がかつてなく深刻だと分かって来た。

市の中心部を流れる肱川が氾濫し全域に避難指示が出ていた。だが、市役所のホームページはどこの地域でどんな被害状況になっているか全く分からない。地元の新聞すらまともに更新されてないのにはいささか失望した。こういう時頼りになったのは個人がYouTubeにアップした生々しい画像情報が最も的確に現場情報を伝えていた。

確かに今回の自然災害は全国にまたがる異常なものだったので、取材する方も人手が足りず重点報道するしかなかったとは思う。だが、警報が発動されたがまだ大事故になってない篠つく雨の現場を繰り返し流すより、一級河川の氾濫で市内全域が浸水した大洲市の状況を報じて欲しいと思った。

今朝早く6時前に高知県と愛媛県に再び大雨警報が発せられたと聞き、まだ雨が続いているのかと驚いてニュースを見続けた。固定されたように動かない梅雨前線に、南側からの太平洋の大量の湿気を含んだ雨雲がぶつかり、長い大雨が続くのが原因だと今回の西日本豪雨をやっと理解した。

情報取りが落ち着いたところで実家の近くの友人に電話して様子を聞いた。表通りに沿った家が何軒か床下浸水になり、独居老人の様子を見に同級生の地区長が活躍したり、トラクターを高台に移したとか、消防車が水で動かなくなった、高級車を含む4台全て水没した某家の車の話とか、個別に聞くと夫々に深刻だ。

彼によると肱川氾濫の原因の一つは、肱川ダムの更に上流にある野村ダムを一気に放流して氾濫になった恐れがあるという。灌漑用の為水量を貯め込む傾向があるという。そのせいで上流の菅田地区から氾濫が始まったという。肱川ダムはこの可能性を考えて少しずつ放流していたが、同じ水系で統一が取れないと意味が無い。まだ噂段階の推測だが。

昨日から断水が続いているという。私は火曜日までに用事を済ませ実家に戻る予定だったが、それまでに水道が回復しないと困る。しかし、我家の屋根や樋などの雨水対策も定期的にメンテナンスしないと心配だ。知人によると集落の人達はケーブルテレビが止まり状況を把握してないらしい。

多分、残されたお年寄りはスマホもパソコンも使わないのでネット情報も取れないはずだ。テレビが映らないと目隠し状態になる。私はやはり田舎に行くべきだろうと悩む。取り敢えず今日は孫や子供達の誕生パーティに行き楽しみたい。■
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